熱中症 | 南相馬市ボランティア活動センター

南相馬市ボランティア活動センター

東日本大震災の被災地「福島県南相馬市」で、災害復興支援ボランティア活動をしています。
がれき撤去・側溝の泥出し・草刈り・庭木の伐採・被災家屋の清掃などの作業に参加して下さるボランティア参加者を募集しています。
活動資金のご寄付や支援物資も募集しています。

もしも、熱中症になってしまったら・・・

→病院へ行きましょう(意識不明など重症の場合)



◆◆救急病院◆◆
@南相馬市立総合病院
(営業再開しています。旧称:原町市立病院)

@住所 福島県南相馬市原町区高見町2-54-6
@電話 0244-22ー3181(受け入れ可能かどうか事前に電話確認が必要)

@アクセス 当センターから片道10km、車で17分。当センターから海側へ1kmで信号のある交差点
「大井」を左折、国道6号を9km北上し、「道の駅 南相馬」の目の前、信号がある交差点「原町市立病院入口」を右折。
Google地図

@注意 南相馬市立小高病院は営業休止中



◆◆救急車119◆◆
~現在地を消防に伝える~
@指示書  現場の住所は、「指示書」に書いてあります。「指示書」を探してください。「指示書」はリーダーが
 持っています。そして、リーダーが倒れたら、「指示書」のコピーが、小高区の当センターにあるので当センターに
 電話して、教えてもらう。
 →当センターの電話0244-26-8934/不在時の携帯090-6046-5976

@近所の民家 近所の被災者の方が片づけに帰宅されていたら、現在地を教えてもらってください。
 また、活動現場の表札の姓名を消防に伝えるか、表札付近に住所表記がないか探す。

@GPS 携帯電話のGPS機能で現在地検索する。車のカーナビで現在地検索する。



◆◆熱中症の応急処置◆◆
涼しい場所に運び、衣服をゆるめて寝かせる (→参考サイトこちら

@涼しい場所→木の陰、車の陰、車の背面扉を上げた影、民家の陰、小高の当センター内、
  黒い傘を広げた影、手押し1輪車(ねこ)を立てた状態の陰、

@衣服をゆるめる→靴と手袋とマスクと帽子と上着を脱がせる、腕までめくる、ひざまでめくる、
  ベルトをゆるめる

@寝かせる→地面が熱くないところに、タオルやトン袋を敷く、足を高く頭を低くする為に脚の下に毛布やカバンを敷く

@スポーツドリンク→塩分と水分を飲ませる。筋肉がケイレンしてたら水だけでは回復しないので塩分も摂取してください。
  スポーツドリンクは「熱けいれん」でも「熱疲労」でも「熱射病」でもオールマイティなので一番おすすめです。なければ、
  水と塩あめを摂取する。

@体を冷やす→水をかける、濡れタオルを当てて扇ぐ、服の上から沢の水をかけて「テミ」であおぐ








◆◆熱中症対策◆◆

・・・・休憩をこまめにとる、スポーツドリンクを飲む・・・・

現場でできそうなこと、簡単な予防策を集めてみました~☆
ボランティアのみなさま、お役にたてればいいのですが
(*^。^*)

@体内に摂取する

→水、スポーツドリンク、お茶、塩あめ、塩の粉末、岩塩、塩昆布、梅干し、塩おにぎり、
 氷、アイスクリーム、フルーツ

→つまり、水分と塩分を補給するのですが、小高区では水道と店がないので困るのです。
 1日に1人あたり2リットルくらい軽く飲んでしまいますのでそのくらいの量を準備しておいてください。
 朝の受付けの時に、センターで支援物資の水や塩あめが届いていたら、各自、持って行ってください。
 途中で買うなら、センターから車で10分の「セブンイレブン原町大甕店」が一番近いですが片道6kmです。
 過去のブログ「7/12(木)の活動報告◇小高区のコンビニ再開」参照ください。
 朝、集合する前に各自準備すると確実です。>^_^<

→消化が良くておいしいものを食べて体力回復(^o^)丿


@体感温度を下げる

→つばの広い麦わら帽子、薄い素材の長そで、うちわ、扇子、保冷剤、アイスバンド、クーラーボックス、
ウエットティッシュ、おしぼり、日傘、パラソル、霧吹きを顔に吹く、水を頭からかぶる、沢の水に手足を付けて冷やす、

→現場は直射日光だから、つらいと思います。何とかして体を冷やして下さい。
  重複だけど、木の陰、車の陰、車の背面扉を上げた影、民家の陰、手押し1輪車(ねこ)を立てた状態の陰など。
 つまり、日陰を探すということです。

→ 水が蒸発するときに周囲の熱を奪って、気温が下がるので、小川のほとりは、周囲より気温が1度ほど低いそうですので、
 水辺の近くで休憩してはいかがですか。

→小高区は井戸水とか湧水を蛇口までひいてきてるお宅が多いので、飲料水には使えないけど、とても冷たい水
 だから、許可がもらえれば、井戸水で体を冷やせるかもしれません。

→汗でべとべとになった服を、途中で新しい服に着替えたら、効果があるかもしれない。着替えを多めに持って行こう!

