『薬屋探偵妖綺談』シリーズの4冊目
秋が薬の材料にする花・ハーブの仕入れに使っている花屋の店長・カイ(中国語かな)に引き込まれる形でザギとリベザルはサファイアのペンダント強奪計画に加わる。
カイは口のきけない店員・イエンリイのためにペンダントを手に入れたいと言う。
一方、秋は別口の依頼によりサファイアのペンダントの護衛をすることになっている。
ザギは図らずも尊敬する秋と敵対することになり、秘かに高揚感を覚える。
ペンダントを手に入れるため潜入した別荘では殺人事件が起きる。
「秋には内緒で」とカイにサファイア強奪計画に加わることを強いられますが、秋と競争することに少なからず期待をするザギが意外
ザギは“秋至上主義”だと思ってたから。
あと、ザギの本領発揮というか、本人の意に反してのタラしぶりが発揮されます
これはこれで、読んでいてこそばゆいくらい
今回、ザギの悩みも描かれています。
ザギがメインのお話です
ペンダントにまつわる話の辺りではもう涙だだ漏れ
泣けました
ストーリーに裏の裏もあるので、読んでいて面白いです。
そして、秋の謎は深まるばかり。中国でふらふらしてたのか、ヨーロッパでふらふらしてたのか、そもそも、いくつなのよと
最後はザギも同じように秋を底が知れない人だと思い、また叶わない思いも深めます。
↓このマッチョな人が花屋のカイ