「現在の状況」では、M8.0以上の大地震が4件ほど起きる可能性を警告
The Big Ones: Scientist warns up to 4 quakes over 8.0 possible under ‘current conditions’
4月18日【RT】https://www.rt.com/news/340033-scientist-warns-big-one-earthquake/ より翻訳
(画像 熊本の地震のあとの救助活動 © Kyodo / Reuters)
現在の環太平洋の状況からは、マグニチュード8.0以上の地震が少なくとも4件を引き起こす可能性があるとし、日曜日にエクアドルで起きた壊滅的な地震はほんの始まりに過ぎない、とある地震学者が警告を発している。
(画像 エクアドルでの救助活動の様子 © Guillermo Granja / Reuters
)
コロラド大学の地震学者ロジャー・ビルハム氏(Roger Bilham)は、エクスプレス紙に次のように話している。
「地震の発生が遅れた場合、何世紀にも渡って蓄積された圧力からさらに破壊的な大地震を引き起こすでしょう」
(画像 4月17日、エクアドルの崩壊したホテルから歩き去る住民 © Henry Romero / Reuters
)
世界中では現在、計38の火山が噴火しているが、それはつまり太平洋地域で地震活動が起こる時期が来ているということになる。
エクアドルでの日曜の地震では現在のところ270名の死亡が確認されており、死者数はさらに増加することが予測されている。
UPDATE: Ecuador earthquake death toll reaches 272 – President Rafael Correa https://t.co/TALEueOOr1 pic.twitter.com/KRdzUOEiAX
— RT (@RT_com) 2016年4月18日
先週、日本の南西部を襲ったM6.5およびM7.3の大地震では少なくとも42名が死亡。余震の続く中、25万人が自宅から避難するよう勧告を受けている。
Drone shoots gaping chasm after Kumamoto quake (VIDEO) https://t.co/a8EIQqIPm3 pic.twitter.com/6MlGfGxzAn
— RT (@RT_com) 2016年4月18日
前回、日本では15,000名の命を奪った壊滅的な地震およびそれに続く津波から5年が経っているが、日本はその経験の再現になることを危惧している。
東京大学の科学者は、これから30年の間に、142,800名が死亡しM8.9であったと想定される1923年の関東大震災に匹敵する地震に見舞われる可能性が98%であると考えている。
しかし日本気象庁の地震学者は、この可能性は70%程度ではないかとしている。
日本では、東京が少なくとも一ヶ月に一度は地震が起こるなど、その地震活動の多さのために世界でも最も厳しい建築基準法が定められている。
Nepal rebuilds with quake-proof Japanese design homes https://t.co/GVE4VMS1BI pic.twitter.com/CSRW2PW6f5
— RT (@RT_com) 2015年12月29日
(ツイッター:日本の地震対策のなされたデザインで住宅を建築するネパールの様子)
建築物は地震に耐えることは可能であるかもしれない。しかし2011年の地震が証明したように、地震に続くことが確実な津波は福島での放射線物質のフォールアウトのようにさらなる被害を起こす可能性がある。
【関連記事】大被害が起こるのを待っている状態・地震断層に近い最も危険な原子力発電所
1年前にはネパールをM8.0の地震が襲われ8,000名が亡くなっているが、インド内務省の災害管理専門家らは1月、同地域での同規模のもう一つの地震が予定よりも遅れていると警告を発している。
(翻訳終了)
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上記RTに掲載の関連記事「大被害が起こるのを待っている状態・地震断層に近い最も危険な原子力発電所」より、川内原発の部分だけを翻訳しました。
(画像: 鹿児島県薩摩川内市にある九州電力川内原発の航空写真© Kyodo / Reuters)
川内原子力発電所は、福島原発のメルトダウンに続き、日本国内では他の50の原発が閉鎖された中、唯一稼動している原子力発電所である。
川内および日本のその他の発電所は、日本海溝という構造プレート(の密集する)場所の近くというその不安定な位置で耐える必要がある。同地域でのプレートの動きから、太平洋にある日本という国は一年当たり概算1,500回の地震を受けている。
(翻訳終了)
【コメント】
本文中に記載のエクスプレス紙の記事では、「96時間の間に7件の大規模な地震が発生し、『巨大地震』の発生が懸念されている」ということで、熊本の地震についても取り上げられています。
http://www.express.co.uk/news/science/661052/SCIENTISTS-fear-the-Big-One-is-COMING-as-four-major-earthquakes-strike-in-48-hours
川内原発の稼動の停止を求める署名活動がなされ、4月23日現在のところ12万人の署名が集められています。
https://www.change.org
RTの報道の通りで今更いうまでもないですが、日本のように世界でも有数の地震活動のあるような場所に原子力発電所という非常に危険な施設があり、しかも福島の後にそれを無理矢理再稼動させるなんて狂気としか思えません。石油価格も現在、急落しているのに・・・
2012年と少し前の情報ですが、こちらの記事の地図を見ると、本当に危ういのだと思い知らされます。
活断層と原発 地震国の危険性直視を~「地震大国なのに原発大国」、「活断層の上にある原発」である事実。安倍政権の「安全運転」に騙されていけない。
この他、アメリカの巨大火山イエローストーンでもまた火山活動を示す兆候が確認されていたり、また太陽活動も活発なようです。
個人的には友人が今一人、ネパールに行っているのも気になりますが。
どうか皆様、防災対策などぬかりなきよう。。。
熊本周辺の少しでも早くスムーズな復旧がされますように。
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