久々に両親と一緒に一泊旅行に行きました。
メンバーはバルタンとバルタンの父と母と妻の4名。


1ヶ月ほど前にスポニチに掲載された東伊豆(赤沢海岸と河津海岸)の投げ釣り記事を読んだ事がきっかけです。

その時、こんなやり取りの会話がありました。


バルタン「こんなに釣れたらいいね。」
父    「そうだなぁ。」
バルタン「今でも投げ釣り出来そう?」
父    「おうよ、出来んべえよ。」
バルタン「じゃあ、行こうか。」
父    「おう。」


父は僕にとって釣りの師匠です。小学生の頃から釣りをするようになったのも父の影響です。
針や糸の結び方、投げ竿での投げ方、等をいろいろ教わりました。
*ブログのプロフィール欄(http://profile.ameba.jp/valtan-i/ )を参照ください。


■11月9日(日曜日)

両親が一緒のため、ゆったりした計画を組みました。
9時頃に両親を迎えに行き、両親宅の出発は9時半頃。
西湘バイパスの国府津SAで休憩。
ここのおにぎりはお薦めです。お米が美味しく、ふんわりと握られてます。


早川での渋滞はなく、お昼頃に最初の目的地の多賀に到着。
駐車場とトイレと売店があり、妻や母が休憩できます。
先週の宇佐美釣行の帰路に立ち寄り、下見済みです。


【釣り場】 東伊豆 伊豆多賀海岸、伊東のビーチ
【天候】  曇り
【風と波】 凪
【潮】    大潮  満潮 7:01 / 18:08 、干潮 0:17 / 12:39 (網代)
      参照サイト 潮MieYell http://sio.mieyell.jp/select?po=42201
【潮色】  少し濁りあり
【時間帯】 12時頃~13時頃。15時~16時
【竿とリール】スピンパワー405CX、Super Aero Speed Cast(PE0.8号+力糸)
   バルタンの父 サーフリーダーEVSF、パワーエアロ アルブリードCL4(PE1.5号+力糸)
【仕掛け】 遊動天秤、オモリ23号、5本針、針5号
【エサ】  ジャリメ
【状況と釣果】
路肩に松の木が生えている辺りの浜で開始。凪でとても静かな海です。
父は投げ竿を振る事に約20年のブランクがあります。
無理もありません。父は米寿を過ぎています。
多少の心配はあったものの“昔取った杵柄”というやつで、オーバースローで真っ直ぐに飛ばします。
近距離のシロギスを狙うには充分な飛距離です。しかし、肝心のシロギスからのお便りがありません。
針が小さいので、餌を付けるのを代わりにやってあけました。
正面と斜め右方向の間を探ってみたけれど、反応無し。
場所替えしようと短時間で撤収。


昼食をとりながら、暫く休憩です。
この時点で翌日の天気予報は雨。妻は今日の内に思い切り釣りしたらと僕と父に促してくれます。
母が疲れてきたようなので本日の宿に問い合わせると、事前連絡を受けていた時間よりも早めにチェックイン出来るとのこと。
車を宿に走らせます。荷物を部屋に運び入れて、妻と母が休憩と思いきや、父も疲れたようです。
「今日はもういい。」とのことなので、一人で様子を見に出掛けた。


宇佐美海岸はサーファーだらけで、投げるスペースが見当たらなかった。

伊東港に向かうと、ウキ釣りやエギングの釣り人が多数いるけれど、投げ釣り師はいません。
そこで、宇佐美方面に引き返し、宿近くの投げ釣りが出来そうなビーチのT字堤防から沖目を狙ってみた。
左方向は海底に根があるようだが、正面や右方向は砂地のようです。
ここではポツポツと魚信が届きますが、シロギスではありません。
釣れたお魚さんは順番に、キタマクラ、ヒメジ、ホウボウ(これはよい引きだった)、スズメダイ。
16時頃には雨が降り出してきたので、本日はここまでとする。


ホウボウ。リリースしたら、胸ビレをピンと広げてゆっくりと海の中に泳いで行きました。
     141109_ホウボウ@伊東ビーチ


宿の夕食は、お造りにアワビの踊り食い、カサゴの煮付け、その他にいろいろと盛り沢山。

両親も美味しそうに食べていました。全員、満腹になりました。

温泉にも入り、ゆったりと過ごしました。



■11月10日(月曜日)

