参議院議員選挙投票日まで余すところ5日となりました。
この選挙における自民党の目標は改憲勢力で3分の2議席確保です。
その目的は安倍晋三(祖父:岸信介)の悲願である憲法改正(改悪)です。
その改憲案については、実は中身は殆ど語られていません。国民が知るところとなれば、自民党や改憲勢力への投票が激減するからです。
その自民党の改憲案の特長を簡単におさらいしてみましょう。
憲法9条ばかりがクローズアップされていますが、それはカモフラージュであり、実態は壊憲です。
立憲主義(政治を憲法に基づき行う考え方)を根底から覆し、絶対主義(独裁主義、ファシズム等)に代える事が改憲の目的です。
立憲主義は国民ではなく、国家権力を縛ります。
絶対主義は国民を国家の下に置き、国民を縛ります。
自民党憲法草案を見てみると国民に課せられた義務が一気に増え、現憲法に新たに次の7つの義務が加わるのです。
1.「国防」の義務(前文)
2.「国旗・国歌の尊重」の義務(3条)
3.「自由・権利に伴う責任・義務」(12条)
4.「家族の助け合い」の義務(24条)
5.「地方自治体の役務の公平な負担」の義務(92条)
6.「緊急事態宣言下での国・自治体の指示への服従」の義務(99条)
7.「憲法尊重」の義務(102条)
現在ある納税、勤労、教育の3つの義務を加えると国民の義務は10となります。
これだけ憲法に国民の義務が定められている国は極めて異例です。
因みに北朝鮮は8、中国は11です。
改憲されると日本は中国、北朝鮮並みの独裁国家に変貌します。
「立憲主義てなんだ?」と恥じらいも無く平然と口走る自民党議員たち。
有名な憲法学者の名前も答えられず、現行憲法の成立過程も知らず、「私は立法府の長だ」とトンデモ発言をする安倍晋三が先頭に立って進めようとしている改憲。
それがいかに危険なものか容易に想像がつきます。
以下、自分の過去ブログで恐縮ですがリブログ致します。