ガンバ大阪2010シーズンのデータ集(完全版) | ヒロ・ゴラッソ

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(by副業サッカーライター=hirobrown)
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 天皇杯の敗退が決まり、2010年シーズンの全日程が終了した我等がガンバ大阪は、リーグ戦18チーム中の2位、ナビスコカップはベスト8、天皇杯はベスト4、チャンピオンズリーグはベスト16という成績で終了し、2006年シーズン以来4年ぶりの無冠に終わりました。リーグ戦では5節まで勝利がなく17位だったチームとしてはまずまずの成績だとも言えます。鹿島・名古屋戦といった強豪チーム相手に真価を発揮できていなかったチームに課題もあがりますが、9月には新潟・セレッソ・川崎という上位勢相手に全勝したのはチーム力が上がっている証明といえるでしょう!!さらに、少しずつ若い選手の台頭も出てきたことで、ベンチに経験不足で明らかに使わないような選手を入れたり、一昨年あったアウェイにベンチ入り18人ではなく、17人しか連れて行かない、というような主力・サテライト組の実力差が浮き彫りになることはなく、ベンチ入りさえ激しい争いが行われ、確実に選手層は厚くなったと思います!!コレが2010シーズン最大の成果ともいえるでしょう!!

 ここでは僕が毎試合独断で採点している評価点の平均などの選手個別のデータをまとめいます。

※尚、天皇杯2回戦大阪体育大学戦と3回戦栃木SC戦やナビスコカップ準々決勝広島戦は観戦できなかったので、そちらは出場記録のみの記載ですのでご了承ください。

 

ではさっそくGKから行きます!!

GK

万博に集いし青と黒の戦士  
1藤ヶ谷陽介 29歳

リーグ34試合(先発34)3060分44失点、評価6.03

ACL5試合7失点、評価6.17

ナビスコ2試合(先発2)180分2失点

天皇杯5試合(先発5)510分9失点、評価6.5

スーパーカップ90分、評価6.5

 安定しないチームの中でかなり高いパフォーマンスを出したと思います。彼がいなければ勝点ももっと少なかったでしょう。監督も「アイツのおかげでいくつポイントを拾ったか解らない」ってコメントだしてますし。

 ただ、僕としてパフォーマンス以上に彼の今シーズンで評価したいものがあります。それは故障などコンディション不良がなかったことです! リーグ戦は全試合フル出場。昨年まではとにかく故障などもありフルシーズンを乗り切ったことがない。松代さんの引退で最も懸念していたことはコレだったんですよね。僕は監督と同じように藤ヶ谷選手にはワールドクラスな身体能力があるんではないか、と思ってるので、そういうGKとしての能力面では全く心配してはいませんでした。とにかく怪我さえなければ少なくとも日本代表GKになってる、と今でも思ってます!だからこそ怪我が怖かった。ただ、現在まで日本代表に召集歴はありません。今後召集されてもおかしくはないパフォーマンスを披露している選手と言えるでしょう!!

 パフォーマンスもジェルソン新GKコーチのおかげか?以前よりもしっかり踏ん張りが最後まできくような1対1で強さを発揮したり、課題だった足元のボール扱いも安定感が出てきたような気がします。ハイボールは日本人GKにはない強さを以前から持っていたので、「ガンバ大阪最後の砦」に今後も期待したいと思います!!

万博に集いし青と黒の戦士
19河田晃兵 23歳

出場なし、ベンチ入り2試合
今シーズン、福岡大学から加入。昨年の天皇杯で対戦した歳に出場していたアンダー世代の代表GKで、大学サッカー界ではナンバーワンと言われていた存在。その能力は、フル代表召集経験もある同世代の林彰洋をも凌ぐともいわれている逸材!

新体制発表会では西野監督から「彼はガンバに6点とられた、というアドバンテージがある」とキツイジョークをとばされたりもしました。

そんな中、シーズン開幕直後のACL水原戦とスーパーカップでベンチ入りを果たしました☆

ジェルソンGKコーチの練習が厳しく「まったくついていけない」とへこむ毎日のようです。

が、GKは経験が必要なポジションですし、試合中でも試合に出られない状況でも辛抱することが大事なポジション。上記の2試合以外はベンチからも外れていますが、ぜひともプロの厳しさに辛抱して逞しくなってベンチに帰ってきてもらいたいです!!

