腕貫探偵、残業中 | 闇鍋ハロウィーン

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漫画、小説(主にミステリー)等、好きなものについてだらだらと。
「あぁ、分かる~」とか「へぇ」と思って読んで頂ければ。
腐思考(嗜好?)なので、ご注意ください(^ω^;)

『腕貫探偵』 の続編です。

市民サーヴィス課の職員で市民の相談に乗る腕貫男。

特徴がないだの、死神のように白い顔とか葬儀会社の人のようとか言いたい放題に言われてますあせる

淡々と真実を言い当てるけど、不思議な魅力があります。

今回は腕貫男の食道楽っぷりなど、人柄が伺える部分もあります得意げ

腕貫男のことを気に入るユリエさんも登場クラッカーお嬢様で美人にも拘わらず、一代で成功したお父さんの娘らしく、父親のことを「父ちゃん」と呼んだり、江戸っ子みたいな口調で話したりと見た目とのギャップがよくて、好感持てるキャラですにひひ


全部で6話収録されてますが、どの話も表面上語られる事件の話の裏には腕貫男が明かす真相があり、いずれもちょっとブラックな感じでしたあせる

西澤保彦さんの独特な語り口がちょっと背筋が寒くなるようなオチをつけてます。

人間が一番怖いとよく言われるけど、そうかもショック!


腕貫男が食事をしている先で事件にあったり、ユリエが真相解明を持ち込んだりと、前冊に比べて、プラベート感が出てきましたニコニコ

腕貫男とユリエさんの恋の行方も気になるところですし、腕貫男のプライベートも明かして欲しいです。

そういえば、未だに腕貫男の本名が出てないような気があせる


腕貫探偵、残業中 (実業之日本社文庫)/西澤 保彦


   著者:西澤 保彦

   出版社:実業之日本社文庫

   2012年6月(単行本は2008年)