Words of a Ruler | ふとんの中から

ふとんの中から

詩を沢山書いていきたいですっ

貧弱で盲目な 世界はまだ僕を


許してくれそうにないだろう


衰弱して自由人な 罪人はもう誰もが


嘘をついてると 嘆いて嗤う






静寂が訪ねて 淀んだ僕らに吐き散らした


「君らはもう、自由になれたのかい?」







何も手に入れることは無いと 言いふらしては朽ちてゆく


呆けてたたずむ 顔が嫌に暗かった


心臓片手に遊ぼうか遊ぼうか 遊ぼうよ


カラカラになったあの鳥は 僕の元から消え去った







貧弱で盲目な 世界はまだ僕を


許すはずも無くて


衰弱して自由人な 罪人はまた慟哭して


自由が悪いんだと 叫んで慄いた






歪な塊が 霞んだ声で言った


「お前等はこのまま、自由にはなれないだろう」





些細なことから始まって 喧騒と化した空間で


また一人一人移ろい行く


全く持って等閑だ等閑だ もう適当だ


この手の平に落ちていった 魚はもう息を還さない






そうやってまた人達は 都合よく

勘違いをして 人事のように嘲うのさ





何も手に入れること出来無いと 言いふらして僕は朽ちてゆく


呆けてたたずむ 顔なんてもう見たくないよ


心臓片手にあいつ等は まだ僕等を追い掛け回すんだ


遊ぼうか遊ぼうか遊ぼうよ と喚きながら


こうやって繰り返すうちに 犠牲を弔うかのように


カラカラになったあの鳥は 僕の元から消え去った


この手の平に落ちていった 魚はもう息を還さない




脆弱で傷ついた 花弁もう命を

吹き還す事がないように

貧弱で盲目な 世界はまだ僕を

許すような事はしないだろう