万博に集いし青と黒の戦士
26太洋一 28歳

ベンチ入りなし

昨年、ロアッソ熊本から移籍してきた長身GK。未だにガンバでは一度もベンチ入りはありません。

練習試合に出ているのを観たことがあるのですが、・・・・・・・。第4GKです。

アンダー世代では代表歴が豊富なようですがプロでの出場経験は浅い。が、現在のガンバのGK陣では試合出場経験も年齢も上から2番目です!

 少し天然キャラのようですが、ムードメーカー的な存在として活躍してくれているようです!

そして何を隠そうこの人は現在のガンバで最もファンサービスが良い選手だと思います!爽やかっていうんですかねえ。気の良いお兄さんです。試合にも絡めてないからサイン求められることが少ないのも解っていながら最も良い表情をファンサービスゾーンで見せてくれる彼にはどこかで活躍を求めたいところです!!

万博に集いし青と黒の戦士

29木村敦志 26歳

ACL2試合(先発2)180分1失点、評価6.25

昨年末の天皇杯準決勝でプロ入り後初の公式戦出場を果たした苦労人。

松代さんが去った今シーズン、ACL初戦とスーパーカップ以外は全てベンチ入りと完全に第2GKとして藤ヶ谷陽介を支えています。風貌から「浪速のブッフォン」と呼ばれています。

彼の特徴は飛び出しの上手さでしょう!!相手の決定機を止める、っていうより未然に防ぐっていうスタイル。練習試合で観ましたが、このスタイルが悪い方向に出て、無理にクロスをとりにいってしまったりっていうことが見受けられたりしましたが、そういうのは試合勘ってものも絡んでくるでしょうから一概にはいえない。

ここまで彼が出場した公式戦は3試合とも相手(仙台、河南、アームド・フォーセズ)のシュートがほとんどなく、枠内に来たシュートが皆無に等しかったので正確なポテンシャルを測ることはできていません。しかし、上記にあげたように、果敢な飛び出しから未然に相手のクロスやスルーパスに反応する能力はいいものを持っていると思われます。それには彼の「通りやすい声」があると思われます。藤ヶ谷にはないコーチングの声の良さは、彼のピンチを未然に防ぐスタイルにも繋がっていると思われます。

そして、キックの精度も良く、バックパスも上手く処理してくれるので今後も第2GKとして起用されていくでしょう!!
 プロ入り8年目で最も大きいチャンスを得ましたが、 結局はACLでの2試合の出場にとどまりました状況です!松代さんにも「トップの試合に出られなくても常に腐らず準備をし続けている」として、「能力、人間性ともに申し分なく、将来の守護神になれる選手」と言ってもらっている人間だけ今年こそ目に見える飛躍の1年にしてもらいたい、と思います☆

DF

万博に集いし青と黒の戦士

2中澤聡太 28歳

リーグ32試合(先発32)2825分4ゴール、評価5.77

ナビスコカップ2試合(先発2)168分無得点

天皇杯4試合(先発4)399分無得点、評価6.25

ACL6試合(先発6)492分1ゴール、評価5.64

今シーズンは少しツイテない印象。ACL開幕戦で負傷交代したり、目のまわりを大きく腫らしてパンダみたいになったりという不運。特にパンダ目になっていたときはプレー内容も酷かった。視力の低下なのか?

調子が戻ったが、ガンバ入団後の3年にあったガッツ溢れる雑草魂が薄くなってきたようなこの序盤戦だった。

 それでも、現在のガンバのセンターバック陣は彼を中心にまわっていると言っても過言ではないので、エリートの多いガンバの選手の中にあって、彼のような雑草型の苦労人はいいスパイスを効かせてくれていると思うので、是非ともガッツ溢れるプレーをもっともっと観てみたい!!カシコまらずに自分らしいプレーを期待したい!

ルックスはもちろん、ブログも面白いし、色んな魅力をもった彼だからこそもっと期待したいです☆

 中断明けは本来のガッツあふれるプレーが戻ってきた!!今シーズンリーグ32試合スタメン出場のガンバ守備陣の要として今後も期待してます!!また、新生日本代表に呼ばれていい選手だと思うし、明神・山口・ルーカスが怪我がちなので、来年はキャプテンにも推したい選手でもあります☆

 彼の欠場が天皇杯敗退に大きく影響があったと思います!!それぐらい影響力のある選手だと思います☆


万博に集いし青と黒の戦士

4高木和道 30歳

リーグ31試合(先発29)2609分2ゴール、評価5.50

ナビスコカップ2試合(先発2)180分無得点

ACL7合(先発7)585分0ゴール、評価5.44

天皇杯3試合(先発3)255分無得点、評価5.25

スーパーカップ90分0ゴール、評価6.5

智さんの負傷で開幕から連続スタメン出場が続いた移籍2年目の元日本代表センターバック。もちろん好調ではない。もしそうなら、今頃ワールドカップメンバーに選ばれていたかもしれないクラスの選手。ガンバでは昨年終盤に左サイドバックで出場機会を得たが、センターバックとしては荷が重いのかもしれない。

