「~のために」でなく、「~の立場になって」 | うつ病相談専門カウンセラー 川田泰輔のブログ

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家族がうつ病になったら、あなたは誰に相談しますか?
うつ病,メンタルヘルス,患者への接し方などのノウハウをお伝えします。


「コンビニを作った人」
「セブンイレブンを作った人」

として知られる、
株式会社セブン-イレブン・ジャパン
代表取締役会長の
鈴木敏文さんという
経営者の方がいらっしゃるのですが、

この方が、よくおっしゃることの一つに、


「お客様のためにというふうに考えるのではなく、
 お客様の立場になって考えるのだ 」


という言葉があります。


なんとなく聞いていると
その違いに気づきにくいのですが、


「お客様のために」という考え方は、

自分の立場から動いていなくて、
自分の立場に立って、
自分の視点で見て
自分の都合で考えている。


その一方で、

「お客様の立場に立って」という考え方は、

客様の立場に移動していて、
客様の視点で見るようになり
お客様の都合で考えるようにしている。


「お客様のために」という考え方は、

結局は、

自分の都合に反しない中で
自分勝手な決めつけで
自分の価値観を押し付けてしまう

こういうことになりがちである、
ということです。


「あなたのためを思って言っているのよ」

というセリフの中で、

「自分の都合」と「あなたのため」の
割合は、何%対何%なのでしょうか。


うつ病患者の家族も、同様の罠に陥ります。


「あなたのためを思って言うんだけど~」

と言って、話を切り出しますが、
それは結局、自分の都合のすり替えに過ぎない。

うつ病患者の家族は、
本当に崖っぷちに立たされ、
どん底に追い込まれますから、
無理もないんですよ。


でも、自分が、

「あなたのため」という考え方を
していることに気が付いたら、

それは、危険信号や悪い兆候だと感じましょう!



「そんなこと言われたら、どうしたらよいか分かりません」

という方は、
こちらの申し込みフォームから
ご連絡をくだされば、
可能な範囲でアドバイスさせていただきます。
→ http://ws.formzu.net/dist/S60895377/

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