ツノダ姉妹 女の人生フルコース -44ページ目

姉妹それぞれの向井理クン萌え

向井理クンの人気が止まりませんね。まあ、実際は映画「パラダイスキス」宣伝のため目一杯テレビ露出をし、加えて大河ドラマ「江」の出演が迫っているためNHKもプッシュしており、最近やたら見る機会が多いだけなのですが…。
そんな業界の事情がどうあれ、至るところに出現する向井クンのせいで、ここ数週間我ら姉妹の血圧は上がりっぱなしです。「ゲゲゲの女房」でブレイクしたと言われている向井クンですが、私たちがカレに落ちたのは最近のこと、そして、同じ向井クン萌え状態といえ姉妹それぞれに萌えポイントは異なっております。

ツノダ姉は、もともと生粋のヅカファンで、現在は宙組トップ・大空祐飛担当として、ヅカ専門チャネルのCS放送を狂ったように録画しております。離婚含む男遍歴のトラウマで、日頃はリアル男子には興味はないのですが、写真家・蜷川実花氏による「月刊MEN・向井理」のポスターを本屋で見かけた瞬間に落ちました。(蜷川実花氏はヅカの男役ジェンヌの写真でも萌えポイントをきっちり押さえてファンを歓喜させながら、AKBなどの女性を撮影した写真ではファンが「?」な写真を撮る方ですね)
つまり、ツノダ姉は向井クンを男性としてではなく、タカラジェンヌ的に萌えており、最近では「向井クンは女だ、いや女であってほしい!」と叫んでいます。

一方でツノダ妹は業界ズレしておりますので、向井クンの仕事を選ばない姿勢に萌えてしまいました。最近のイケメン男優は人気がでると、すぐにアート志向や役者魂をアピールして仕事を選り好みします。それに比べ、向井クンの出るCMの安っぽいカンジといい、漫画原作の映画「パラキス」ではキテレツな服をちゃんと着ている潔さといい、もはや健気でイタイケだと感じ落ちました。例えるなら、人気が出て演技力があっても水着グラビアはやめないアイドルとか、稼げるうちにと仕事を詰め込む韓流タレントの同様の刹那さでしょうか。ツノダ妹は「これからもずっと変わらないで!」と祈りながら、会社のPC横に向井クン表紙のananを飾ってしまいました。
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と、結局、姉妹揃って今が旬の向井クンを美味しく消費させていただいております。消費行動には深い理由あり・・・と、今回は無理矢理マーケティング話にはいたしません。きれいに咲いた花を愛でて楽しむ、特にその季節だけに咲く花の旬を味わうのに理屈を捏ねては野暮というものですから。

国民総節電ブームで踊るなら

夏に向けての節電対策に飛び付いているツノダ姉妹に追うように、世の中でも様々な節電ネタが話題となっております。

6月の衣替えをむかえ官公庁はじめ大企業でも実施の「スーパークールビズ」運動、ファミレスでの緑のカーテン・ゴーヤ栽培、土日を出勤日とする企業や、早朝出勤に加えて午後は在宅勤務も導入するなど企業など、官民挙げて節電施策ラッシュです。
国民向けには経済産業省が旗振り役となり、一般家庭で昨年より15%節電達成するとLED電球などの景品を進呈する施策を6月以降実施するとか…。

うーん、どうやら節電は国民運動化しつつあるようですね。

この時期に節電を心掛けるのは、日本人として特に東京電力エリアの住人なら当たり前のことです。至極当然、全くもって反論の余地のない正論です。
しかし、へそ曲がりの私たち姉妹は、国民運動的な正論プレッシャーのニオイを感じると、首筋あたりがムズムズしてくるのです。正論が暴走を始めて無言の押しつけという嫌な空気になっていないか、危険センサーがピコピコ鳴り始めてしまうのですよ。

たとえば、文部科学省が旗振り役の国民運動の「早寝早起き朝ごはん」。子どもの健康のために規則正しい日常生活を推奨する真っ当な正論ですが、様々な事情で毎日は実践できないママだって多いのです。しかし、国民運動と呼ばれ奨励され常識化した時、やりたくてもできない親たちにとっては、自分はダメ親だという罪悪感の元凶となり苦しみの種となります。そんな思いをした経験もある私たち姉妹は、国民運動や正論の押し付けがましさには、つい身構えますしイヤ~な印象を持っています。

節電も国民運動化したとき、日本人なら節電して当たり前、節電しないなんて非常識、ありえない、非国民…と、いつしか個々の事情も無視した暴走を始めるのではとオバサン姉妹らしく老婆心がムクムク湧いてしまいます。

節電ブームに踊るなら、踊る前に自分でちゃんと考えること。まわりに勢いに流されてなんとなく踊るのではなく、他人に強要することなく、キチンと自覚を持ちながら踊りたいと思うのです。

その上で踊るからには、せっかくなので前のめりに楽しんでいこうじゃないですか。踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃソンソン、節電祭りも踊らにゃソンソン♪

ツノダ姉妹の猛暑に向けた節電秘策はまだまだありますので、乞うご期待です!

LED電球が見守る家族の歴史

世のブームには何でも積極的に乗っかっていくツノダ姉妹としては、この夏の節電にかける鼻息も既にヒートアップしております。前回紹介した究極のエコ服・アッパッパーの準備も既に万端、昨年からツノダ妹が始めていた“緑のカーテン・ベランダのゴーヤ栽培運動”を、今年はツノダ姉宅、そして、会社のベランダと3箇所に拡大しました。

しかし、アッパッパーやゴーヤ栽培というのは、直接的な節電ではありません。少しでも涼しく→エアコン使用減→節電と、やや間接的な節電対策です。やるなら、徹底的にガツガツと追求していく、我が姉妹にしては手ぬるい感が否めません。

で、今まで高価格のために躊躇していたLED電球化にいよいよ踏み切ることを決意しました!
LED電球、普通に使っていたら20年近く持つというではありませんか!取り替える際、気持ちが高ぶって思わず日付をマジックで書いてしまいました。

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20年といったら長生きのネコ並みの寿命です。
ツノダ家でも昔ネコを飼っておりまして、19年近く長生きしてくれました。そのネコは姉妹が中学生の時に我が家にやってきて以来、両親の離婚による引越しに始まり、姉妹大学生時代の二人暮らし、晩年はツノダ母宅と、家族に付き添いずっと見守ってくれていました。20年という時間は、家族にという単位からみれば、歴史抒情詩ができるほどの長さなのです。

このLED電球クンは寿命が尽きるまで、私たち家族を天井から見下ろし続けてくれるはずです。
ツノダ妹の3歳の息子は恐ろしいことに成人し、ツノダ姉の息子は30歳手前となり運が良ければ結婚して子持ちでもいい年頃で、ツノダ姉は孫を抱いているかも知れないのです。そして、私たち姉妹自身がそれまでどんな流転の日々を過ごすのか・・・(ひぃぃぃ)

いつか、このLED電球を取り替える時、この日付を見ながら
「あ、2011年って書いてある!そういえば、本当に大変な1年だったね・・・」
と、家族みんなで元気にワイワイと笑顔で思い出話ができるような未来が来ることを願いながら、我が姉妹宅のLED電球は灯りだしたのでした。