昨年、ずっと続いた試合に出れない時期を乗り越え、本職ではないポジションでチャンスを掴み始めチーム残留を決心してくれた選手だけに何とかしてあげたい!というのがサポーターの気持ち。

  ワールドカップの中断明けから智さんに代わり、本職でレギュラー定着も、DFラインを下げすぎてしまうことが多い印象が強いが、足元の技術が高いだけに、もう少し前で踏ん張ることで脱皮できるような気がする☆

 が、カウンターからポジショニングの悪さとスピード不足をつかれて失点するケースも多く安定感を欠く。

万博に集いし青と黒の戦士

5山口智 32歳

リーグ18試合(先発15)1302分0ゴール、評価5.53

ナビスコカップ2試合(先発1)92分無得点

天皇杯5試合(先発4)399分無得点、評価5.83

ACL3試合(先発3)270分0ゴール、評価5.5

まさかのキャンプ初日に怪我し、長期離脱。ただでさえ、4年間続けていたゲームキャプテンを退いき、副キャプテンと役割を替えて難しいシーズンだったはずなのにツキがなさすぎる。そして彼がいないとガンバのサッカーができないことを痛感した。ずっと彼に頼りっぱなしだったことがよく解ったのが今シーズン序盤だった。

 復帰後も足に大きなサポーターをしていることから怪我が治りきってだろうし、足を引きずるシーンもみられた。失点に直結する信じられないミスもした。失点も多い。でも、彼の復帰後、ゴールが増えた!彼が不在の間はスコアレスが多かった。これが全てでしょう!

 聡太と和道ではビルドアップのバリエーションも少ないし、ラインを下げすぎてしまうこともしばしばある中、その統率力でDFラインを押し上げ、気の利いたパスで中盤をサポートする。これがガンバのセンターバックの定義であり、山口智という選手でしょう!!

 ずっと長期離脱を経験しなかった人間がピッチの外からガンバを観た!

 リーグ中断明け後、和道にレギュラーを取られるも、終盤の投入が多いのはやはり西野監督の信頼はまだまだ厚いっていうことだと思う!!和道がベンチだったら終盤に守備固めでも投入はほとんどなかったので。

  また、今シーズンは若手や今まで不遇をかこってきたサテライトの選手が結果を出してきたり、トップとサテライトの距離を感じないのは、彼がこういった選手達の側に立って、こういった選手達を上手くまとめているのではないか?とも思う。

 怪我人と離脱者続出だったリーグ戦アウェイの新潟戦ではボランチでスタメン起用されて勝利に貢献。リーグ終盤戦でには累積警告で出場停止になった中澤、高木、安田理、武井の4人の出場停止時にも智さんが起用され、全3試合ともフル出場し、勝利に貢献した☆

万博に集いし青と黒の戦士

28菅沼駿哉 20歳

ACL1試合(先発なし)48分0ゴール、評価6

天皇杯1試合(先発0)21分無得点

スーパーカップ90分0ゴール、評価6

今シーズン初の公式戦、ACL水原戦にて聡太が負傷し、交代でスクランブル出場=公式戦デビュー!!

続く、スーパーカップ対鹿島戦では初スタメンでフル出場。堂々としたプレーで及第点以上の働きをしてくれた。

高校生の頃からプロになってからのことを考えて計画的な筋トレをしていた、という屈強な体幹を生かしたフィジカルバトルを挑むガンバにはいなかったタイプのセンターバック。

上記の2試合以降は出場機会がないが、ベンチ入りメンバーには常にエントリーされている。また、アンダー世代の代表にも継続的に召集されており、今後が楽しみな選手だけにチャンスを与えてあげたい!!

現在はベンチからも外れ、サテライトでは右サイドバックとして奮闘中!!!

