2014-15の振り返り コルネジャユースCの活動から | 坪井健太郎のブログ from スペインバルセロナ

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2008年からバルセロナでサッカー指導者。プレサッカーチーム代表: サッカー指導者の育成アカデミーを運営。
オンラインコミュニティ「サッカーの新しい研究所」運営

こんにちは。

6月も中旬に入りました。

バルセロナは夏真盛りです。

実は先日12日に誕生日を迎え、33歳になりました。この歳になると、誕生日を迎えることに特別感がなくなってしまっているのは僕だけでしょうか?w

Facebookなどを通じて、本当にいろいろな方から祝福のメッセージをいただき、多くの方たちと繋がり支えられて生かされているのだな~と実感した一日でした。

メッセージを送っていただいた皆様ありがとうございます。

PreSoccerTeamの生徒たちからはなんとプレゼントももらい、来シーズンのバルサのシャツに33の番号と名前入りでオリジナルユニフォームを貰いました。

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■今シーズンの振り返り

この時期に誕生日を迎える僕は、シーズンを終えて一つ歳を取る人間です。

今年も例外でなく、今シーズンの総括をしたいと思います。

今シーズンはコルネジャユースCでカタルーニャ州ユース3部リーグを昨シーズンに引き続き戦うシーズンでした。

選手も総入れ替えでイチからチームを作るシーズン。

システムも人生で初めて採用した442中盤フラットでの戦いで、また新たなオプションが出来たような気がします。

けが人が出たり、上のチームに中心選手を引っ張られて多少心配な時期もありましが、変わりに出た選手がとても成長し活躍を見せて最後まで優勝争いを続けることができ、結果としては3位でリーグを終えることとなりました。

個人的なテーマとしては、昨シーズン試した「2人組の関係」と「フエゴインテリオール」をシーズン当初からチームのコンセプトの導入に試みましたが、面白い結果が出てきました。

昨年はどちらかというと足元で受ける選手が多かった(選手の本能的にです)ので、フエゴインテリオールで中を使って攻撃は3方向(中と左右)を利用しようというコンセプトが合っていたのですが、今年の選手はVertical(縦に向かう)なプレーを好む傾向が強く中を使ってサイドチェンジというよりもそのまま同サイドで縦に前進してしまう攻撃が合っているチームでした。

一つは、サイドのMFの選手が足元でボールを受けた場合ほとんどの確率で1vs1では突破できるという選手が居たこと。

また、FWの選手は斜めにスペースに抜ける動きが得意だったという特徴があり、チームの全員も中盤でのボール保持よりもサイドからの突破と相手サイドバックの背後へのロングフィードが有効であるということが共通認識で理解していたのがその原因でした。

しかしながら、展開が縦に速くなるようなゲームでもボランチの選手がこぼれ球を拾ったり相手の放り込みの空中戦に勝ったりと活躍をしていることはもちろんです。

僕としては、昨シーズンとは違ったプレーモデルで一つの結果が出たことを目にすることができたのは大きな収穫で、学びのあるシーズンでとても勉強になりました。

また、日本の方たちともディスカッションできる材料ができましたので意見交換がとても楽しみです。

偶然にも日本で流行っているらしい「縦に速いサッカー」を僕らは実践していたような気がしますのでw