■膵臓がん発覚から2014年9月までの治療の経緯についてはこちらをクリック→病気~これまでの経緯

■2014年9月から現在までの治療についてはこちらをクリック→病気

今日は千葉大の通院日、いろいろあったので今日の記事はちょっと長いです。

朝7時に家を出て帰宅したのは17時過ぎ、長い一日だった~。

8時に血液検査をして、9時半からCT造影剤検査。

今日はすごい混んでいて診察が始まったのが11時から。

ここ最近の体調と1月9日から約1ヶ月無治療状態が続いていたので、予想していた通り検査結果は良くありませんでした。

1. 血液検査
腫瘍マーカー値(CA19-9/E)が3144.0Hと6ヶ月連続上昇。

(2015年)
2月6日 3144.0H
1月23日 1792.0H
(2014年)
12月18日 704.0H
11月7日 443.5H
10月10日 308.4H
9月19日178.0H
8月1日 96.3H

2. CT造影剤検査
・肺の転移の影が5mmから10mm弱に拡大

・今まで見られなかった腹水が若干ではあるが出て来ている(腹膜への転移)

・腫瘍の大きさは変化無し
(ハイフ治療によるがん細胞の壊死があったかどうかはこのCT画像では判別出来ないとの事)

前回の診察でも言われた通り「ジェムザール」と「TS-1」に対する耐性が出来てしまったので、予定通り「アブラキサン」と「ジェムザール」の併用点滴治療を行う事に。

主治医からは「アブラキサン」は転移に対する治療効果があり、肺がんの治療にも使われているのでちょっとしんどいけど頑張りましょうとの言葉。

ここ最近の下痢の悪化とアヘンチンキの服用による功罪を相談した所、鎮痛剤を「トラムセット」から以前処方されていた事のある「オキシコンチン」と頓服の「オプソ内服液」に戻して様子を見る事に。

どちらも麻薬系の鎮痛剤だけど腸管の蠕動運動を抑制する効能もあるので下痢への効果も期待出来るとの事。

あわせて、この機に現在服用している薬の見直しを行い「ネキシウム」「ガスモチン」「ツムラ漢方桂枝加芍薬大黄湯エキス顆粒」はやめる事になりました。(かなり薬が減った)

それからコシヒカリ命さんがブログに書かれていた「STNM01の超音波内視鏡ガイド下投与の臨床研究」について募集をしている東京都健康長寿医療センターに電話で問い合わせをした事を報告し、臨床研究を受けてみたい旨を相談。

主治医からはこの臨床研究の効果についてはまだ把握していないが、プラセボ(偽薬)が無い事と現在の治療を中止する必要が無いのであればチャレンジしてみても良いのではないかと言う事で、紹介状とCT画像を用意してもらい早速臨床研究が可能かどうか診てもらうため2月25日に東京都健康長寿医療センターの受診を予約しました。

診察の後、薬の準備が整った13時過ぎから「アブラキサン」と「ジェムザール」の点滴投与がスタート。

末梢神経の痺れの副作用でギターを弾くのに影響しないかを心配していた事を知っている主治医が、アイスグローブで手を冷やしながら点滴をすると効果がある可能性があるので試してみましょうと言ってくれて、千葉大では初の事例としてアイスグローブを僕のために用意してくれました。

これを両手にはめて点滴をするのですが、かなり冷たい。


点滴は「吐き気止め」~「アブラキサン」~「生理食塩水」~「ジェムザール」~「生理食塩水」の順番で約2時間。(今までの倍の時間)

点滴中は副作用らしき症状は特に無し。

ただ、アイスグローブをしながら本を読むのに難儀しました(笑)

15時過ぎに点滴が終わって紹介状とCD-ROMを受け取り、会計を済ませ病院を出たのが16時過ぎ。

帰宅後はいつもの通り倦怠感が来て横になって寝てましたが、今の所倦怠感、やや吐き気がする、唇がしびれる感じが「アブラキサン」による副作用らしきものです。
(食事は普通に食べられ戻してません)

ただ、既に治療をはじめている方たちの情報では翌日から4日目ぐらいに副作用が出て来てしんどくなるとの事なので明日からが心配です。

アイスグローブの効果測定のための「健康チェックシート」を毎日書く事をお願いされているので、明日以降の状態についてもまた報告したいと思います。

<現在のお薬>
(膵液の分泌を助ける薬)
・リパクレオン顆粒 300mg(朝昼夕各2袋)
(下痢止め)
・ミロピンカプセル1mg(朝夕各2錠)
(鎮痛剤)
・オキシコンチン錠 5mg(朝夕各1錠)
・オプソ内服液 5mg(頓服)
(吐き気止め)
ノバミン錠5mg(朝夕各1錠)
(抑うつ剤)
・ソラナックス0.4mg(就寝前1錠)
(睡眠促進剤)
・ブロチゾラムOD錠0.25mg(就寝前1錠)