天皇杯大阪体育大学戦で久しぶりにトップチームのゲームに途中出場!!も、終盤に2失点しまった。

11月にアジア大会のU-21日本代表メンバーに選ばれて、控えメンバーながら優勝に貢献。大会1試合出場。

万博に集いし青と黒の戦士

30内田達也 18歳

出場なし

今シーズン、ユースから昇格した「宮本恒靖の後継者」。昨年のU-17代表でもキャプテンを務めた選手。

ただ、身体能力に乏しく、高レベルのカヴァーリングとビルドアップに積極的に絡める足元の技術を生かすためにボランチも視野に入れている様子。すでにACLではベンチ入りも経験。32節湘南戦でベンチ入り。

〔サイドバック陣〕

万博に集いし青と黒の戦士

6下平匠 22歳

リーグ6試合(先発3)288分0ゴール、評価5.25→5.67

天皇杯4試合(先発3)255分1ゴール、評価5

ACL3試合(先発3)249分0ゴール、評価4.83

昨年の天皇杯対流通経済大学戦で大学生に翻弄されたところから出場機会を失っている状況を現在も変えられない、というところか。左足のキックには抜群の精度があるし、ガンバには珍しいキックの軌道を蹴れる選手なので貴重な存在。せめてACLで格下相手の試合ならもっと積極的にプレーしてほしい!!

この人が輝きを取り戻せばきっとガンバの選手層が大きく拡がるし、チームのスタイルも大幅に変わると思うので、後半戦の奮起に期待したい☆「左サイド下克上」

が、中断明けの故障で離脱。21節、磐田戦でベンチ入り!!天皇杯と新潟戦でスタメン起用もインパクト残せず、まずは天皇杯で信頼回復を!!と願ったが、準決勝でコンディション不良から大失態で敗退の要因に。

 そんななか、大阪体育大学の左サイドバック藤春の来期加入が決定。来期は放出されるのか?それとも本人が希望しているのか?いずれにしても今シーズンオフの去就が注目される選手。

万博に集いし青と黒の戦士

13安田理大 23歳

リーグ32試合(先発30)2695分1ゴール、評価5.98

ナビスコカップ2試合(先発2)180分無得点

天皇杯5試合(先発5)502分無得点、評価6.5

ACL7試合(先発6)517分1ゴール、評価5.81

スーパーカップ90分0ゴール、評価5.5

昨年の低調なパフォーマンスから復調した「浪速の闘犬」。読まれがちなドリブル突破も、裏を狙われがちな守備も、運動量やガッツでカヴァーしてくれるプレーを披露。個人的には守備が弱点と言われがちだが、マッチアップした1対1には強い印象が強い!!ガンバのスタイルを常に出すには彼の攻撃的なプレーが必要不可欠!!

そして、今シーズン、ホーム万博での大阪ダービー=セレッソ戦で、自身リーグ101試合目の出場で初ゴールを記録☆貴重な勝ち越しゴールをあげて、持っている男は違う!ところを再アピール!!

今シーズンも右サイドバックにまわる機会もあったものの、不動のレギュラーとして活躍!!

しかし、オランダのフィッテッセへの移籍が合意した模様。ルーカスとともにプレー面だけでなく、キャラクター性も含めて大きな戦力ダウンとなりそう。

 本人には是非ともオランダでも活躍してもらって日本代表復帰をしてもらいたいです!!

フィテッセについての記事→ http://ameblo.jp/venger/entry-10749946606.html

万博に集いし青と黒の戦士

21加地亮 30歳

リーグ32試合(先発31)2806分無得点、評価5.91

ナビスコカップ2試合(先発2)180分無得点

ACL6試合(先発6)540分0ゴール、評価5.93

天皇杯2試合(先発2)210分無得点、評価6

スーパーカップ90分1ゴール、評価6.5

今シーズン、最も安定している選手と言えるのではないでしょうか?クロス精度も上がっている気がする。相変わらずフットワークのよさを行かした守備では「抜かれる気がしない」。

そして、何より近年長期離脱が続いた男がコンスタントにスタメン出場継続中!ガンバ移籍後は怪我が多かった選手だけに今年こそはフルシーズンの活躍を期待したい中、リーグ戦は32試合に出場。プロ入り後もっともリーグ戦に出場したシーズンになったものの、天皇杯準々決勝前に怪我。彼の欠場を埋められないままチームは準決勝で敗退してしまった。またも彼の存在の大きさを知らされた。

 播戸竜二の退団により、表舞台でもお笑い役を勝ってでるか?(笑)


MF

万博に集いし青と黒の戦士

7遠藤保仁 30歳

リーグ30試合(先発29)2655分3ゴール、評価5.95

ACL3試合(先発3)270分無得点、評価6.02

天皇杯2試合(先発2)240分2ゴール、評価6.25

スーパーカップ90分無得点

 代表での疲れなのか?ガンバでも代表でも彼らしいプレーが継続的に観られることは少ない。運動量が少なすぎたり、守備が軽すぎたり、失点に直結するミスがあったりといろいろあるが、コーナーキックの精度が特に悪い。コーナーキックはピンチっていう印象が強くなってきた。彼のコーナーキックの精度が戻れば、山口智もゴールが増えて両者ともにパフォーマンスも向上していきそうなのだが..........

