引越ししてから初の更新になります。
お待たせ致しました。


書きかけの項目であった警視庁、セーフティライディングスクールの模様をお送りします。


実はこの日(4月16日)は午前中は雨が降っておりました。
このため午前中のプログラムを早めに切り上げ、天候によって午後のプログラムを続行するか決めることになりました。
先日の天気予報は曇り時々雨で降水確率50%・・・通常誰もが中止となると思うでしょうが、日頃の行いが良かったのか午前の雨が嘘のように晴れ上がりました。
というわけで午後の部続行であります。


午後はバランス走行および2輪コースを使用したスラロームとなります。
発着点→「Uターン」→「千鳥走行」→「一本橋」→「波状路」→
「パイロンスラローム」→「コーススラローム」→発着点へ戻る
で一周となります。


これを何週も繰り返すわけでありますが、かなり手応えがあります。
特にコーススラロームは2輪用コースを使用しているだけあって、午前中のスラロームよりかなりタイトなコースとなっております。
最初はヘタクソ丸出しで、コースアウトしてしまうこともしばしばありましたが、コースの先の先を見通すことによりスムーズに走行することができます。


しかし、腕が無いのもありますが、私の35mmロングスイングアーム、ローダウン仕様のVmaxではこのコースにマッチしていないように感じました。
1速及び2速のギア比もいまいちギクシャクするようでやりにくかったように思いました。


それにしても上手い人は凄いですね。
直線と呼べないような直線できっちり加速してカーブでは限界まで倒し込む・・・とにかく速いんですよ。
十分間隔を開けてスタートしたにも関わらず気が付いたら後ろにぴったりつかれていたなど何とも冴えない場面もありました。


一本橋と波状路は以前から得意だったので特に問題はありませんでした。
ところで波状路をうまく渡るコツは立ち姿勢でタンクをニーグリップし、目線は前で身体は垂直を保つようにするのですが、スーパースポーツなどの前傾が強く、バックステップを装備したマシンなどはかなりやりづらそうにしていました。
普段は格好良くスポーティーに見えるSSもこのときばかりはといった感じでしょうか・・・


千鳥走行は車体をバンクさせずに低速でハンドルを使って設置されたパイロンをクリアする項目であります。
コツはしっかりニーグリップ&上半身の力を抜きリラックスさせるということが頭では分かっているのですがなかなか出来ません。
実はこの項目がいちばん疲れたような気がします。


最後に午前中にも行った急制動をもう一度復習し、閉校式となります。
閉校式では「今回の講習で腕は上がったかもしれないが、その技術はあくまで安全運転のため」というニュアンスの言葉がありました。
速く走るための技術ではなく通常時及びもしもの時の余裕を養うための講習会というわけですね。



ざっと書いてきましたが、たった100円でこれだけ充実した1日が過ごせるとは思ってもみませんでした。
練習ができることはもちろんですが、一日中バイクに乗っていられるというのも大きいです。
また、今回のライディングスクールは自分のマシンを使用するということで躊躇される方もいるかもしれません。
確かに自分のマシンで立ちゴケなんかしたらいやですが、こういった講習は自分が使い慣れたマシンで参加することに大きな意味があると思います。
実際やり終えた後のマシンとの一体感は相当なものですよ。


皆様も一度体験してみては如何でしょうか。


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