土曜日(6/9)に梅雨が明けたとたん東京は3日連続真夏日、今から暑いなんて言ってるとこの先何回同じ事を書く事になるのかと思っちゃいますが、それでもやっぱ暑いものは暑いです。

そんな中、日曜日(7/10)は荻窪でジェフBさんろうずさんのバンドEASY'Zのライヴを見て来ました。
Blues PowerBlues Power
                            ↑ご本人達の許諾を得ていないので敢えてピンボケ写真です

この会場は何時も演奏する側の立場だったのですが、一昨日は初めてゆっくり飲みながら気楽に見る事が出来ました。

3バンドのトリで登場したEASY'Zは男性ヴォーカルとろうずさんのツイン・ヴォーカルでT.Rex~ブルース・スプリングスティーン~リンダ・ロンシュタットなどのお馴染みの懐かしいナンバーを沢山やってくれた事もあってとても楽しめました。

ろうずさんのバックの音に負けない良く通る声と笑顔、男性ヴォーカルの低音のヴォーカル、2人のギターのアンサンブル、タイトなリズムを刻むリズム隊、そして何よりもバンドのメンバーがすごく楽しそうに演奏しているのが印象的でした。

今日は爽やかなコーラスが魅力のカントリー・ロック・バンド、POCOが1972年にリリースした5thアルバム「A Good Feelin' To Know」を紹介します。
Blues Power

全9曲中リッチー・フューレイが3曲、前作「From The Inside」から加入したポール・コットンが3曲、ティモシー・シュミットが2曲、残り1曲はスティーヴン・スティルスの作品という構成で全体的にはややロック色が濃い内容となっています。

M-4のGo And Say Goodbyeはスティーヴン・スティルスの書いたバッファロー・スプリングフィールド時代のナンバーの再演。

オリジナル音源の軽快なカントリー・タッチのアレンジと比べるとPOPなメロディー・ラインを生かしつつ、ややゆっくり目のテンポでハードなエレクトリック・ギターとラスティ・ヤングのスティール・ギターが印象的な仕上がりになってます。

POCO - Go And Say Goodbye



なんと言ってもアルバムのハイライトはM-7のタイトル曲A Good Feelin' To Know

ハイトーンのリッチー・フューレイのヴォーカル、美しいコーラス・ハーモニー、ウエスト・コースト・ロックの王道とも言える躍動感を感じさせる爽やかなメロディーとサウンド・アレンジによるPOCOの魅力が凝縮されたナンバーです。

リッチー・フューレイの絶対の自信作だったこの曲が全然売れなかった事が彼がPOCOを脱退する要因の一つになったと後のインタビューで本人が語っているそうですが、そんな話が信じられないような名曲ですね。

POCO - A Good Feelin' To Know



Produced By Jack Richardson & Jim Mason

Richie Furay – guitar, vocals
Paul Cotton – guitar, vocals
Rusty Young – steel guitar, guitar, vocals
Timothy B. Schmit – bass, vocals
George Grantham – drums, vocals
Barry Flast – piano

1. And Settlin' Down
2. Ride The Country
3. I Can See Everything
4. Go And Say Goodbye
5. Keeper Of The Fire
6. Early Times
7. A Good Feelin' To Know
8. Restrain
9. Sweet Lovin'


Good Feelin’ To Know/Poco