 とはいっても徐々に良くなってきて、チームのリーグ2位に貢献はしてくれたと思う。

「全てはここから=マスター・オブ・ガンバ」

 中断明けはワールドカップでの活躍までは行かないまでも運動量も増え決定的なプレーにも多く絡みだした☆が、ベストイレブン選出には異論を唱えたいと思う出来だったと思う。

 天皇杯では彼の欠場も響き、準決勝で敗退し、一般論では遠藤の不在が大きく響いたと報道されるが・・・確かにそうかなあ。
万博に集いし青と黒の戦士

8佐々木勇人 28歳

リーグ26試合(先発2)535分3ゴール、評価5.73

ナビスコカップ2試合(先発0)53分無得点

天皇杯5試合(先発1)196分2ゴール、評価6.16

ACL6試合(先発2)259分無得点、評価5.88

 今シーズンはなぜか出場機会が少ない。キャンプから完全に控え扱いで、練習試合でも結果が出なかったみたい。ガンバでは珍しいストロングポイントとなるスピード抜群なドリブル突破は一人でフィニッシュまで持ち込めるほどのスピードとパワーを持ち、シュート力も◎。ただ、守備意識が薄いか?

 ホームでのACL水原戦での決勝アシストなど出場機会は減少した序盤戦も要所で印象に残るプレーはあるでけに、今後のチャンスを生かしたい!!

 11月の連戦時に大活躍!!途中出場でゲームの流れを変えまくるだけでなく、ゴールも記録するなど印象的な活躍が続く!!『天皇杯男』という名前も持つ。そういう目に見える結果を残してきた彼に、大宮がガンバの条件を上回るオフォーを用意したものの、本人がガンバ残留を決断!!ありがとう!!
万博に集いし青と黒の戦士

10二川孝広 30歳

リーグ27試合(先発23)1919分3ゴール、評価5.68

ナビスコカップ2試合(先発2)147分無得点

ACL7試合(先発6)分ゴール、評価5.81

天皇杯3試合(先発3)225分、評価5.25

スーパーカップ90分無得点

今シーズン、5バック気味の守備的な展開を強いられた試合でも少ないタッチから決定的なスルーパスやサイドチェンジでチャンスを演出している「ファンタジフタ」「イニエフタ」。

スピード系のFWとの連携の良さからアシストを量産するテクニシャンも今年で三十路。今後は宇佐美貴史とのポジション争いも待っているかもしれないだけに新エース=平井将生との連携を高めると共に、フタ桁ゴールも期待したい!!

が、中断明けに体調を崩し、先発を外れている間に宇佐美がゴールを決めるなど決定的な仕事を連発し、スタメンから遠ざかり、稀にめぐってくる先発の機会も結果を残せていない。また、途中出場から流れを変えるタイプでないため、途中出場は少なく、アピールしずらい苦境が続いている。
万博に集いし青と黒の戦士

17明神智和 32歳

リーグ29試合(先発26)2398分4ゴール、評価5.92

ナビスコカップ1試合(先発1)90分無得点

ACL6試合(先発5)475分無得点、評価5.86

天皇杯3試合(先発3)330分無得点、評価5.83

スーパーカップ90分無得点

今シーズンからキャプテンに就任した「ガンバ大阪守護聖人」。

開幕直後は調子を崩したが、徐々に安定感も戻ってきた。アンカーとしてなら現在は稲本潤一や阿部勇樹より上だと思うのは僕だけでしょうか!?

 ガンバ加入当初は全く使えない状態だった彼が年々攻撃での貢献度を上げ、パスワークでも重要な役を担うようになってくるなど、ベテランながらまだ進化していると感じます☆

 今年はリーグで4ゴールとミドルシュートへの意識などが飛躍的に高くなっているだけに、更なる進化があるのかが楽しみです☆

 しかし、複数の疲労性の怪我を抱えて長期離脱に入る事もあるなど、少しパフォーマンスが安定しない気がするのは本人曰「乳酸がすぐたまるから」か?

万博に集いし青と黒の戦士

23武井択也 24歳

リーグ21試合(先発15)1326分1ゴール、評価5.98

ナビスコカップ2試合(先発2)180分無得点

天皇杯5試合(先発5)396分無得点、評価5.67

ACL3試合(先発2)190分無得点、評価5.33

 怪我人の続出によりついに固まった出場機会を手に入れ、プロA契約に至る出場時間を達成したチーム1のスタミナを誇るボランチ。練習試合では45分を5,6本できるぐらいのスタミナを持つとか!?

