以前のエントリーでも記述しましたが、私のmaxはリアブレーキをカスタムしております。
ワイズギア リアブレーキキット1 キャリパー、サポート、ディスク、メッシュホースのお得なセット
しかしこれ、センターがだいぶ(目測1.5mm)ずれておりました。
その隙間たるや、キャリパーとディスクの間にカッターの刃も入らないほどでした。
また、さらに悪いことに内側へずれてしまっているのでキャリパー/サポート間のシムでは対応できません。
ギリギリ干渉はしていないのでそのままでも良いかとも思いましたが、ちょっとのフレで干渉してしまうことを考えるとあまり気持ちのよいものではありません。
(私のほかにも同様のことで悩んでおられる方は結構いるみたいです)
また、片側だけパッドとキャリパーが極端に近づいているため、それだけ熱を持ちやすくなってしまいます。
(パッドの摩擦熱がキャリパーに伝わりやすい)
というわけでまたESPER (総本山)へ行ってまいりました。
上記キャリパーサポートはアクスルシャフトに通すように出来ており、この内側に1.5mm厚のワッシャーを挟むことによってサポートごと外側にずらすようお願いしました。
待つこと10数分、ワッシャー自体が薄過ぎるため削り出すのは困難とのことです。
代わりにサポートの内側自体を数ミリ削り、そうした後既存のワッシャーを挟むことによりセンターを出すという提案を頂きました。
内側に挟むワッシャーというのは、スイングアームとキャリパーサポート間のそれと同一のものです。
製品自体を削ることは少し迷いましたが、元々ずれているものに価値などありませんから、この方法でお願いすることにしました。
再び待つこと10数分、あっさりと削りだし完了です。
センター出し 写真ではちょっとずれているように見えますがこれは撮り方の問題です。
実際にはぴったり真ん中であります。
それにしても小宮さんの仕事は正確かつ丁寧です。
パーツの着脱一つとっても手を抜くようなことは一切無く、見ていて安心感があります。
ここを訪れるVmax乗りが後を絶たないのもこのような小さな信頼の積み重ねがあってこそでありましょう。
もう一つ、上記の削り出しなど、通常では引き受けてもらえないようなことも、足を運んだその場でやっていただけるということも大きな魅力であります。
仕上がりは加工精度もよく、非常に満足であります。
小宮さんありがとうございました。