「エンパス」とは

エンパスとは、共感力が非常に高く、また霊的な成長をどこかで望んでいる人のことです。

簡単に言えば、他人の感じていることをまるで自分のことのように感じてしまう能力を持つ人のことです。

エンパス(共感力者)は、繊細で敏感な感性を持ち、よき相談役になったり、誰かをサポートする能力がとても高いです。

また、ヒーラーやセラピストといった霊的な仕事にも適正があります。

人を深く理解できる能力は、この世に光をもたらす存在だといっても過言ではありません。


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アメリカではエンパスは20人に1人なのに対し、日本では5人に1人がエンパス体質だとも言われています。

エンパスが直面する問題について、新しい視点でまとめられたものがありましたので、ご紹介させていただきます。



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あなたの子供がエンパスだった場合、どうしたらよいか
What to do if your child is an empath

【michaelsharp.org】http://www.michaelsharp.org/lightning-strike/child-empath/ より翻訳



子供の頃は、私たちは皆、天然のエンパスです。子供としての私たちは皆、自分の周りの環境に対して非常に感受性が高く、そして周りの命あるものに対して共感します

私たち皆が抱えている問題とは、私たちが成長するにつれ、有害で暴力的な「システム」が私たちの中のエンパス(共感力)をたたき出してしまい、(そうである必要はないのですが残念なことに)結果として私たちは遮断し感覚を鈍らせ、閉鎖的になってしまうようになるということです。

しかし一部の人間は、共感力を閉鎖してしまうことができません。地球という惑星に正式にエンパスとして来ているこの人たちは、どれだけの有害な暴力や虐待を経験したとしても、自らのつながりを失うことがないのです。

ミッキー・マウス風のスピリチュアリティの輝きに目を奪われているような人にしてみたら、「何が起こっても」エンパスでい続けることはよいことのように思われるかもしれませんが、ワインや薔薇のように美しいだけの話ではないのです。

私たちの世界は、非常に暴力的で有害である、というのが現実です。そしてこの世界でエンパスであり続ける人は、絶え間のない脆さ、そして家族や友人、同僚そして(最近増えている)通りすがりの赤の他人が吐き出す暴力的で有害な混乱の元に、やむ間もなく晒されています。

これはエンパスにとって簡単なことではないと言わざるをえません。彼らは痛みを感じ、傷つき、そして長期的には多くのエンパスを破壊してしまいます。簡単に言えば、エンパスの中に毒性が何十年にも渡って蓄積され、そして最終的に肉体的な個体が崩壊します。

たとえ最も強力なエンパスですら、もし適切に保護、サポートされなければ負けてしまうのです。


では、どのようにしてエンパスを適切に保護、サポートすればよいのでしょうか?これは非常に重要な疑問です。

この短い記事では長い間悩み、過重な負担を負っている大人のエンパスについては取り扱いません。幅の広い治療が必要とされる、大きな議題になりますので。

そのかわりこの記事では、両親および教師向けの、エンパスな子供を訓練・保護する方法のガイダンスを少しご紹介したいと思います。

しかし本論に入る前に、こちらでご紹介するアドバイスは通常のエンパス(やエンパス系の人)向けのアドバイスとはかなり異なっているということだけは言わせてください。

エンパス(やエンパス系の人)向けのアドバイスの典型的なものは、「個人に焦点を合わせた」アドバイスであると私は定義しています。

個人に焦点を合わせたアドバイスとはつまり、エンパスだけについてしか考えていないアドバイスで、究極的には問題に対処するのはエンパス側の問題だとしています。

エンパスが与えられた才能に「対処できるようになりたい」と考えている場合、エンパスが現実と「折り合いをつける」方法を学ばなければならない、と教えられています。


現実社会に耐えるために、エンパスは自らのものの見方を「再構築」し、自宅を清浄にし、泣いて感情を表現し、エネルギーを清浄にするために水晶を用い、一定の境界線を作り、自らの天命を認識するなどを行わなければならないと言われています(こちらの記事が典型的な一例です)。



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これまでエンパス向けの「標準的な」アドバイスに出会ったことがあれば、よくご存知でしょう。

