金の糸による肌への働き

クレオパトラも愛用していたと言われている『金の糸』による
【真皮への働き】

老化した肌が健康的な肌に生まれ変わるまでに、「金の糸」はどのようなタイミングでお肌に働きかけるのでしょうか？

金を真皮に埋入すると

毛細血管やリンパが伸びてきて、真皮の組織や表皮細胞の活性化をはかり代謝が高まります。…免疫反応作用

免疫反応の影響でマクロファージ（あらゆる菌を処理する貧食細胞）などの白血球が活性化します。

マクロファージの活動で放出された物質が刺激となり、

繊維芽細胞や酵素により、修復の主な材料である

コラーゲン、

エラスチン、

ヒアルロン酸が生み出されます。

コラーゲンは細胞と細胞の隙間を埋めるように存在し、細胞同士をつないでいます。
コラーゲンは力強く、弾力性も兼ね備えているので、全身の器官は柔軟性を保っていられるのです。

全身の細胞は血管によって運ばれてくる血液から酸素や栄養を得ていますが、すべての細胞が毛細血管とじかに接しているわけではありません。

そこで重要になるのがコラーゲンの存在。

コラーゲンの層は毛細血管からにじみ出てきた酸素や栄養素を、それぞれの細胞内に運び込む細胞間液と共に『通路』になっていると考えられています。

また、細胞にたまった老廃物を毛細血管に回収する役割をコラーゲンと細胞間液が務めます。

【老化したお肌の構造】

表皮
表皮に古い角質がいつまでも残り、透明感もなくなりカサつきやすくなった肌は、水分が蒸発し乾燥した状態となり、その結果ニキビ、肌荒れとなって表皮に現れます。

真皮
真皮の中の繊維芽細胞は、コラーゲンとエラスチンの産生と分解のバランスを保って新陳代謝がなされています。
しかし、加齢とともに分解が産生を上回ってしまいます。
このように繊維芽細胞の衰えがコラーゲンとエラスチンの減少につながり、肌のハリや弾力性が失われていくことになります。
そればかりではなく、皮膚の保湿力に大きな影響を与えるヒアルロン酸の生産も減少してしまうため、肌は潤いを失ってしまい、シミ・シワ・タルミのできやすい状態となります。

エラスチン
ゴムのように弾力があり、コラーゲンとの相互作用により皮膚に弾力性を与える役割を果たしますが、加齢により繊維芽細胞の機能が低下し、生産量が減少している状態です。

ヒアルロン酸
水分をたっぷり含むので皮膚に張りのあるみずみずしさを与える役割を果たしますが、加齢により繊維芽細胞の機能が低下し、産生量が減少している状態です。

クレオパトラも愛用していたと言われている『金の糸』による
【表皮への働き】

真皮で作られた栄養分が、表皮に与える影響力はどのようなものなのでしょうか？

こうして、金の糸による免疫反応作用により元気を取り戻した真皮は、充分な栄養を
母細胞へ運び込みます。

充分な栄養を吸収※できるようになった母細胞は、細胞分裂を繰り返し行い、新しい細胞を次々と押し上げていきます。

一番上の角質層に達した細胞は、ここで丈夫な角質細胞となって、やがてアカとしてはがれ落ちていきます。

この表皮細胞が生まれてからアカとなってはがれ落ちるまでの28日間の新陳代謝のサイクルを
「ターンオーバー」と言います。

こうして金の糸によってターンオーバーの働きを取り戻した肌は、健康でみずみずしい状態へと甦っていくのです。

※充分な栄養を吸収…イオン交換作用
細胞は一番小さく分解された物質だけを吸収することができます。
金を真皮に植入すると活動電位が高まり、自力では分解できなかった物質を分解し、栄養素は吸収され、必要のないものは毛細血管を通って排出されます。

【健康的なお肌の構造】

表皮
表皮のうちに主に角質層には、新陳代謝の過程で作られる細胞間脂質「セラミド」と自然保湿因子「NMF」があります。
セラミドは肌の水分の蒸発を防ぐ保湿機能と、紫外線や細菌などの外部刺激から肌を守るバリア機能を持ち合わし、NMFは水になじみやすく角質間の水分を保持する働きがあります。
セラミドとNMFを多く含んだ肌は、健康的でハリのある状態を保つことができます。

真皮
真皮は繊維芽細胞が活性し、コラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンが豊富に産生されます。
そのため規則正しく新陳代謝が行われ、ハリのある若々しい健康的な肌を作り出します。