→クーラーに当たるためにコンビニに行く (・。・)

→首と脇の下に太い血管があってそこに氷を当てると効果的に冷やせるらしいです。

@時間を工夫

→休憩をこまめにとる、休憩を長めにとる、30分作業して10分休憩とか。暑い時間14時~15時は休むとか。
→しんどくなった人は個人的に休憩するとか(リーダーに一言知らせた方がいいですよ)

→しんどくなった人は無理せず途中で離脱し、先に帰るか、車がない人は、他の人が終わるまで安静にしてまつ。

→トイレにこまめに行ってついでに休憩して、手を冷水で洗って冷やす。でもトイレがない場合が多いです。
 (/_;)

→温度計を持って行って35℃を超えたら危険と判断して作業中断するとか。天気予報をみて最高気温を確認したり、
 高温注意報を見る。

→ラジオで、気温情報を聞いてみる
 79.5MHz・・・南相馬ひばりFM(別称:南相馬災害FM)
 1026kHz・・・NHKラジオ 第一(AM局)
 801kHz・・・ラジオ福島(AM局)

→暑さ指数予報のインターネット
 ・NHKの暑さ予報「防ごう熱中症」
 ・環境省の暑さ予報「パソコン版
 ・環境省の暑さ予報「携帯版」


@いろんな対策

→チームの人数を数えてみて、1人足りなかったら倒れてるかもしれないから探す。

→日本人だから協調性を重んじてしまうので自分でしんどいと言い出せない人が多いので、
 仲間どおしで声をかけあってください。「あなた、しんどうそうだから休憩した方がいいんじゃない」とか。
 一人で休憩しづらいならみんなで休憩する。

→エンジン付き草刈り機は音がうるさいから助けを呼んでも気づいてもらえないかもしれないので注意です。
 笛をふいて周囲に知らせる・・・(゜3゜)~♪




◆◆熱中症対策(農水省のホームページ参照)◆◆
「熱中症を防止するための対応」
→夏場等の暑熱環境下での作業は、熱中症(熱射病、熱けいれん、熱まひ)を生じる恐れが
 あるので、次の事項に注意してください。

@日中の気温の高い時間帯を外して作業を行うとともに、休憩をこまめにとり、作業時間を
 短くする等作業時間の工夫を行うこと。水分をこまめに摂取し、汗で失われた水分を十分に
 補給すること。気温が著しく高くなりやすいハウス等の施設内での作業中については、
 特に気を付けること。

@帽子の着用や、汗を発散しやすい服装をすること。作業場所には日よけを設ける等できるだけ
 日陰で作業するように努めること。







◆◆応急処置(症状別マニュアル)◆◆
異常の発生!

涼しい場所に運び、衣服をゆるめて寝かせる。次のような症状がみられる場合は、
速やかに必要な手当や措置をとる。【①熱けいれん、②熱疲労、③熱射病】

①熱けいれん
・大量の発汗があり、水のみを補給した場合に血液の塩分濃度が低下し起こるもので、
 筋の興奮性が亢進して、四肢や腹筋のけいれんと筋肉痛がおこる。

・生理食塩水を補給する
 「0.9%食塩水=1リットルの水に9gの食塩を溶かす」

・回復した場合も、容態が急変することがあるのでできるだけ病院に行く。

・回復しない場合は、救急車!!

・病院へ!!
 吐き気や嘔吐などで水分補給ができない場合は、病院へ運び点滴を受ける
 必要があります。


②熱疲労
・脱水によるもので、全身倦怠感、脱力感、めまい、吐き気、嘔吐、頭痛などがおこる。
 頻脈、顔面蒼白となる。体温の上昇は顕著ではない。

・水分を補給する。
 「0.2%食塩水=1リットルの水に0.2gの食塩を溶かす」、あるいは、
 「スポーツドリンクなど」

・足を高くして寝かせ、手足を抹消から中心部に向けてマッサージするのも効果的

・回復した場合も、容態が急変することがあるのでできるだけ病院に行く。

・回復しない場合は、救急車!!

・病院へ!!
 吐き気や嘔吐などで水分補給ができない場合は、病院へ運び点滴を受ける
 必要があります。


③熱射病(重症)
・体温調節が破綻して起こり、高体温で種々の程度の意識障害が起こる。足がもつれる・
 ふらつく・転倒する、突然座り込む・立ち上がれない、応答が鈍い、意識がもうろうとしている、
 言動が不自然など少しでも意識障害がある場合には、熱射病を疑う

・すぐに救急車を要請し、同時に応急手当てを行う。

・救急車到着までの間、積極的に体を冷やす。
 ☆水をかけたり、濡れタオルを当てて扇ぐ
 ☆上記に加えて、氷やアイスバックがあれば、頸部、脇の下、足の付け根などの大きい血管を
 冷やすのも効果的
 ☆できるだけ迅速に体温を下げることができれば救命率が上がります!!

・病院へ!!
 体を冷やしながら、設備や治療スタッフが整った集中治療のできる病院へ一刻も早く搬送しましょう。