今日はエミルー・ハリスが1976年にリリースしたメジャーでの2ndアルバム「Elite Hotel」です。
Blues Power

以前記事にした1stアルバム「Pieces Of The Sky」 同様にジャケットのビジュアルにイチコロで学生時代に京都

の輸入盤屋さんで即買いしたLPでした。


Produced By Brian Ahern
String Arranged By Nick DeCaro(M-6,7)


Emmylou Harris(vo,g)
James Burton,Amos Garrett,Brian Ahern,Rodney Crowell,Rick Cunha,John Starling(g)
Bernie Leadon(g,chor)
Hank DeVito,Ben Keith(pedal steel guitar)
Herb Pedersen(g,banjo)
Mike Auldridge(dobro)
Byron Berline(fiddle, mandolin)
Glen D. Hardin,Bill Payne(key)
Emory Gordy, Jr.(b)
Ron Tutt,John Ware(dr)
Mickey Raphael(harmonica)
Linda Ronstadt(backing vocals)
Fayssoux Starling,Dianne Brooks,Jonathan Edwards(chor)


1. Amarillo
2. Together Again
3. Feelin Single - Seein Double
4. Sin City
5. One Of These Days
6. Till I Gain Control Again
7. Here, There And Everywhere
8. Ooh Las Vegas(Live)
9. Sweet Dreams(Live)
10. Jambalaya Satans Jewel Crown(Live)
11. Wheels feat Jonathan Edwards
12. Youre Running Wild feat Rodney Crowell*
13. Cajun Born*
*bonus track


プロデュースは初期の彼女をずっと手がけているブライアン・アハーンが担当、彼は2008年リリースの最新作「All I Intended To Be」でも久々にプロデュサーとして名を連ねています。


主要なミュージシャンも1stとほぼ同じ顔ぶれでエルヴィス・プレスリーのバンドのメンバーでグラム・パーソンズ

のソロ・アルバムにも参加していたジェイムズ・バートン、グレン・D・ハーディン、ロニー・タットの他、エイモス・

ギャレット、ビル・ペイン、ベン・キース、バーニー・リードン、リンダ・ロンシュタットなどが参加。


グラム・パーソンズが亡くなった直後はミュージシャンをやめる事まで考えたというエミルー・ハリスですが、彼の遺志を受け継ぐかのようにナチュラルで透明な歌声で爽やかで瑞々しいカントリー・ロックを聴かせてくれてます。


M-2のTogether Againはバック・オウエンズの書いた美しいカントリー・バラードでずっと以前にHONDAシビックのCM にも使われた曲。


1977年のLive映像です。

Emmylou Harris - Together Again


前作のFor No Oneに続いてM-7ではビートルズのHere, There And Everywhereをしっとり叙情的にカヴァーしています。


ピアノはビル・ペイン(Little Feat)、スティール・ギターはベン・キース、ストリングス・アレンジはニック・デカロ、

そして控えめに悶絶しているなギターはもちろんエイモス・ギャレット。


M-8のOoh Las VegasはLive音源でグラム・パーソンズの2nd「Grievous Angel」 に収録されていたアップ・テンポのカントリー・ロック・ナンバー。


グラム・パーソンズ・ヴァージョンでのアル・パーキンスのスティール・ギターとジェイムズ・バートンとの超絶ギター・バトルを今作ではハンク・デヴィトとジェイムズ・バートンがLiveで見事に再現しているのでよろしければ是非試聴してみて下さい。

エリート・ホテル+2/エミルー・ハリス


Here, There And Everywhere、Ooh Las Vegasの試聴はこちらヘッドフォン