ヒロ・ゴラッソ

サッカーの試合レポートを中心に更新!
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Jリーグ創設当時からのサッカーファンが、試合レポートを中心に更新しています。初めて観戦した試合で永島 昭浩が日本人初のハットトリック&あのリネカーの負傷を目の前で観るという衝撃に駆られてサッカーにハマりました!また、理想のスタイルとしてアーセナルの試合も頻繁に観戦しております。


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内容を積み上げて来た伊賀

 今季初勝利は必然の快勝劇!

プレナスなでしこリーグ第4節】

開催日:2017年4月23日 13:00 KICK OFF

会場:上野運動公園競技場(三重県)

伊賀FCくノ一 4-0 ちふれASエルフェン埼玉

【得点者】<伊賀FCくノ一>杉田(16分)、佐藤(24分)、小嶋(84,93分)

何といってもこの試合のハイライトは杉田の先制ミドル弾。by伊賀FCくノ一公式HP

開幕3戦未勝利の最下位

 先発1人変更で3段変化の多様性

 
前節から先発メンバーの変更は1人ながら3つのポジションで配置換え。選手個々の柔軟性が着実に上がっている証拠
 

 今季は毎週末が快晴のため、サッカー観戦日和の日が続いています。4月23日の日曜日、筆者は再び三重県伊賀市の上野運動公園競技場へ足を運びました。

 

 プレナスなでしこリーグ1部は開幕から3節を終了。なんと伊賀フットボールクラブくノ一はこの時点で1分2敗。途中、プレナスなでしこリーグカップ1部も開幕しましたが、この試合もタレンド軍団・INAC神戸レオネッサを相手に1度は逆転しながらも2-3と敗れているため、公式戦4試合で3敗を喫してしまいました。

 

 特に前節、昨季は6位の伊賀に対して7位に終わったジェフユナイテッド市原千葉レディースを相手に、アウェイとはいえ2-1と敗れたのが痛かった。結果的に開幕3戦を最下位からスタートする苦しい序盤戦となりました。

 

 この日ホームの上野に迎えたのは、今季から1部へ再昇格して来た=ちふれASエルフェン埼玉。ここまで伊賀と共に2チームだけ勝利のない未勝利対決。なでしこリーグはホーム&アウェイによるリーグ戦とはいえ、全18試合のみのコンペティションなだけに、この試合で敗れたチームは恐らく最後まで残留争いを強いられるシーズンとなりそう。

 

 そんな中で伊賀の野田朱美監督は遂に動き、これまで固定して来た4バックに修正を加えて来ました。左サイドから崩される事の多い今季、相手の右ウイングには薊理絵選手という得点力も兼ね備えるサイド攻撃のスペシャリストがいる事もあり、左SBには竹島加奈子選手を起用。

 

 先発メンバーの変更はこの1カ所だったものの、この変更により、前節まで左SBの佐藤楓選手が最前線に入り、FW起用だった櫨まどか選手が昨季までのように中盤に入るなど、3つのポジションで変更がありました。その櫨選手は、「(内容面で)やれる事が多くなっている実感がある」というチームには、ポジション変更に臨機応変に対応できる選手が多くなっています。

 

【エルフェン埼玉】1年で1部復帰

過去5年で昇格と降格を2度ずつ経験

薊は筆者も大好きなサイドアタッカー。「エルフェンの至宝」の横断幕は何故か嬉しくなりました。写真/hirobrown

 

 エルフェン埼玉は1年で1部再昇格を果たしたとはいえ、直近の5年間で1部昇格と2部降格を2度ずつ経験している“ヨーヨー・クラブ”(落ちても直ぐに上がって来るという意味で主に英国で使われるサッカー用語。)

 

 再昇格して来た今季も開幕3戦を1分2敗の未勝利。ただ、開幕2戦までの対戦相手が、当初から戦力的に他とは抜けている2連覇中の女王=日テレ・ベレーザとINAC神戸の2チーム。連敗したとはいえ、その2強とも互角の戦いを見せていただけに結果だけでは実力を判断できない侮れないチームです。

 

