東大のグローバル化 | 12才からの海外ボーディングスクール

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長女はまだ中学生といいつつ、震災以降の日本の大学の経営、とくに留学生の獲得にはかつてない取り組みが行われている。

それが文科省の「グローバル30」である。

海外の留学生対象なので、日本国内の中高生や親にはほとんど知られていない。

特徴のひとつ
・ 英語による授業のみで学位が取得できるコースの大幅な増設
は、日本国内の小中高のカリキュラムにも影響を及ぼしそうだと思う。

というか、文科省がこれを推進することで、日本の小中高の変化はこの点に尽きる。
受験システムとか学力、アイデンティティとか文化とかモラルとか、もっと教育の本質的な問題は後回しってことかな。

いまは英語で受講する学生の方は良しとしても、英語で講義をしてくれる先生の獲得から取り組んでいるような状態だと思う。

「そんなことだけ欧米の真似をして」と、海外の学生の反応も冷ややかである。

欧米の大学では、世界中から頭の良い学生の獲得に奔走しているのに、日本の大学は留学生の頭数だけ揃えようとしているようにも見える。

日本国内では10代の子供たちが、スポーツや趣味の時間を削って受験勉強や点数稼ぎの定期試験に取り組んでも合格できない競争率の大学が、さらに日本人学生を減らしてでも留学生を受け入れようって、どうなのだろう。

広き門の留学生が単位と就職を持って行く時代は、日本の親子にとって悩ましい大学選びである。