バルセロナへ学びにきてから自国へ帰り頑張っているアジア人 | 坪井健太郎のブログ from スペインバルセロナ

坪井健太郎のブログ from スペインバルセロナ

2008年からバルセロナでサッカー指導者。プレサッカーチーム代表: サッカー指導者の育成アカデミーを運営。
オンラインコミュニティ「サッカーの新しい研究所」運営

今日晩御飯を食べていたら、前にコルネジャで一緒に働いていた韓国人の友人から連絡が入った。

何かと思ったら、PreSoccerTeamの生徒がコーチングスクールで提出した資料の「スペインと日本のサッカーの違い」というパワーポイントの表紙がフェイスブックで出ていたのを見て、中身を教えて欲しいと連絡が来たのだ。

彼は、昨シーズンまでコルネジャでコーチをしていて、昨シーズン末に韓国のバルサスクールから誘いがきて韓国・ソウルに帰って今は活動をしている。

(右が韓国人の友人セミン、左が自分。昨シーズンのバルサの提携チーム向けの伝達講習会の時に)
それ自体も嬉しいことなのだが、加えて本の執筆をしているらしく、しかも内容は「スペインサッカーと韓国サッカーの違い」だそうで、まさにスペインで学んだことをアウトプットしているのである。

スペイン留学組としては誠に嬉しいことである。

いろいろと話をしていて韓国サッカーの様子を聞くと、彼らは日本サッカーのことを「進んでいる」と認識しているらしい。

自分の感覚だと、日本サッカーと韓国サッカーはライバル関係で決して日本が進んでいるとは思ってはいないが彼らはそう見ているようだ。

また、日本人のように韓国からスペインにコーチ留学をする人も少ないようで、その辺のシステムも斬新に映っているようである。

確かに、PreSoccerTeamの取り組みは日本でも真新しいものであることは事実で、そうなればアジアの中でも新しい取り組みであることは間違いない。

このようにして、海外に出て学んだことを自国に貢献している仲間を見ると自分にも勇気が湧いてくるし、PreSoccerTeamの活動や、日本での活動はやるべきだと改めて確信することができる。



■アジアの仲間たち

このような仲間が自分には韓国と中国に今は居る。

今後、アジアのサッカーのレベルは間違いなく進歩していくだろうことは間違いないと見ているが、是非自分の活動やPreSoccerTeamもその発展の力になれればと思うし、加えて日本人としては今に続いて日本がアジアサッカーのリーダーであるように自分も貢献していきたいと思う。

もちろんアジアにとどまらず、常に目線は世界のトップレベルを見ながらではある。

加えて、PreSoccerTeamの生徒がアジア各国から来てくれることもアジアのサッカーの発展に繋がることは間違いないと思う。

先日のワールドカップアジア予選のゲームを見ても思うが、アジアの戦いがよりコンペティティブになってきている。

ゆくゆくは、南米やヨーロッパのように本当に厳しい戦いが毎回続くようなレベルになるのでは?ということが現実味を帯びてきているのではないかと思う。

そうなった時に「時すでに遅し」とならないようにできることを日本サッカーをやっていくべきだ。

自分たちの中を見て良い部分を探し納得するのは大事ではあるが、外と比較したり外を見て何が起こっているのか自分の目で確かめることが、本当にできることを増やしてくれる。

ライバル国は斬新なアイデアを基に着々と改革を進めている。

停滞は後退。

進むことを忘れたら一気に崩壊します!

それでは。