★ゆかっちの場合⑥★
以前、復学の際は学校と面談を行っていると書きましたが、それとは別に保護者から学校側に申し入れを行っています。
次年度のことが決まる前(2月頃に行きました)、希望することを校長先生宛に手紙を書いて、渡しに行きます。話をしたのは教頭先生です。
入院中に手書きで書いていて残していないので、私の記憶ではこんな感じだったと思います。
1度目の時は、
・クラス変え、担任の変更はしないでほしい。 等
2度目の時は、
・新しい担任は、病弱児に理解のある人にしてほしい。
・ゆかっちが復学するのはおそらく新年度になってからだが、ゆかっちを入れたクラス編成にして欲しい。
(その理由:新しいクラスになって、ゆかっちを知らない子どももいるので、最初からクラスの一員であるという意識をみんなに持ってもらったら、復学の時に転校生の様な感じではなく、ゆかっちがすんなりクラスに入っていけると思うから。また、ゆかっちもこのクラスに戻るのだとわかれば励みになるし、復学の見通しも持てるから。)
・できれば、これまで仲のよかった子と一緒のクラスにして欲しい(具体的に、5人位名前をあげました)
・インフルエンザ、おたふく風邪等伝染病の子どもが出たら、他のクラスや学年でも連絡がほしい。 等
さて、4月になって、ゆかっちは3年生になりました。
しばらくは養護学校の訪問教育を受け、ゴールデンウィークあけに復学する予定でした。
始業式の日の12時過ぎに、新しい担任から電話がかかってきました。「私が新しい担任ですので、よろしく。」と。
その後、12時30分にのんすけが帰宅。学校からのお手紙をもらってきてくれましたが、その中の3年生のクラスの名簿には、なんとゆかっちの名前はありませんでした。何回見直してもやはり名前はありません。
「ゆかっちの名前ない…。行ったらあかんのかな。」と、落ち込むゆかっちと怒り心頭の私。
担任から電話があったので忘れられているとは思わなかったけれど、名簿に名前がないことはショックでした。
お昼から早速学校へ。
担任に会って話をしましたが、「名簿?何のことですか?」という高飛車な感じで、私の怒りがさらに増します。教頭先生に話をしてあるというと、一転して態度が軟化。
教頭先生も出てこられましたが、「受け入れ態勢はきちんと取っているので、安心してほしい。名前がなかったことは、本当に申し訳ない。」と、ただただ謝るのみ。結局、なぜ名簿に名前がなかったのか、理由はおっしゃいませんでした。
公式の名簿ではなく、保護者へのお知らせのものなので、籍がなくても名前を載せることに何も支障はないと思うのですが、学校的には何かあったのかも知れませんね。本当の所はどうなのか、わかりませんが。
このことはかなりショックでしたが、名簿に名前はなかったけれどクラス分けには入っていたことと、教頭先生が謝ってくれたこと、こちらの気持ちを思い切り話せたので、まあよしとしました。
しかし、このときの新担任の話から、以前の担任からの引き継ぎがなかったような感じを受けました。同じクラスで、引き継ぎをしてほしい子が他にも2人ほどいたのですが、その子達も全く引き継ぎがなかったそうです。
前の担任はよくして下さったと思っているのですが、この点だけがマイナス評価で、残念でした。