ゆっくり起きてから朝食。
干物の他におでんや湯豆腐などもあり、適宜、盛り付ける。
朝からかなり、食べてしまいました。


食後に妻は母に化粧をしてくれている。歳を取っても身だしなみを整える事は大切ですね。

チェックアウトを済ませると一路、宇佐美海岸へ。
トイレがすぐ近くにあるので、妻も安心のようです。


駐車場であおぎすさん(ブログ「あおぎすの投げ釣り行脚(http://ameblo.jp/aogisu/ )」のオーナー))のバイクを探すも見当たらず。
サーファーはいるけれど、日曜日と比べたら少ない。
浜の中央を目指して歩き始めると、意外にも駐車場の近くはサーファーがいない。
父の体力も考慮して、そこで始める事にした。
本日は折りたたみ椅子を用意して、父は座っての釣りです。


【釣り場】 東伊豆 宇佐美海岸
【天候】  晴れ、暖かい。
【風と波】 北東の風、少し波あり。サーファーもこの風のため、伊東方面に流されていた。
【潮】    中潮  満潮 7:12 / 17:52 、干潮 0:16 / 12:27 (伊東)
       参照サイト 潮MieYell http://sio.mieyell.jp/select?po=42202
【潮色】  少し濁りあり
【時間帯】 10時頃~12時

【竿とリール】スピンパワー405CX、Super Aero Speed Cast(PE0.8号+力糸)
   バルタンの父 サーフリーダーEVSF、パワーエアロ アルブリードCL4(PE1.5号+力糸)
【仕掛け】 遊動天秤、オモリ23号、5本針、針6号
【エサ】  ジャリメ
【状況】
波足が長くて、露出した砂浜からだと道路の壁に竿が当たって投げれません。
渚の中で投擲するので、父の竿を代わりに4色地点に投げて竿を渡します。
父はゆっくりとサビいてます。自分の道具の準備をしていると、
父    「おっ、来た。シロギスのアタリだ。」
バルタン「群れているから、ゆっくりとリールを巻いてみて。次が来るよ。」
父    「おっ、また来た。おぉー、ブルブル来てる。竿先を見とみろ。」
竿先を見ると、ピンピン動いてます。
父    「おぉー、今度は強いアタリだ。」

仕掛けを巻き上げると、波間からシロギスが2匹見える。一荷だよっ、て教えようとしたら波の中からシロギスが続けて出てきます。
3匹目、そして4匹目。これは大きい(20cm)。さらに先針にもシロギス。
いきなり、5本針に5連掛け。父は大喜び。


       シロギスの5連掛け
     141110_宇佐美で白鱚5連掛け

「こんな事は今まで一度もなかった。初めてだ。」と喜びのコメントです。
それもその筈。今までは2本針か3本針でしかやってないんですから。

冗談はさておき、父の喜びに自分も嬉しくなってきます。
5連掛けを見て、これが宇佐美か、と二人とも少々、興奮気味。

しかし、派手な幕開けにもかかわらず、その後は地味な喰いになってしまった。
丁寧にサビいてくると2色エリアに差し掛かる辺りでプルルンと可愛いお便りが届きます。


途中で妻と母も我々の様子を見に来ました。
父の仕掛けに餌を付けて、投擲して竿を渡す。そして自分の仕掛けに餌を付けて、投擲してサビく。
これの繰り返しなので、かなり忙しい。
気が付くとお昼のチャイム。これを合図に竿を納めました。

2時間強もやっていたんですね。あっという間のように感じた。


【釣果】  シロギス 12cm~20cm * 13匹(二人の合計)

*シロギス投げ釣り 釣行18回 今年の累計釣果 131匹/目標 100匹


【編集後記】

釣果は兎も角、父と数十年ぶりの一緒の投げ釣りは、何か感慨深いものがありました。

港の堤防からのメジナ釣りは6~7年前にやったけれど、その時にはなかった感慨です。

一緒に旅行に行けるのは、両親が元気だからこそ。その事に感謝です。


あおぎすさんは同じ時間帯に浜の右寄りで竿を出していた事が後で分かりました。


釣り座にはサーファーがビーチサンダルを置いてるので、往来で通りかかります。
みなさん、礼儀正しいです。こちらから挨拶したり、相手から先に挨拶されたり気持ち良いものでした。
潮の流れを聞いたところ、潮流よりも風に流されて右へ行ってしまうとのことでした。
我々の釣り場は浜の左の端だったから、サーファーが流れてこなかったのだろう。