朝、目が覚めると、窓から太陽の光がさしている。こんな光景はしばらく見ていない。さあ!散歩に行こう、と起きたのだが目覚めが悪い。「散歩をどうしようかな」と一人語を言った。
すると
「思ったり、したりするのは二人前だから大変だね」と起きていないと思った夫が言った。
「そうなんです大変なんですよ。でも出かけるね」と言って出かけた。
少し歩くと鶯やカラスの鳴き声、またチュチュと何の鳥か分からけど多分小鳥だろう、さえずっている。鳥たちの声を聴くと散歩に出かけて来て良かったと思う。
今朝の鍋割山は灰紺色で塗りつぶされている。その山を見ながら
この間県外に住む友達と電話で話した事を思い出した。
「家から遠くに出かけられないから、散歩をしながら雲を見たり、
川の流れを見たり、聞こえる音に耳を澄まして聞いてみたり
しているの、すると、同じ散歩道でも毎日違う事が分かったのよ、それが楽しくてね」
「近くの自然を友達にしているのね」 と私が言うと
「そうなのよ、近くの風景も描いているのよ」と友は「自粛生活になったからこそ気づいたこと」だと話した。
毎日見る鍋割山も色々の顔を見せてくれる。道端の雑草も花が咲く種類が変わっていく。空もいつも同じじゃない。周りの自然の変化をを楽しむのには散歩が恰好の機会かも。
久しぶりに朝の散歩で気持ちの良い汗をかいた。
4,8km