 大学出身というガンバでは珍しい経歴の選手だが、JFLにも参戦する流通経済大学にはスポーツ推薦ではなく一般で入学した選手だった。大学でも5軍などでプレーしながらも、「自分は技術がある選手じゃないから、上手い選手を気持ちよくプレーさせられるプレーや走り方を見につけよう」と考え直して一気にプロ入りまでこぎつけた、という、これまたガンバには珍しい非テクニシャンタイプな選手。

 攻守ともにほとんど貢献できていなかったが、難しいポジションだけに素晴らしい見本=橋本、明神を横目にアピール。宴会では乾杯担当を受け持つムードメーカーでもある。

 今シーズン最も自信を掴んだ選手か?一番成長を感じる!!神戸戦のフルタイム出場のパフォーマンスが素晴らしかった!!以降、途中出場も30分ほどの出場時間がまわってきている!!西野監督の信頼を獲得した模様☆守備や運動量だけでなく、縦パスやワンツーからフィニッシュに持ち込むなど攻撃面での成長も見られる!!リーグ最終節ではプロ入り初ゴールも記録☆

 また、加地不在時の右サイドバックを担当し、守備面ではアピールできた!!

万博に集いし青と黒の戦士

25横谷繁 23歳

天皇杯1試合(先発1)45分無得点

ACL1試合(先発0)7分無得点、採点なし

 2年間のレンタル移籍から復帰した「G6」の生き残り。昇格当初は「ポスト・遠藤」と目されてきたが.............

愛媛FCでは2年間レギュラーを張り、ボランチもサイドでもプレイできる柔軟性と試合勘を養った。

しかし、現状はMF陣の序列では最後尾に位置している状況。天皇杯大阪体育大学戦でトップチーム初スタメンを飾るもリズムを作れず前半のみで交代し、アピール失敗。

万博に集いし青と黒の戦士

27橋本英郎 31歳

リーグ29試合(先発29)2465分8ゴール、評価6.13

ナビスコカップ1試合(先発1)90分無得点

ACL4試合(先発4)334分無得点、評価6.2

天皇杯3試合(先発3)291分無得点、評価5.5

スーパーカップ90分無得点

 シーズン開幕から調子は良かったのが唯一彼だったと思ってます。明神、遠藤の運動量が少ない中で中盤で最も動きまわり、且つゴール前へ効果的な飛び出しも多く、チーム状態が悪いながらも何とかもがいている姿を最も見せてくれていた、と。それだけに彼の怪我は痛かった。彼の離脱期間が、遠藤の離脱とも被ったので、武井拓也が先発に入ったということもあるでしょうが、中盤の押し上げが皆無になり、数年来見ていなかった守ってカウンターしかできないチームになってしまってましたから。

 「攻守の潤滑油」「青き知性のダイナモ」は復帰後確実にチームの大きな力となりました☆

 中断明けの試合ではクラブタイ記録となる6試合連続ゴールを記録☆サポータに人気、評価が低かった影の名選手がココ最近、サポーター間での評価も急上昇☆

 でも本人は『サインしてください』の声に、『小さく書く?』と声をかける低姿勢ぶりは相変わらず(笑)ないい人☆

万博に集いし青と黒の戦士

31安田晃大 21歳

試合出場なし

 ACLでプロ入り初のベンチ入りを経験するも未だにデビューには至らず。

兄以上のサッカーセンスから繰り出される柔軟なボールテクニックと中盤全ポジションや両サイドバックもこなす万能性を身につけつつあるものの、怪我が多くアピールには至ってはいないか?

 僕が練習試合で観た感じではサイドバックでの方が活きそうな感じがしました☆

今オフにギラヴァンツ北九州に移籍する模様。

万博に集いし青と黒の戦士

33宇佐美貴史18歳
リーグ26試合(先発22)1847分7ゴール 評価6.17

ナビスコカップ2試合(先発2)172分無得点

天皇杯4試合(先発0)212分2ゴール、評価6.5
ACL4試合(先発3)267分2ゴール 評価6.3

スーパーカップ28分無得点

 遂にトップチームの主力として頭角を現したガンバの至宝。度重なる故障者の離脱から出場機会を獲ると、仕掛けに崩しに大活躍!さらにはストライカーとしても起用され、ゴール感覚も身に着けつつある18歳。ボールを持つとまず自らがドリブルで仕掛けることを試みる姿勢が素晴らしい!そして、シュート数の多さも日本人とは思えない数で、リーグ全チームの日本人選手の中でシュート数ではトップだった。また、スルーパスも魅力充分で、大宮戦の将生へのアシストはジェラードのようなパスセンスを魅せてくれた!

