世界滅亡に備えたエリート専用の地下シェルター
Doomsday underground bunkers for the elite


7月19日http://mirrorspectrum.com/spectrum/doomsday-underground-bunkers-for-the-elite より翻訳



(本文中の画像はすべてhttp://www.dailymail.co.uk より)



億万長者向けの究極的な地下壕や、世界滅亡の際の逃げ場が最初に作られたのは、冷戦中のソビエトでした。

資金力のある投資家がその不動産全体を購入し、その後かれはその不動産を、2,500平方フィート(約70坪)のユニットに分割しました。各ユニットは5,000平方フィート(約140坪)の2階建てのプライベートな居住空間にアップグレードが可能になっています。

億万長者用の地下シェルターはドイツ国内にあり、巨大な地下の生存目的シェルターとしては、地球上でも最も防衛の整っている施設の一つです。



同施設は、次のものに対する耐久性があります。

・近距離での核爆発
・飛行機の直接的墜落
・生物および化学兵器用の薬品
・衝撃波
・地震
・津波
・電磁パルス
・武力攻撃のあらゆるもの


この防塞は、21,108平方メートル(約6385坪)の面積があり、あらゆるものにセキュリティ対策が施されており、爆発に対する耐久性を備えています。増設された建物部分には、地上オフィスや倉庫施設、そして電車の乗り入れ駅などがあります。

合計で5km以上のつながったトンネル状の地下室が内包されています。

地下の中心的な通行用廊下部分は、複合施設内のほぼどこにでも重機の移動が可能なほど、十分な空間があり広々としています。

すべての入り口の表皮は防護ドアシステム、つまり硬化鋼40トンで水圧式、トラックでの出入りが可能なドアと、もう一つの気密の巨大な鋼製扉のセットによって防備されています。



山頂の岩石構造は、衝撃波の吸収や保温に優れており、温度の安定や湿度の制御の効果をもたらしてくれます。


自給式の給水や発電システム、非常に豊富なバックアップ体制により、地下シェルターが外の世界からのサポートなしで独立して機能するよう保証されています。

また、発電所や病院、レストランなどのエリアや、空気ろ過、冷却システム、そして一連の巨大な防爆扉などもあります。

入り口ゲートが密閉されると、同施設への出入りのできる唯一の方法はヘリコプターだけとなります。

億万長者用の地下シェルターのお値段は、2億ユーロ以上で、再取得価格については約100億ユーロであろうと見積もられており、同シェルターはファーストクラスな家族を収容する準備が整っています。



そしてさらに、動物学的種のコレクション、世界中でももっとも貴重な人工遺物や財宝のアーカイブ、数百万人のドナーのゲノムを保存・保管するDNA貯蔵庫、現代版の「記録庫」などが保管されており、考えうるほとんどの災害や壊滅的状況が起きた場合でも、数年間は自立して生き残れるようにされています。

またその他の個人的な改善点として、プールや映画館、フィットネスジム、キッチンにバー、寝室に豪華なバスルームなども。



全居住エリアには、電力線、給水や下水のための配管、併用空調システム、通信回線、警備システム、インターネットおよび閉鎖された循環システムが提供されることになっています。

Vivos社(訳注:地下シェルターの管理企業で、カリフォルニアが拠点)が全共有エリアを改善・配備しますが、それには次のものも含まれています。

道路、レストラン、パン製造所、醸造所つきのパブ、ワイン貯蔵室、コミュニティ用会議室、礼拝室やチャペル、子供用プレイルーム、教室、研修室、コンピューター室、テレビ・ラジオ局、通信センター、警備センターと拘置所、貴重品保管所、警備用装備・デバイス、浄水施設、深層水の井戸、室内用水・燃料の貯蔵タンク、発電装置、空調システム、核・生物・化学物質のろ過システム、バッテリ・バックアップ電力貯蔵システム、機械の修理店、汚染除去用シャワー、プライベートオフィス、ペットホテル、美容室、シアター、水耕の庭園、完全な設備の整った病院、保管室や倉庫、あらゆる食品および医療用品、交配種でない種子の保管庫やDNAの貯蔵バンク

Vivos社はまた、外界の化学物質や放射性物質、その他の物質などの命に関わるような被ばくに備え、電気を動力とする運搬用車両や防護服なども供給することになっています。

同社によると、世界の終わりは近づいており、生き残る方法を見つけ出す必要があるという同じ意見に到達した人は数百万人はいるとのこと。

そのためVivos社は、いかなる大災害が続けて起きたとしてもそのほとんどに耐えることのできるシェルターのネットワークの構築することこそが、民間で生き残るための解決策としては唯一の方法だと考えています。


大災害は今日、明日には起こらないかもしれませんが、自然や人間によって起こされる不可避なものです。生き残る唯一の方法は、地下シェルターを建築することというのも、間違ってはいないのかもしれません。



(翻訳終了)








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【関連記事】

エリート層が秘密の隠れ家を買い漁っている理由

中国が鉄・米・金・ミルクの買い占め より一部転載(2013年)

「これでもまだ中国の意図・予期していることに懐疑的なら、アメリカを含めた他の政府の動向を見て下さい。どこかの誰かが、空恐ろしい、最悪のシナリオを計画している兆候をみることができます。

ロシア―今年中に5,000基の地下壕を完成させる予定

ヨーロッパノルウェーのスバールバル諸島に「世界の終末用種子貯蔵庫」を設計・建設を急速に行い、何万種類もの種子を貯蔵。小惑星衝突や核戦争などのアルマゲドン的な事態が発生した場合にも種子を保護するとされている。

アメリカ―数千万の非常食や他の必需品を貯蔵
       国全体で行政区単位毎に緊急用の配給センターを設置

(ハリケーン・サンディの被災者にはこれらの配給は一切行われなかったのは興味深いところです) 

国土安全保障省が過去数年で、約20億の銃弾を購入
国防総省は、「大規模な経済破たん」や「市民の暴動」に備えた軍事作戦演習を行っている


(引用終了)





【コメント】

この地下シェルターが販売されているVivos社のHPはこちら
http://www.terravivos.com/


エリート層向け地下シェルターはこれ以外にもいろいろと案があるようですし、一般人が同様に災害などに備えて地下室を作ったりする例もアメリカあたりでは珍しいことでもないようです。

たしかに人災・自然災害などの世界が破滅しそうな条件はいろいろとありますが、桁外れのお金を出してこんな豪華なシェルターに住んで生き延びれたとしても、一緒に住んでいるのが同様に途方もない金額を支払うことのできるエリート層で、しかも自分たちの命さえ助かればあとはどうでもよいという人たちばかりということです。

こんな金額を出すことのできるという時点で世界の災害の一部の原因にすらなっている可能性も高そうですが、地球上でやりたい放題しておいて自分達だけ生き延びたいなど理解の範疇を超えています。

たとえ生き延びても残っているのがそんな人間ばかりで、避難期間が予想以上に長引いた場合には内部で殺し合いなんかも普通にありそうですし、太陽も当たらない地下で生活など私はあまり魅力的には思えません。