ジェフBのほぼギターミュージック・ブログ
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会社の近くに現れた巨大建造物。

すわ、タイムトンネルか!と色めき立ちましたが、そんな訳もなく、環状2号線の地下トンネルの出口でしたww。

この出入り口からサンダーバードが発進する夢を見たジェフBです(笑)。

夏は過ぎようとしているのに、大丈夫だろうか。


たわけたことを書いている横ではTVが台風被害のニュースを流しています。

大きな被害を受けた皆様、お見舞い申し上げます。

当家でも被害を受け、玄関先に置いてあった鉢植え数個が倒れて土がこぼれ、安眠していた芋虫2匹が転げ出ました。。。


さて、本日のお題は Danny Gatton

凄腕のテレキャス使いとして「一部では」名が知れております。

テレキャス使いの常でルーツはカントリー、ロカビリー方面ですが、ロックはもちろんソウルやジャズ方面へも貪欲に触手を延ばしていった人です。

若いころにナッシュビルでかの Roy Buchanan と出会い、彼のルームメイトになっていろいろと教えをうけたのがキャリアの大きな弾みになったとのこと。

でも、Roy Buchanan がブルースルーツなのに対して、Danny Gatton はあまりブルース臭を感じませんね。

前ノリ気味に突っ込んでいくタイム感はカントリー/ブルーグラス感プンプンでありますww。


と、前置きしておいて、彼のアルバムの中でも最もジャズ寄りの一枚を引っ張り出しました。

ジャズ・オルガニスト Joey DeFrancesco とのコラボアルバム "Relentless"(1994)

曲は Danny のオリジナルで "Kindred Spirits"。

Danny Gatton : g
・Joey DeFrancesco : org
・Timm Biery : ds
・John Previti : b


ジャジーな曲調、オルガンコンボにテレキャスの音色。けっこう新鮮です。

いつも弾きすぎるきらいのある Joey DeFrancesco ですが、ここではギターとタメ張って、水を得た魚のように弾き倒しています(笑)。

その辺りも一聴の価値ありかww。


Danny はこのアルバムのレコーディングから半年後に銃で自殺してしまい、本作が遺作(のはず)です。

遺書は残されておらず、本当の原因は不明のままとのこと。
世間のお盆休みフィーバーが一段落する頃を見計らって、今週ちょっと遅い夏季休暇をいただいています。

でも、なんだ、休みを取ったその日から、いきなり秋モードにシフトしている東京です。

みんなが暑い暑いと汗を拭きながら仕事しているときに、オレは昼間からエビスだもんね、明日はアサヒだもんね、とやるはずだったのに。。。

そういえば、エビスやアサヒを買いに行ったら、秋限定ビールがびっしり並んでました。。(笑)。

きっと仕事に戻ったら残暑が厳しくなるに決まっています。。。(>_<)


お休み中のメインイベントは、アコギです。

実は30年ほど前に手に入れた国産アコギを、行きつけのスタジオにずっと置きっぱなし。

先日スタジオのマスターが機材棚の奥からサルベージしてきてくれたので持ち帰った次第。

長く放置していたのでギターの状態は覚悟していたのですが、ネックの反りもないし、塗装の曇りもなし。

アコギの経年変化で良くある、ピックガードの縮みやブリッジの浮きもありませんでした♪。

さすが名器の誉れ高いYAMAKI製。

フレットを磨いて、レモンオイルとポリッシュで愛撫してあげました(笑)。


10年以上ぶりくらいにアコギを家で弾いて、音が静かに消えていく弦の余韻に耳を澄ませています。

エレキのボディの鳴りとは違う空気感に今更ながら感動したりしているわけです。


ということで、今回はフォーキーな曲を。


Bill Frisel の "Good Dog, Happy Man"(1999)から、アメリカのトラッドソング "Shenandoah" をピックアップしてみました。

Ry Cooder が客演しています。


ジャズギター界の鬼才みたいに言われていた時期もあった Bill Frisel ですが、歳を重ねて円熟するにつれ、ますます角が取れて自分のルーツに立ち返っているご様子。