 注目はチーム生え抜きの11年目となるMF薊理絵選手(あざみ りえ)。右サイドを切り裂くドリブルは如何にも“サイド職人”と表現できる独特の間合いやリズムを刻みます。スピードと運動量も兼ね備えており、オフ・ザ・ボールで右サイドから中央へ走り込んでくる鋭い動き出しも特徴。サイドを専門としながら、昨季までで1部通算100試合の出場で32得点を挙げている決定力も持つ選手です。

 

 その薊選手を右サイドMFに置く<4-2-3-1>を基本布陣とするエルフェン埼玉。決してDFラインを引くのではなく、コンパクトな陣形を維持して中盤でのボール奪取を狙い、鋭い速攻を仕掛ける。しっかりと中盤でパスを回すような相手にとっては苦手なチームかもしれません。そう考えると2強の苦戦も必然かな?と考えられます。

 

 また、背番号10を着る司令塔のMF高野紗希選手は、伊賀の主将MF杉田亜未選手と共に吉備国際大学Charme時代の2013年シーズンに全日本大学女子サッカー選手権大会で初優勝し、なでしこリーグ1部残留も果たした伝説のチームの盟友同士。当時のチームの主将が杉田選手で、優勝した大学選手権の大会MVPが高野選手。この盟友対決も見所です!

 

素早い攻守の切り替え

“翼くん”になった杉田亜未

今季初得点となる先制のドライブミドルシュートを決め、思わず飛び上がる杉田。by 伊賀FCくノ一公式HP

 

 試合は共に未勝利で結果が出ていない両チームが共に守備から入ったために慎重なスタートとなったものの、集中力が研ぎ澄まされていた伊賀の攻守の切り替えの速さは際立っていました。

 

 2トップから献身的なプレスを連動させていた伊賀ですが、決して最前線からプレスを仕掛けるのではなく、狙いは相手のボランチのエリア。特にFWの杉田選手が<4-4-2>の“5人目のMF”のような役割を担ってプレスバック(戻りながらボランチと挟み込む守備)する事で、中盤での瞬間的な数的優位を作って幾度もボール奪取に成功。

 

 そして、奪ったボールはシンプルに前線両サイドのスペースに出し、この日FW起用となった佐藤選手に預ける。または、今季個人的にはキレキレの動きを続ける杉田選手の個人技に託す形が多くなりました。結果として直線的にゴールへ向かう攻撃が増えた伊賀は、今季のチームのスローガン”漸進”の通り、プログレッション(前進)サッカーを披露。

 

 そして16分、左サイドで攻守が切り替わった瞬間にフリーとなった杉田選手へパスが通り、ワンタッチで前を向いてゴールを確認した杉田選手は右足を一閃。強烈で豪快なだけでなく、やや前へ出ていた相手GKの頭上で鋭く落ちるドライブミドルシュートが決まって伊賀が先制。

 

 直後の24分には自陣でボールを奪ってからのカウンター。右サイドのスペースへ大きくフィードしたボールに杉田選手が反応。絶妙のフェイントでタメを作り、最高のタイミングでニアサイドに走り込んだ佐藤選手へ低いクロスを供給。華麗なワンタッチでゴールに押し込んだ佐藤選手の移籍後初得点で一気に2-0。

 

 前半はその他にも、杉田選手がドリブルで中央突破を仕掛け、パス交換から自ら技巧的なループシュートを狙う惜しい場面も。逆にエルフェン埼玉のシュートを終了間際の1本に抑える完璧な試合運びで前半を折り返しました。

 

決定力欠くも守備陣踏ん張り
 FWに入った選手が4得点快勝!
リーグ3試合で無得点が続いたFW陣。1得点ずつの佐藤や杉田。終盤にFWに繰り上がったMF小嶋(20番)も2得点。FW陣が全得点を挙げた。by伊賀FCくノ一公式HP
 
 後半、2点ビハインドのエルフェン埼玉が選手変更と薊選手を2トップに置くシステム変更により攻勢に出て来たため、伊賀は押し込まれる時間も長くなりました。
 
 ただ、逆に前掛かりになった相手の裏はスカスカで、パスが3本通れば決定機。難しいパスを狙う必要もなく、冷静に正確なパスを通せば決定機が生まれた中、伊賀は杉田選手が左クロスからどフリーのシュートを外してしまうなど、トドメの1点を決めきれず。
 
