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やっぱり、シリーズでしたね~
『水の記憶』 に続く、『よろず一夜のミステリー』の第2弾です。
都市伝説を扱うサイトの「よろず一夜のミステリー」は、今回は“呪われた黄金”を扱います。
輝一や真聖の知り合いでもあるレディースクリニックの多嶋江梨子が編集部にやって来て、自分の祖父、タジマフーズ創始者の宗太郎が“金のなる木”を見つけた話をしてくれたことに始まります。
江梨子の知り合いのテレビディレクターが黄金伝説を取材しているので、併せて取り上げたらどうかという提案に乗って、呪われた埋蔵金について調べ始めます。
全般、読み終わっても全体、ぽやんとしてるかな
というのも、誰が探偵役というわけでもなく、主人公の恵が活躍するわけでもないし、私的には結末がやや爽快感がないかも
「犯人はあなたです」的な展開が好きだとたぶん、ややすっきりしない気が
でも、扱うテーマは結構好み
過去に京極堂も扱ってたけど、徐福とかなかなか興味深い題材です
不老不死とか伝承とか、好きなので、内容はわくわくします
もう少し欲を言えば、もうちょっと輝一と恵の関係が素敵に描かれるといいんだけど
今のところ、お互い、自分勝手だからね~
まぁ、そこが「顔だけはパーフェクト」と言われる所以かも
続巻に期待です。
終章では「あっ」っていうのがあって、これはよかった
- よろず一夜のミステリー: 金の霊薬 (新潮文庫)/篠原 美季
著者:篠原 美季
出版社:新潮社(新潮文庫)
2012年11月