イクメン・プロジェクト | 脇谷のりこ

脇谷のりこ

宮崎市議会議員 2期から今度の統一地方選挙では県議会議員選挙に立候補の予定です。

改めて、公式サイトを立ち上げました。

http://wakitani-noriko.com

どうぞご覧ください。

「子育て応援フェスティバル」でファザーリングジャパン・九州(本拠地:福岡)の方が来られて、


講演とシンポジウムが行われました。


「九州男児をイクメンに!」という目的で設立されたようです。



脇谷のりこのブログ「てにゃわん」

女性がこういう団体を作ったり、企画をすると目新しくはないのだけど、


男性がやるとブームになるのですね~


この事業でNPOを立ち上げられたようです。



脇谷のりこのブログ「てにゃわん」

宮崎からは、3人の方に参加いただきました。


主夫で奥様を仕事に送り出したあと、家で仕事をされている方、


お父さんお一人で、娘さんを育ててらっしゃる方、


家事手伝いを積極的に参加されているお父さん、


など、さまざまな境遇でいらっしゃるのですが、


みなさんの悩みを聞くと、女性と同じなんだと、思ったところです。


お父さんがやるとみんなから「すごいね~」と言われることが励みになっているようで、


お母さんが、一人で3、4人育てている人は、まわりから「すごいね~」と言われることはなく、


まけに仕事がもらえず、


生活に困りながらでも、一生懸命子どもを育て仕事をされている方のことを考えたら、


お父さんは、軟弱だなぁ~(^_^;)と思ったところです。





、イクメンが大流行、政府も推進しているので、


ファザーリングジャパン・九州も設立してまだ半年だそうですが、


マスコミには引っ張りだこ。


ご本人たちも「今がブームなので、このまま続けていけるように、メンバーを集めるのが目的」だそうです。


「お父さんの育児参加」「家庭を一番にするための時間の使い方」などを話されました。


育児をしながら自分の時間を作ることは、父親母親関係なく参考になりましたけど、


う~ん、私の個人的な意見だけど、この団体は続くかな・・・


本部が「パパ検定」を企画されましたが、1回したあと続いていないみたいだし、


乳幼児の子育てに参加する父親のありかたについて話されましたが、


「子どもが大きくなったら父親はどうするんですか?」とお聞きしたら、


「子どもが大きくなっても家庭を一番に考えるお父さんになってもらいたい」


「そのために、今後もずっとメンバー同士の交流を図っていきます。」との返答でした。


地域に貢献する父親は?」と聞いたら、


「地域や仕事ばかりに目を向けないで、やはり家庭が一番だということを訴えていきたい」


とおっしゃって、ちょっとがっかり。


私は、子どもが小学生のときには、オヤジの会などに入って子どもを支援し、


子どもが学校を卒業したら、つまりPTAを抜けたら、そのあとは、地域に参加している


お父さんがステキだな~と思うのですが・・・


まだPTAなどのことも知らない世代でいらっしゃるので


ブームに乗って、団体を立ち上げ、そのあとは家庭が一番・・・ではちょっと・・(-_-;)


マスコミがあまり取り上げすぎだと感じています。


団体は長く続けてこそ、価値があるものであり、


イクメンがブームだからと、男性が育児・家事に参加することが一番・・・


ではないような気がします。




育児休業は、根本的に無給(雇用保険での何%かの給付のみ)であることから、


夫か妻がどちらかがしっかり働いて生活が安定していないと、


なかなか取りずらい構図になっています。


また、聞くところによると、この無給の育児休業を1日でも取ると、


ボーナスが20%カットされる・・というのです。


育児休業を取ろうとするときに、このような壁があることを改めて認識したら、


誰だって率先して取得できないでしょう。


育児休業取得ありきではなく、制度そのものを全員が知って


その上で納得してからでないと、無理だと思います。


この制度そのものを変えないと、


イクメンはやはり一過性になってしまうのではないでしょうか。