 それでも初先発の左SB竹島選手が健闘し、彼女の隣を守るCB大橋実生選手が決定的な場面で間一髪のシュートブロックに入るなど、守備陣が大活躍。
 
 決定機を逃し続けて来た伊賀でしたが、佐藤選手が途中交代でピッチを後にした事でFWへと繰り上がったMF小嶋美舞選手が魅せます。
 
 84分、左サイドでボールを受けると、時間消化を狙うボールキープに入ると思いきや、ぺナルティエリア内でさらにゴールに向かってドリブル突破を開始。4・5人のDFを引き連れながらゴール前至近距離まで持ち込んで右足を振りぬいた軽快なドリブルシュートが決まって3-0。続く93分には大きなクリアボールに反応して前線でボールを収め、最後は杉田選手がしっかりとDFを引き付けてからのタメで小嶋選手へとラストパス。GKを冷静に交わして無人のゴールへと蹴り込み、4-0。
 
 昨季最終節の浦和レッドダイヤモンズ・レディース戦に似たようなゴールへの意識が強く、守備意識の浸透が良い攻撃を生んだ快勝。おそらく野田監督就任後のベストゲームはこの試合で更新されました。
 
【HIRO'S ROOM】FW佐藤楓
→埋まったラストピース
先制直後、杉田との2トップの連携で2点目を挙げた佐藤。 by伊賀FCくノ一公式HP
 (説明しよう!【HIRO’S ROOM】とは、筆者=hirobrownことhiroが観た試合で、気になったポイントや選手などを独断と偏見でピックアップして部屋で独り言を呟くコーナーである)
 
 先発メンバーを1人しか変えなかったのに、3つのポジションに変化があるというパズルのような采配を見せた野田監督。特に今季リーグ3戦で1度も得点を記録していないFW陣は、本職のFWが2人のみというチーム編成面も危惧されていました。
 
 そんな中、なでしこリーグ内では有名な「稀代のオールラウンダー」にして「未完の大器」とも言われる佐藤選手が、開幕3戦目までの左SBではなく、今季初めてFWとして先発出場。
 
 2部へ降格したコノミヤ・スペランツァ大阪高槻から新加入した佐藤選手は170cmの長身。身体能力も高い彼女が最前線に入ってボールを収められる事で、杉田選手がフリーマンとして縦横無尽に動く事でボールに多く絡めた事が速攻と遅攻の使い分けも可能にさせました。これまでも「左SBではもったいない」との声が強かった「FW=佐藤」は、昨季終盤に完成に近づいた“野田くノ一”にとってラストピースとなりそうです。
 
 その佐藤選手がピッチを出た残る10分ほどでFWに繰り上がった小嶋選手も2得点。佐藤選手と全く違うスピードとキレで勝負するドリブルを武器にする彼女のFW起用も強力なオプション。
 あとはこのベンチに回ってチカラを持て余している良質なピースを有効活用できれば、昨季を十二分に上回るチームに仕上がって来るでしょう!
 
 伊賀フットボールくノ一の快進撃が、いよいよ始まります!
 
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【なでしこリーグ1部全チーム紹介】

3月25日から開幕した今季のなでしこリーグ。byなでしこリーグ公式HP
  

 当ブログでは先週末から開幕したプレナスなでしこリーグ1部参加の全10チームを1チームずつ紹介する記事を掲載しています。この機会に是非、ご一読ください。詳細は下記バックナンバーをクリックして下さい☆
 
【なでしこリーグ1部全チーム紹介~『Shooty』リライト版】
 
第1弾、<マイナビ・ベガルタ仙台編> 
第2弾、<浦和レッドダイヤモンズL編>
第3弾、<ちふれASエルフェン埼玉編>
第4弾、<ジェフユナイテッド千葉L編>
第5弾、<日テレ・ベレーザ編>
第6弾、<ノジマステラ神奈川相模原編>
第7弾、<アルビレックス新潟L編>
第8弾、<AC長野パルセイロL編>
第9弾、<伊賀FCくノ一編>
第10弾、<INAC神戸レオネッサ編>
 

 それでは皆さん、今週末も各サッカー会場でお会いしましょう!
 
 それではまた(^.^)/~~~

 
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