  中断明けもゴールを奪うなどレギュラーを奪取した模様。定位置は左サイドハーフだが、橋本、遠藤等が上手くバランスをとってくれるおかげで左ウイングのようなポジションで躍動中!!また、2トップが交代した際はFWにポジションをあげても機能するなど、試合ごとに成長し続けている☆ルーカスとのコンビネーションが自他ともに認めるほど素晴らしく、ルーカス復帰後は彼との2トップを務めるなど、ルーカスからいろんな事を学んだ模様。来シーズンのルーカスのプレー面での穴埋めは彼の更なる成長で充分埋まるのでは!?

FW

万博に集いし青と黒の戦士
9ルーカス31歳

リーグ19試合(先発13)1309分7ゴール評価6.3

ナビスコカップ2試合(先発2)165分1ゴール

ACL4試合(先発4)335分1ゴール評価6.1

天皇杯3試合(先発2)272分1ゴール、評価6.33

スーパーカップ90分無得点 評価6.0 

 中盤の選手の故障で中盤での起用もあったり、自身の故障もあった中、結局は彼が最もFWとして安定している。現状、最前線でポスト役ができるのが彼しかいないが、守備力、運動量なども含めても中盤での起用との併用でのフル稼働が求められるが、骨折で2ヶ月の離脱とまたもや戦列を離れている。

 そして9月1日のナビスコカップ準々決勝広島戦でスタメン復帰し、見事決勝ゴールで復帰戦を飾った!!

今後、宇佐美のアジアユース時の代表選出による離脱や、将生・グノの不調、フル代表への選出選手、怪我人と過密スケジュールといういろんな問題が出てきそうなこの時期に、もっとも頼もしい選手が帰ってきた☆

  復帰後はさすがのプレーの連続!!チャンスメイクからフィニッシュ、攻守に大貢献する豊富な運動量、テクニックの引き出しの多さ、などなど多彩な能力で唯一無二の存在感を放ち、ガンバの後半戦の快進撃を支えていた。 が、当ブログでも指摘してきたように今シーズン限りの退団が発表された。彼のためにも天皇杯3連覇を是非とも勝ち取ってもらいたかったが、準決勝で敗退。彼の存在感の大きさは埋められるのか?

万博に集いし青と黒の戦士

14平井将生23歳

リーグ30試合(先発21)1645分14ゴール評価5.83

ナビスコカップ2試合(先発1)60分無得点

天皇杯4試合(先発3)245分2ゴール、評価5.25

ACL4試合(先発3)247分4ゴール評価5.9

スーパーカップ62分無得点 評価5.5

 絶不調だったチームの救世主となったユース上がりのプロ5年目ストライカー=フェルナンド・ショーキ・トーレス!!リーグ初勝利を挙げた大宮戦の2ゴールはいかにも!?トーレスっぽい抜群の瞬発力とスピードでの抜け出しが光ったゴールだった。この試合に負傷したのは残念だったが、復帰後も湘南戦で2ゴール!!(大宮戦同日、本家トーレスも負傷した)現在得点ランキング2位タイ!

 ただ、トラップが大きくなったり、パスワークに全く参加できないなど課題は多い。決して足元が下手というわけではないだけに、今後連携を上げていくことでさらに化けることも可能か?得点王の本命にも名乗りを上げる!

 が、リーグ中断明けに調子を落としスタメンを外れ、ゴールからも遠ざかる。25節山形戦でスタメン復帰し、7試合ぶりのゴールを記録し、復活の狼煙をあげる☆以降連続ゴール記録も、またしても終盤戦にさしかかった11月にスランプに入ってしまったが、リーグ14ゴールは立派な数字!!来期は年間通してコンスタントな活躍を期待したい!!
万博に集いし青と黒の戦士

16ドド20歳

リーグ7試合(先発0)60分1ゴール 評価5.5

ナビスコカップ1試合(先発0)12分1ゴール

天皇杯1試合(先発0)18分1ゴール

ACL出場なし

凄まじい左足FKを持っていることは確認できた!しかし、運動量もスピードも全く・・・せめてもう少しキープ力があれば・・・!?年棒約500万円のC契約選手なだけにこんなものか?原石といえば原石だと思うのだが・・・

