![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210627/17/vani-lla/15/4a/j/o0639070814963794058.jpg?caw=800)
ヨウムの国際取引禁止へ⁉︎ 〜今できること:5/21追記
朝からこのニュースが駆け巡っています。
うちは新聞を取ってないのですが
新聞各紙にも掲載されているようです。
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鳥類だけ抜粋
ヨウム入ってますね
![{CB3BA447-D69B-400B-9BC1-B92CDFA55CEF}](https://stat.ameba.jp/user_images/20160502/20/vani-lla/f3/0d/j/o0480064013635083815.jpg?caw=800)
フィリピン BII社の子はこの書類が付属します
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同じくBIIでも書類がなかった黒哥さんは
この血統書がついていました
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そしてショップオリジナルのお迎え時のカルテ
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シンガポール産の椿希も書類はありませんので
ショップオリジナルのカルテです
✦上記の書類に付随する脚輪の有無
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お迎え時にショップから検査出ししてもらった書類やお迎え健診や定期健診の診療明細なども有効かと思います。
![{2C859920-E451-4874-ABF7-A97551E85FAE}](https://stat.ameba.jp/user_images/20160521/22/vani-lla/c3/49/j/o0480071513651995106.jpg?caw=800)
SaveAfrica'sParrotsで署名も始まっています。
うちは新聞を取ってないのですが
新聞各紙にも掲載されているようです。
野生のヨウムの個体数が乱獲で急減し、絶滅の恐れが高まっているとして、生息国の一つのガボンが国際取引の禁止を提案。9月に南アフリカで開かれるワシントン条約の締約国会議で議論されるが、欧州連合(EU)が支持を表明、米国も支持する方針で、取引が禁止される公算が大きい。(抜粋)少し前にもコンゴでの野生密猟の実態が話題になりました。2月にもヨウム、アフリカで激減のニュースがありました。前回の会議ではかなりの署名を集め提出されたものの、サイテスI類への格上げは見送りとなりましたが、今回は生息国が提案していることも大きいですし、アメリカも後押ししているし、時期的にそろそろ来るだろうなという感じです。もし今回も可決されなかったとしても、ヨウムは近い将来必ずI類になるでしょう。
いま主に市場に出回っているのは海外のブリーダーで繁殖された(とされる)個体で、雛や幼鳥がほとんどです。育っていても1~3歳。たまに10歳未満の売れ残りさんもいますが、なかなか10歳以上のヨウムにはショップで出会えません。いたら飼い込み個体だったり。。10歳以上の男の子、里子でちょっとお迎えしたいんですけど、こればっかりはご縁ですからね。
国産ヨウムも増えてきてはいますが、まだまだ輸入繁殖個体には全然足元にも及ばない数です。
見た目で年齢のわかりにくい鳥は、怪しいところだと歳をごまかされて販売されていたりしますが、ヨウムは虹彩である程度わかるので他の鳥よりはまだごまかされにくいですね。残念ながら一部のショップではまだそういう事を故意に行っています。。あまり深くは触れませんが、入手ルートや特徴からみてどこそこから来た20過ぎてるような子が1歳弱とされていたり。。そして、それがワイルドかはさておき。。
ひと昔前は安くて育っているのはワイルド個体と言われましたが、今はどうなのでしょう。売られていてもまずワイルド個体とは明記しないでしょうし、建前上は現在ではほぼ見られないのではないでしょうか。1度だけ、ほんの数年前とあるエキゾチックペットショップの販売ページで明記されているのを見た事がありますが。。
記事中の「日本は主要輸入国の一つで、毎年400~500羽超の生きたヨウムが輸入され、1羽15万~30万円の高値で売買されており」というのが密猟の野生個体を指しているのか正規ルートの繁殖個体を指しているのかイマイチ不明ですが、どちらにしても日本だけでこの数はかなり多いのだろうなと思います。
国際取引禁止になるのは然るべき措置でしょう。この国際取引が、繁殖個体も含むとなると国内繁殖個体しか売買できなくなります。特定ブリーダーの繁殖個体は輸入OKになるかもしれないですが、通常は繁殖個体も含まれるのではないかなと思います。
I類になって国内繁殖個体しか流通しなくなったら、個体数も限られてきますし、親の繁殖寿命や血縁の問題も徐々にでてきますから、今は国内繁殖も増えてきてはいますが、遠い将来いずれ数は減ってくるでしょうね。
過去にこんな事件もありましたので、希少になってくると盗難の心配も少なからず出てくるでしょう。
9月の会議に提出される動物たちのリストです。
![{EF6AE075-75AF-42C5-8B23-C46B178A099B}](https://stat.ameba.jp/user_images/20160503/07/vani-lla/d7/e6/j/o0480045413635442362.jpg?caw=800)
