★ゆかっちの場合⑦★
当初は、養護学校の訪問教育を受けるのはゴールデンウィークまでで、連休が明けたら本来校に復学する予定にしていましたが、4月末にゆかっちが、「もうちょっとのんびりおうちで勉強したい。」と言うので、訪問教育の期間を延長しました。
結局、7月1日が金曜日なので、切りよく週末までにして、翌週から本来校に復学しました。
訪問の先生と一緒に何度か試行登校はしたのですが、やはりいきなり全日というのはしんどいので、午前中だけ授業を受けて、給食を食べたら帰るということにしました。体育、プールの時は、保健室にいました。
7月は体調を崩すこともなく、遅刻もなく、順調に毎日登校できました。
さてさて、この新担任ですが、ちょっと困ったことがありました。
インフルエンザやおたふく風邪などの伝染病が出たときには教えてほしいと伝えてあるのに、教えてくれなかったことが何回かありました。4月に試行登校をしたときは、インフルエンザにかかっていた子がいたのです。念のため、欠席者がいなくなるまで試行登校は見合わせることにしました。隣のクラスからも出ていてたのですが、危機一髪セーフ。もし感染していたら、大変怖いことでした。主治医K先生は、「インフルエンザは薬があるから、かかっても大丈夫ですよ。」とおっしゃるのですが、ならない方がいいに決まっています。
以後、何度か連絡帳に「移植後の伝染病の感染は命に関わるので、わかった時点で必ず教えてほしい。」と書き、やっと早いうちに連絡が来る様になりました。
また、病院に主治医の話を聞きに行ってもらいたいと、名簿の苦情 を言いに行ったときに伝えたのですが、行く気配なし。またもや連絡帳が出動しました。
新担任は、最初は病弱児に理解がない、説明してもなかなかわかってもらえないという感じでしたが、こちらの意向を根気よく伝えることでわかってもらうことができました。
9月に入ってから休みがちになるのですが、休んだときは「具合どうですか?」と電話をして下さる様になり、週末なら翌週の時間割表を家まで持ってきて、様子を尋ねて下さる様になりました。
わかってもらえない時は、根気よく何度も何度も伝えることが大切ですね。
余談ですが、「週末に来週の時間割表を持ってくる」というくだりで、不思議に思われた方、いらっしゃいませんか。時間割というものは、毎週同じはずでは??ところが最近は違うのですよ。
都道府県によっても違うかも知れませんが、ゆかっちの学校では、学校が週休2日 になったので、年間の各科目の予定をやりくりなければならず、私たちが子どもの頃の様な毎週決まった時間割が組めなくなったのだそうです。のんすけが入学したときは、たぶん隔週で土曜日が休みだったと思いますが、そのときから既に毎週違う時間割でした。
学級だよりの裏が時間割表なので、今何をやっているのかよくわかっていいのですが、最初はやはりとまどいがありました。