このところはベンチ入りからも遠ざかっている。サテライトの試合でも和道や木村から切り替えの遅さを指摘され愚痴られ、試合中にヘコんでいるのが観られた。

 しかし、急転直下、代表組や怪我人の離脱が重なったナビスコカップで途中出場ながらゴールをあげ、天皇杯・リーグも含めて公式戦3試合連続途中出場からのゴールをあげて9月の快進撃に貢献!!スーパーサブとして貴重な存在になっている。新潟戦での終了間際でのワールドクラスな決勝点は素晴らしいポテンシャルを感じるビッグプレーだった☆が、以降は怪我が多く、このオフにJ2昇格を決めたガイナーレ鳥取に移籍濃厚。
万博に集いし青と黒の戦士

18チョ・ジェジン29歳

リーグ10試合(先発4)416分無得点 評価5.27

ナビスコカップ1試合(先発0)31分無得点

天皇杯1試合(先発1)72分2ゴール

ACL4試合(先発3)258分無得点 評価6

スーパーカップ90分無得点、評価5.5

 キャンプで腕をローランド骨折したが、昨年より運動量が増えてコンディションのよさをアピールしていた。

しかし、ゴールに嫌われ続けて未だに公式戦無得点。小さい怪我や風邪などで頻繁に離脱し完全に調子を落としてしまった。以降はベンチに入るもスタメンの出場機会は巡ってこず。 股関節痛で欠場も長引き、今季限りでの退団濃厚。

ガンバ大阪 イ グノ

22イ・グノ25歳

リーグ20試合(先発14)1182分4ゴール、評価点5.83

天皇杯5試合(先発5)407分1ゴール、評価5.5

7月、ジュビロ磐田との契約切れから新加入!!前半戦、磐田では1ゴールでコンディション不良を理由にワールドカップの韓国代表メンバーからも落選など失意のシーズンを過ごしていた韓流ストライカー。

 ガンバではデビュー戦となった途中出場の浦和戦で決勝アシストを記録し、以後もアシストを記録するなどまずまずの活躍。しかし、昨年磐田入団直後のようなキレはないのはやはりコンディション不良ということか? ただ、宇佐美、将生とのパス交換をスムーズに行うなど、ガンバアタッカー陣にスムーズに溶け込んでいる模様なので期待したい☆しかし、無得点は続き、セレッソ・川崎という強豪相手2試合に連続して出場機会なし、とすでに見限られてきたか?に思われた頃にゴールを記録し始めた。まだまだ波がある選手ですが、中盤のワイドでの起用にも献身的に機能するので唯一来期まで残る外国人選手としても期待したいです!!

※記録はガンバでの成績。
万博に集いし青と黒の戦士

24星原健太22歳

リーグ6試合(先発なし)76分1ゴール 評価5.9

ACL1試合(先発1)90分無得点 評価6

昨年はサテライトでも右サイドバックとしての起用ばかりだったものの、トップチームの前線の選手の故障や不調から本職で初の公式戦の出場機会を獲得。しかも、鹿島スタジアムでの鹿島戦でJリーグ初ゴール!またバースデーゴールともなった。

彼の活躍は全く予想していませんでした。50mを5秒台で走る俊足を活かし、短い時間でも勝負できるアタッカーとしてさらなる成長を期待したい!サイドバックやサイドハーフでの経験も上手く活かし、突破力も上手く使えれば脅威のスーパーサブになるかも!?

 リードした展開で相手DFラインの裏を狙う動きで上手く自分の特徴を生かしている!!面白い存在かもしれない!!
万博に集いし青と黒の戦士

32大塚翔平20歳

リーグ4試合(先発2)154分無得点 評価5.83

ACL3試合(先発2)151分無得点 評価5.33

天皇杯1試合(先発0)45分1ゴール

 リーグ初勝利となった大宮戦でチームに勢いをつけたのは間違いなく彼だった!!将生の活躍に触発されたかのように積極的にゴールに向かうプレーが流れを変えた。もともとテクニックや中盤でのプレーも可能な柔軟性があり、攻撃に変化を付けられるFWだっただけに大宮戦のプレーは凄まじい可能性を感じさせてくれた。

なので、その後に先発のチャンスを4つももらったものの無得点なのが残念。

 天皇杯3回戦の栃木戦に後半開始から出場し、見事に大逆転決勝ゴールを記録!!

11月、アジア大会のU-21日本代表メンバーに選ばれ、控えメンバーながら優勝に貢献。大会2試合出場。


以上28選手の今シーズンを個別にデータで集計してみました☆

 

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