Blues Power

帰り道、川沿いに見た夕陽が綺麗でした。

先週の台風以来、東京は梅雨明けの猛暑が何処かに行ってしまったかのような過ごしやすいお天気が続いています。

週間予報を見るとこの1週間ぐらい曇り空で最高気温27~28℃の予想になっていますが、逆にこうなると夏が大好きな僕としてはけっこう微妙だったりします。

ニュージーランド在住の次女ですが9月初旬にワーキングビザが切れるのに合わせて帰国する予定でしたが、どうやら観光ビザをあと1ヶ月取れるらしく帰国は10月初旬になるようです。

きっと少しでも長く向こうにいたいんでしょうね。

真夏の夜のライヴ・アルバム特集、第5夜の今日はファンキーなグルーヴがめちゃくちゃ痛快なベイエリア・ファンクの雄、タワー・オブ・パワーが1976年にリリースした「Live And In Living Colors」。
Blues Power

メンバーの変遷が激しいタワー・オブ・パワーですが、ワーナー時代のほぼベスト・メンバーでのライヴ・パフォーマンスを記録した傑作ライヴ・アルバムと言って良いと思います。

LP時代はA面4曲とB面が1曲だけの全5曲とちょっと物足りない感がある収録内容ですが、5曲の中ならこれしかないでしょうと言う2曲を行きたいと思います。

まずは1972年の2ndアルバム「Bump City」に収録のYou're Still A Young Man

タワー・オブ・パワーのライヴでは定番のスィートでメロメロメロウな6/8拍子のバラード・ナンバー。

ファンキーなアップテンポのナンバーと並んでスロー・バラードが彼らのもう一つの魅力ですね。

Tower Of Power - Your Still A Young Man


もう1曲選べと言われたらこれしかないのが1973年の3rdアルバム「Tower Of Power」のオープニング・ナンバーWhat Is Hip?

彼らの本領発揮の16ビートのファンク・チューン。

切れ味鋭いホーン・セクション、ファンキーなグルーヴがたまらないブルース・コンテのコード・カッティング、チェスター・トンプソンのハモンドB3によるオルガン・ソロはもちろんですが、なんと言っても強力なのはロッコ(bass)とガルバルディ(dr)による鉄壁のリズム・アンサンブル。

強烈なアタックの16ビートのの裏打ち、シンコペーションを多用しながら生まれて来るダイナミックな大きなうねりに完全にノックアウトされます。

実は今回ロッコのベース・ラインだけ追ってみたのですが、まじぶったまげました。

Tower Of Power - What Is Hip?



う~ん、もう好きにしてってぐらいのカッチョ良さですね♪

昨日のmamelonmasakoさんの記事で3月の震災のど真ん中に来日していたタワー・オブ・パワーが、予定していたセットをこなせなかった事のリベンジのために10月に異例の再来日をしてくれる事を知りました。

3月の時は僕も迷っていた最中の震災で見逃してしまったのですが、今回はなんとかスケジュールを調整してぜひ行きたいと思ってます。

Live & in Living Color/Tower of Power



Produced By Emilio Castillo and Tower of Pow

Hubert Tubbs - lead vocals
Bruce Conte - guitar, vocals-co. lead on "Sparkling In The Sand"
Chester Thompson - organ, keyboards, vocals
Francis "Rocco" Prestia - bass
David Garibaldi - drums
Lenny Pickett - 1st tenor saxophone, soprano saxophone, alto saxophone, flute?
Emilio Castillo - 2nd tenor saxophone, vocals
Stephen "Doc" Kupka - baritone saxophone
Mic Gillette - trumpet, trombone, flugelhorn, piccolo trumpet, bass trombone, vocals
Greg Adams - trumpet, flugelhorn

1.Dowen To The Night Club(Bump City)
2.You're Still A Young Man
3.What Is Hip?
4.Sparkling In The Sand
5.Knock Yourself Out