来月から中3になる長女の日本の同級生ママから、高校留学についての相談が増えて来た。
今やアジアの親子は世界のトップを目指そうと留学しているのに、日本の中学生ママは、
「やっぱり英語くらいは話せるようになってもらいたくて」
という控え目な動機がいまだに多いのには閉口させられる。
高校生になってから一年以内の語学留学をする効果は、日本の高校卒業や大学進学に消極的な子に向いていると思われる。
理由は海外校の少人数クラスや価値観の多様性が自信をつけるチャンスになるから。
また、海外提携校や交換留学の単位を認めてくれる日本の高校ならば、高校生活を充実させられるとも思う。
時期と学年は、高1の秋に北米の9年生または冬から南半球の10年生が理想的。
このための願書提出は、中3の秋からの準備になるので気をつけたい。
日本で進学校に通っているなら、上記の現地校の学年を1つか2つ上げて現地校の卒業留学に切り換える可能性を高めることもできる。
反面、日本の進学校から日本の大学進学を決めているのであれば、語学留学は遅くとも高1のサマースクールまでが望ましい。
中学受験で合格できた子は、まずママが自信を持って海外の進学校にチャレンジしてもらいたいと思う。