しかし残念なことに、このような個人に焦点を当てた対処方法は、根本的な問題解決にはならないと言わざるをえません。なぜなら、エンパスが問題なのではなく、エンパスが耐えないといけない有害な環境こそが問題だからです。

個人に焦点を当てた対処方法は、環境がエンパスに与える重大な意味を無視しているか、あるいはエンパスが生活してる環境は変えようがないもの、あるいは精神的に望ましいものということを前提として受け入れているからです。これらの方法は、地球上の暴力性や有害性を「まあ、それが人生だからね。慣れるしかないよね」という視点で捉えているのです。

エンパスが経験する毒性、暴力性のすべてはある種のスピリチュアルな「試練」や「学び」であるとさえ考える者も、個人に焦点を当てた対処方法を提唱している者の中にはいます。

彼らは苦しんでいるエンパスに向かって、「死にそうに辛いことでも、それで死ななければ、それを経験することであなたは強くなれる」とだけ言って、そのままにしておくのです。

でもそれは、とても非常に間違っています。

エンパスは、この惑星と住人を助け、前進する手助けをするヒーラーとしてここにいます。エンパスは特に感受性が高く、「良識と魂の使者」と調和しており、この現実に耐え、受け入れるのはエンパスの仕事ではないのです。

むしろその反対に、エンパスを暴力や虐待から保護し、健康で全体のままでいることができるようにし、そして無事に成長して行うべき仕事をすることができるようにするのは、私たちの仕事なのです。

おわかりになりましたか?

エンパスがこの惑星の有害な重荷の下敷きになって倒れるようなことがあれば、それは私たちが失敗したのであって、エンパスの失敗ではないのです。

しかし、これはすべてあなたの責任ではないということも、どうかご理解ください。

健康的なエンパス(共感力)に望ましい状況には、世界的で抜本的な改革が必要としており、これは私たちの全員が参加する必要があるものなのです。

もちろん、この世界的な改革が始まって、あらゆる問題を正しい状態に定めるのを待っていなければならない、という訳ではありません。

あなたの周りの非常に感受性の高いエンパスのための環境を改善することは今からでも可能です。しかし私たち皆が行うことができ、重要な意味があり実現可能なことは、この世界のすべての子供たちを守ることなのです。


冒頭に説明したとおり、あらゆる人間は子供時代は共感力がありますが、中でも一部のエンパスな子供は特にオープンで強いつながりを持っています

私たちの子供が共感力を持ったまま成長し、そして自分自身の共感力が健康的で統合的、力強くてヒーリングをいつでも出来る状態にしたいとお考えであれば、彼らが人生の中でももっとも傷つきやすい時期の子供時代、思春期から保護することから始める必要があります。

この点はご理解いただけるかと思います。

大人の攻撃に対して、最も弱いのは子供時代や思春期の時期ですので、私たちが一番に保護を必要としているのはこの時期なのです。

親や教師、スカウトのリーダー、あるいは日常的に子供に接しているその他の人が、子供たちが完全に機能できるエンパスなヒーラーに成長できるようにするために、健康的で有益、保護されていてよい結果をもたらすような人生の環境を作り始める目的で実行することのできるいくつかのヒントをリストアップしました。上記のことを念頭においてご参考になさってください。




(翻訳終了)




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【コメント】

*原文が長いので、記事をいくつかに分割して掲載します。


*社会の分極化が進む世の中で、エンパスの様な存在は私も重要だと思います。

*本文では、エンパス個人に焦点を合わせた対処法に対しては批判していますが、根本的な問題解決にならない対症治療はいえ、エンパスな大人として毎日を生活していく分にはかなり有効で必要な方法だと個人的には思います。







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この惑星は、これ以上の成功者は必要としてはいません。

この惑星が切実に必要としているのは、
もっと多くのピースメーカー(平和を作り出す人)、
ヒーラー(癒す人)、
修復する人、
物語を伝える人、
そしてあらゆる種類の愛をもたらす人
なのです。


ダライ・ラマ



(注意:ダライラマ師に関する、黒い噂については私もいくつか聞いてはいます。しかしそれでも、名言は名言なので掲載しました。その点のご指摘はご遠慮お願いします)






「エンパスと子供の共感力を守る方法・パート1」へ続きます。