ボーディングスクールでは、先生と生徒、親がインターネットで情報共有できるポータルサイトを持っている。
閲覧や編集内容が違うため、同じ生徒の情報を見るためにもログインのIDやパスワードはそれぞれに割り当てられる。
親がおもに見れるものは、選択した授業と時間割、授業の出席状況、成績と担当教師からのコメントやメールアドレス、学費のお知らせなどである。
学期の始まりには、先生からクラスの保護者向けにご挨拶のメールが配信されることもある。
一番気になるのは期末の成績ではあるが、これも各先生が順次入力して行くので、帰国が近づくにつれ、成績が埋まっていき、帰国するころに親子で見れるというタイミングである。
もちろんオリジナルの成績表も郵送されてくる。
出席状況なんて寮にいれば皆勤になりそうなものだが、キャンパスが広くて移動に時間がかかったり、健康診断や個別レッスンなどの時間が授業と重なったりするため、遅刻扱いになっている。
日本の学校では、一人だけ忘れ物をしたり、遅刻することにとても抵抗のあった長女が、「ま、そういう時もあるさ」と厳密にこだわらなくなったところも留学生を感じる瞬間である。