優しい音です。


Bill Frisell : acoustic-g
・Ry Cooder : electric-g
・Viktor Krauss : b
・Jim Keltner : ds


こういう曲調とくれば、Jim Keltner 以外にいないでしょう、という人選ですね。

ベース屋さんは Robert Plant とのデュエットアルバムでグラミー賞を取ったカントリー系の歌手 Alison Krauss の実兄。

この曲は多くの人が取り上げてますが、もう一人挙げるとすればこの人。

Keith Jarret のソロピアノで Shenandoah( コチラ

これも沁みます。

あえて暴言を言わせていただけば、私の中では Keith Jarret、Charlie Haden、Pat Metheny、Mark Johnson、そして今回の Bill Frisell は、みなさんフォーキーなDNAを持っている人たちという、同じ分類にいます(笑)。

サボりました。1ヶ月(汗)。

生きているかどうか ping を打ってくれたりした方、いらっしゃいましたでしょうか。。(^^ゞ

サボっている間に高円寺でライブイベントに出演したり、秋葉原の立ち飲み屋で飲んだくれたり、突然の豪雨に打たれたり、30年近く前のYAMAKIのアコギを15年ぶりに引っぱり出してフレットを磨いたり、FBをいじったりしておりました(笑)。

特にライブイベントを主宰された ROCK KITCHEN 1984 さん、ご来場いただいたみなさん、ちゃんとライブ報告もせず礼を欠きました。ありがとうございました。

ステージで演っているときは大変気持ちよく楽しかったのですが、店でライン録りしてくれた音源を改めて聞くと、あまりにも生々しくて「うへ、ヤバイ」と凹むのでした(笑)。


さて、更新が滞る前の最後の記事では Dereck Trucks Band を取り上げました。
今回は Derek 君つながりの Tedeschi Trucks Band

そうです。

グラミー賞を獲得したデビューアルバムから2年。
ライブ盤を挿んでスタジオアルバム第2弾 "Made Up Mind"(2013)がついに8月にリリースされました。

キ・キ・キタ━━(゚∀゚)━━ッ!


2年ですよ、2年。
待ちました。

奇跡の来日公演に接して以来、熱い片思いは一時も途切れることはありませんでした(謎)。


好きな女の子に逢えなくて、写真だけ眺めて2年を過ごすのは辛いでしょう?
途中、ライブアルバムがリリースされましたが、いわば暑中見舞いのビデオレターが届いたようなものです。

それが今回、大人になってグラマーになって逢いに来てくれましたのよ。

★おまい、ナニ言っとんじゃ?
◇毎日暑くてちょいと融けてま...はは



写真はオフィシャルHPから拝借しました♪
アルバムを聴いた第一印象としてはですね。。。

ますますバンドの一体感が増して TTB のグルーブが確立された感があります。数多くのライブをこなしてきて、バンドも新曲もステージで十分鍛えてきたということでしょう。

Susan姐さんの歌が、力が抜けてレイドバックした感じ。おおらかになってソウル/ゴスペル味が増したように思います。

Derek兄さんのギターもいい意味で力が抜けた。以前のように容赦なく弾き込む、しゃくり上げるようなスライドギターは減って、よく歌うギターになってきた。要所を締めるアイデアに溢れるフレーズが耳に残ります。

そしてどれも演奏してて楽しいだろう、気持ちいいだろうと思わせる曲が並んでいる。

良いバンドだ。理想形の一つです。


もう一度ライブを聴きたいっ!どうしても行きたい。

頼む、来日してくれ~!。
1年半前のように奇跡を起こしてくれ~~!!。
頼む~~

ちょっと興奮しました。


で、アルバム1曲目。アルバムのタイトルソング "Made Up Mind" です。



Derek 君のリズム感って、実は侮れない(笑)。


関連記事はコチラ:
 Tedeschi Trucks Band @ 渋谷公会堂 2012/2/9
 Bound for Glory / Tedeschi Trucks Band
 Midnight in Harlem / Tedeschi Trucks Band