鳥類だけ抜粋
ヨウム入ってますね
さて、I類になるのも目前、ヨウム飼いとしては色々備えなくてはいけませんね。
✦購入時のレシートや領収書などのどこから迎えたのかがわかるもの。(うちの子の頃はみんな感熱紙のレシートだったので印字が消えていました;)
✦作成しているかは繁殖場によりますが、各個体についてくる書類 (現在II類ですので通関書類を入手するのは難しいかと思われます)
![{CB3BA447-D69B-400B-9BC1-B92CDFA55CEF}](https://stat.ameba.jp/user_images/20160502/20/vani-lla/f3/0d/j/o0480064013635083815.jpg?caw=800)
フィリピン BII社の子はこの書類が付属します
![{1AE35563-A5FB-4E3E-A71C-5CC1C39993E0}](https://stat.ameba.jp/user_images/20160503/09/vani-lla/80/ce/j/o0480036013635497916.jpg?caw=800)
同じくBIIでも書類がなかった黒哥さんは
この血統書がついていました
![{54498CD4-9CBA-4578-B125-DAF73CB5B5D9}](https://stat.ameba.jp/user_images/20160503/09/vani-lla/1b/0d/j/o0480059713635497924.jpg?caw=800)
そしてショップオリジナルのお迎え時のカルテ
![{CBD4ED36-51D8-49A0-9E33-D441FB5283DD}](https://stat.ameba.jp/user_images/20160503/09/vani-lla/3e/b2/j/o0480059313635497932.jpg?caw=800)
シンガポール産の椿希も書類はありませんので
ショップオリジナルのカルテです
✦上記の書類に付随する脚輪の有無
![{88D79EC1-F993-467E-8AF3-FE9485FFEB50}](https://stat.ameba.jp/user_images/20160503/09/vani-lla/f0/55/j/o0480051913635497942.jpg?caw=800)
お迎え時にショップから検査出ししてもらった書類やお迎え健診や定期健診の診療明細なども有効かと思います。
✦いつ頃迎えたかわかる写真(日付データの確認)
✦登録費用 1羽につき3200円(改正されていなければ)
などを整備しておかなくてはいけません。
ブログや飼育日誌のような、飼育していたことがわかるものもあれば良いかもしれません。
提出書類が全て揃わなくても、説明も交えて手続きしていくようですから、資料はムダになっても多いに越したことはないかもしれません。
勘違いする人が多いのですが、サイテスI類になったら今現在飼育している子が飼えなくなる訳ではありませんし、飼い続けることも違法にはなりません。
ですが、個体登録しておかないと移動・譲渡が出来なくなるので、登録票がないと何らかの事情で手放す事になった時、動物園や施設への移動しかできなくなります。里親としての個人間での譲渡や親子間での譲渡もできなくなります。
登録せず親子間で譲渡して飼っていても、おそらくバレることはないでしょうが、寿命が長いだけに飼主に何かあった時にバレてしまいますね。
※この辺りは昇格前に出ていた話なので、後々、自然環境研究センターに聞き取りした回答をこちら に反映しています。
登録票のない個体の移動や譲渡は違法となります。
登録票がなく動物園や施設へ移動された個体は、その後どこにも移動できずにそこで一生を終えることになります。
長命な鳥ですから、終生飼育が困難になる事情が出てくることもあるでしょう。
そうなった時、この人と思える人に託したい、動物園や施設で一生を終えさせたくないのであれば、きちんと登録せねばなりません。
長く人と暮らし、その中で社会性を身につけたヨウムにとって、人と暮らせなくなることは辛いことになるのではと思います。
登録に関しては自然環境センターのこちらを。
登録の流れや種の保存法の解説は飼鳥情報センターのこちらを。
オールバードの4月号にもそのあたりのお話が掲載されていますね。
↑記事を書かれた方の、もう少し詳しく解説されたブログ
最近ヨウム人気は本当に高くて、お迎えされる数もかなり増えています。
格上げ目前となれば駆け込み販売するところも出てくるでしょうし、お迎えを考えていた人は焦って購入に走ってしまうかもしれません。
すでに「ヨウムを欲しいと思っていた人は今の内に飼っておくといいかもしれません」なんて書き込みも見ます。
輸入個体が買えなくなるという事であって、ヨウム自体が飼えなくなる訳ではありませんし、今後は手放すことも難しくなる鳥である事をよく考えて欲しいと思います。
ナショナルジオグラフィック ヨウムとともに生きるためにの項
【ここから追記】
コイネズさんはどうなるのかな~と思っていましたが今日のWorld Parrot Trustからのメールで、どうやらヨウムと共にコイネズミヨウムもサイテスを上げる動きがあることが書かれていました。
![{2C859920-E451-4874-ABF7-A97551E85FAE}](https://stat.ameba.jp/user_images/20160521/22/vani-lla/c3/49/j/o0480071513651995106.jpg?caw=800)
SaveAfrica'sParrotsで署名も始まっています。