【あるあるシリーズ】持っている洋服を全部捨てたくなった! | 心と身体のライフスタイル「漢方」

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漢方は漢方薬だけでなく、心と身体からの声を読み解く智慧です。薬に頼るだけでなく、生活習慣や心の持ち方を見直すことで、あなたが本来の自分に戻り、健やかで美しく幸せに暮らす「わくわく養生」を薬を売らない薬剤師・国際中医師の藤巻祥乃がお伝えしています。

こんにちは。
漢方エッセイストの藤巻祥乃(よしの)です。



私の個人セッションで
よく出てくる
あるある話を例に出して
いくつかの症状や不調を
取りあげているシリーズ。


第2回目は、
「洋服が原因ではなく
私側の問題
だった」




冬のある日の夜に
体のあちこちが痒くなって
特に、首の後ろから背中かけて
チクチクして気持ち悪い。

もしかしたら、
化学繊維が原因かなと思い
思いきって肌に

直接触れるものは
化学繊維のものを
全部捨てて、

天然素材のものに変えました。


そうしたら、

少しはよくなったのだけど
やっぱり夜になると痒い日もあり
寝ている間に無意識で掻いてしまい
皮膚にひっかき傷が出来ていました。


そのうち、痒みだけでなく

赤みも出てきて
インターネットで調べていたら
もしかしたら「ダニ」が原因かなと
何だか心配になって寝具も含め
家のダニ駆除をしました。

後から冷静に考えると

家族は、このような症状は、

出ていなかったので

きっとダニでは

なかったと思います(笑)




それでも、
やっぱり痒みが出るので
皮膚科に行ったら

ハッキリした原因はわからず
ただ「蕁麻疹ですね」という事で
アレルギーの薬を処方されました。


皮膚科で頂いた薬を飲んだら
始めの頃は痒みが
楽になったのですが
少ししたら効きが悪くなり
また夜になると痒みが
出て来てしまいました。


夜に痒みが出るようになってから
眠りも浅くなって
夜中に何回も目を覚ますので
ぐっすり眠れずに
日中、眠さとだるさを感じます。


このような方に
お通じの状況をお聞きすると
便秘か、便秘がちに
なっている事が多いです。




この話、皮膚トラブルの
お悩みで

私のセッションにくる

更年期世代の方に
本当にあるあるの話です。


そんな中には、どの洋服を着ても
肌に触れるところに違和感があり
すぐに赤くなってしまって
「持っている洋服を
全部、捨てたくなりました」
なんて言う人もいました!



以前、ブログでも
書いたことがありますが
ここまでの症状ではありませんが
私も閉経してすぐの夏に
暑くて汗をかいた後に
今までに経験したことがなかった
便秘や皮膚のかぶれを
体験した事があるので
この気持ち、よ~くわかります。


このような体の状態に
なっている方は、
敏感肌や肌の痒み、便秘
といった症状以外に
下記のような症状が
出てくることがよくあります。


・口が渇く、氷が食べたい
・肌や髪が乾燥する
・口内炎がよくできる
・寝つきが悪い、眠りが浅い、夢が多い
・寝汗をかく
・何だか不安感や焦りがある
・何だかイライラする
・空咳がでる
・耳鳴りが気になるようになった
・目が疲れる
などなど



これらの症状が起こる原因は、
体に潤いや栄養を与え、
活動した体のほてりを冷ます
体内の「陰液不足」です。

陰液不足の為に、
体を冷ますことが出来ずに
体に余分な熱が残って
肌が敏感になったり、
炎症している状態です。



この体内の陰液とは、
体を滋養する血(けつ)と
体の隅々まで潤す
水(津液)のことです。


漢方では、古い血(けつ)や水が
体内に溜め込んで滞っていると
新しいきれいな血(けつ)や水が
入る隙間がないので
生成されないと言われています。

 

 

そのため、

体内に溜め込んで滞っている
古い血や水分は老廃物なので

陰液としては使えない上

新しいものが生成されるのを

邪魔して不足になることもあります。




体内の陰液(血や水)が

不足する原因は、
外的な環境や

その人の生活習慣
思考の癖など
たくさんの要素があります。


【体内の陰液が不足する要因】

代表的なものでは、

・夜型生活・夜勤をしている人
・辛いものや刺激物の過食
・過労
・月経過多(子宮筋腫など月経トラブル)
・ストレス過多な生活環境
・いつも考え事をしている(思考優位)
・生まれつき体内の陰液の少ない体質
・加齢
などなど


不足するとは、

作り出せないか、もしくは
使い過ぎている事が原因です。


これらの症状は、
更年期世代にだけに

起こる症状ではなく
体内の陰液が不足するような

生活習慣や心の持ち方を

ずっとしていると
若い方でも、出てきます。




ここで、よくある質問ですが
「体内の水分が足りないなら
水分をがぶがぶ摂れば
改善しますか?」


適度な水分を
摂る事は大切ですが
残念ながら、飲んだお水が
そのまま皮膚や内臓を潤したり
体内の余分な熱を下げられる
わけではありません。


まずは飲んだ水分を
皮膚や内臓に運ぶ働きや
その必要な水分を
体内に保持する働きが
しっかり働いていないと
体を潤したり、
体内の陰陽のバランスをとって
適正な温度に下げる
ことが出来ません。


つまり、

更年期のホルモンの乱れだったり
自分で気づいていない
生活習慣や思考の癖
から

心と身体の乱れにより
これらの働きが弱ってしまうから
体内の水分が保持できずに
体内を冷ませなくて
余分な熱で皮膚を炎症させて
蕁麻疹が出てきます。


これらの働きが弱いままで
無理して水分を多く摂取すると
処理できない水分が
体内に停滞し、

体にとって大きな負担となり
頻尿、下痢、手足の冷え、
胃のもたれ、むくみなどが
出て来てしまいます。


「肌やのどの乾燥が気になるので
一生懸命に水分を摂っているのに、
トイレばかり近くなって、
目的の肌やのどが
潤っている気がしない」
というお話をよく聞きますが、
まさに、この状態のあるあるです。



人それぞれ、陰液(血と水)を

不足させてしまう原因は違います。

 

その人の生活や思考の癖から
読み解いて行きます。

 

 

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