今日は楽しい練習日っであったハズなんですが、出張先で体調を崩してしまい自宅待機で体調の回復に務める事にしました。
そこで、捻転運動を引き起こす股間節の使い方について記事を書こうと思いますが、回転運動と捻転運動の運動様式の違いを再確認いたします。
回転運動・・・・上下は同じ運動方向 (回転角度の違いはある)
捻転運動・・・・上下の運動方向は逆の動き
文字では分かり難いので、画像を比較すると一目瞭然。
当たり前ですけど、骨盤の向きはどちらも飛球線と反対の方向を向いてます。
3枚目の左膝から内ももを通るラインと骨盤の関係を凝視して下さい。
捻転運動では、左股関節が外旋で右股間節は内旋してます。
股間節の内・外旋とは、膝を正面に上げた姿勢を例えますと、膝を外側に開いた状態が外旋、内旋はその逆です。
何でそれで骨盤が右を向くんじゃいって思われましたか。
焦らずに、爪先の向きと骨盤の関係を見て下さい。
左脚を上げて膝を外に開くと、爪先も開きますよね。
実際には足裏は固定状態ですから、外旋させた力が伝播して骨盤は右を向きます。
動画にしましたので御覧ください。
左股関節の回転運動も入っていますが、イメージとしてご理解下さい
ハイ、ここで再確認しますが、4つの運動法則・法則1です。
ある方向に限界まで運動すると必ず元に戻ろうとするっで、この動作で左股関節を意識して外旋させた動作が随意運動で、筋肉を引き伸ばした訳です。
すると・・・・・・・・、運動法則1の通り、伸ばされた筋肉は必ず元に戻ろうとします。
そうそう、これは反応の一つですよね。
この動作が捻転運動を引き起こす原動力となります
テイクバックで右の壁を作ろうとか、フォロースイングで左の壁を作ろうや、カカトが上がるを我慢しよう、なんて考えなくてもこの動きを習得すると、そのようにしか動けないのです。
しかしながら、捻転運動だけでスイングが出来ればの話であって、そこに回転運動要素が入ることによって多岐に渡るスイングになってしまうんですね。
自分がそうであるので、良~~~~~~く分かりました。
ここまで来ると、捻転運動に憧れを持ちませんか。
しかし、捻転運動は股間節だけでは起こりません
胸椎と肩甲骨は体幹のある大きなパーツですが、胸椎も捻転すると共に最終的には左右の肩甲骨の内・外転が起こり、これを運動連鎖と言います。
テイクバックで起こった運動連鎖を利用してダウンスイングの原動力とする訳ですが、この時起こる反応を伸長反応と言います。
これが、具体的な回転運動と捻転運動の違いです。
青い線は股間節、オレンジが骨盤、グリーンが肩を想像して頂ければと思います。
回転運動では全てが同じ運動方向ですが、捻転運動では股間節だけが逆の動きします。
捻転運動では反射を利用してオートマチックにスイング出来る要素が含まれているんですね。
回転運動でも、足首などで捻転されていると思いますけど、それではスイングに必要な力(パワー)が足りないので、腕などで補う必要があるのではないでしょうか。ここは私の推測ですが。
ここでその反応を利用して・・・・・、と書きますとトッテモ危ない目に会いますので誤解しないで下さい。
無理やり筋肉を引っ張ると痛めます。酷い場合には肉離れなど大怪我に繋がりますので十分にご注意下さい。反応ですので意識して起こす随意運動とは違います。
それと、骨盤の位置が変わらないように捻転させると腰椎に大きな負担が加わり、最も最悪な運動となります。
腰椎は、捻転運動には得意ではありません。前屈や後屈、屈曲方向に動くことは出来ますが捻転方向には可動範囲が狭いからです。
過去にこれで大変な目に会いました。
その為に、股間節を使うわけです。股間節の可動範囲は肩関節と並んで広いですからね。
っで話を戻しますが、だからこそ、身体の柔軟性を確保する事が必要なんだと改めて納得できました。
可動範囲を広くするほど、反射を利用した運動が可能になるわけです。
そんな事でゴルフスイングに関わらず運動には、適切なポジションから運動連鎖が引き起こすための、随意運動が要ではないでしょうか。
具体的には、アドレスの姿勢、グリップの握り方、球の位置などに繋がって行くと思われます。
全てが適切なポジションを取ったとしても、いきなりコックを入れるような動きからテイクバックしても運動連鎖は起こりません。
これは運動連鎖を表した模式図になります。
難しい説明は置いといて、いきなりコックを入れるような動きでは、運動連鎖は起こらないということでご理解して頂ければと思います。
話がソレてしまいそうなので、今日はこの辺りでオシマイにします。
最後までご覧頂きまして、ありがとうございました。