『なぜ「あれ」は流行るのか?』を読む | 広告魂|コウコクダマシイ

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師匠である日本初! イベント学大学 岡星竜美教授 からオススメされた本『なぜ「あれ」は流行るのか?』を読みました本


今まで手掛けてきたプロジェクトを振り返り照らし合わせながら読んだのですがあせる、クチコミを生み出す6原則「STEPPS」は、意識的に設計して仕掛けていたこと、後付けで流れの中で経験則から何となく感覚的に仕掛けていたことが分かり、いつも後から何かが足らない気持ちになる不安を持つ自分にとって、事前に確認する上でも頭の中で整理された感じがしました。


大雑把に要約ひらめき電球。本では事例を入れながら詳細に書かれていますので、さらに頭の中でイメージが出来ると思います。これから「仕組み」×「仕掛け」をする際にチェックする原則の一つとして使えるかも・・・キラキラ

【クチコミを生み出す6原則「STEPPS」】


(1)ソーシャルカレンシー(Social Currency)

取り上げる話題は、他者の目に映るその人の印象を左右する。奇抜さを見つけること。人々をインサイダー(部内者)気分にさせること。ゲームメカニクスを活用して達成感、他人に自慢できる分かりやすいステータスシンボルを入れる。


(2)トリガー(Triggers)

人々が関連するものと思い浮かべるきっかけとなる刺激要素。人は頭に思い浮かんだことから話す傾向があるため。人々が頭に思い浮かべることが多い商品やアイデアなど話のネタになる、機会が増える。日常生活の中で思い出すきっかけが多く得られるよう工夫。


(3)感情(Emotion)

人は気にかかったものを共有する。感情に焦点を当てる。


(4)人の目に触れる(Public)

目に見えなければ何かを模倣 することは難しい。より目に触れやすくする必要。商品やアイデアそのものに宣伝させ、また買った後や利用した後でも分かる「行動の残滓(ざんし)」を生み出すよう工夫。


(5)実用的な価値(Practical Value)

驚異的な価値にスポットライトをあて、他の人に伝えたくなるように専門的な知識とノウハウを凝縮させること。


(6)物語(Stories)

人々がそれに触れずにはストーリーを語れないほどに伝えたいメッセージをうまく筋書きの中に溶け込ませる。



なぜ「あれ」は流行るのか?―強力に「伝染」するクチコミはこう作る!/日本経済新聞出版社

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