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福岡・大分の大雨、心配です。
朝倉や日田は、帰省やキャンプのときも通りかかる街です。記憶にあるあの川があんな水量になっているなんて…お近くの方は本当に怖く、不安な気持ちかと想像します。
これからもまだ降るとのことで、十分ご注意ください。
これ以上被害が大きくならないことを祈ります。
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この日は、ケンのお弁当作りが間に合わず、車で行くことに。
行く前になって、行き渋りが始まる。
いつものように、授業が長いこと、私がいないこと、給食が早く食べられないこと、そういうことがイヤなんだと言う。
タロには関係ない別件でちょっと落ち込んでいた私、自分の気持ちに余裕がなく、普段よりイライラする。
全く靴を履くそぶりが見られず、しびれを切らし、タロを置いて車に乗り込みエンジンをかける。
駐車場から車を出すと、靴下のまま車の窓際にいるタロ。
靴を履いて乗りなさい。
というと、置いて行かれる恐怖か、泣きながら従う。
これやったらタロは必ず動くだろうけど、同時にショックを受けるだろうと予想はしていた。
やはり車の中でギャン泣き。
こりゃしばらく泣くな、と判断して、先にケンを幼稚園へ。
幼稚園に送り、またUターンして学校へ戻る間も、ずっと大音量で泣いている。久しぶりのパニック(いや原因は私か…)。
このまま学校に行くのはタロにとっても良くない…どこかで切り替えよう。
コンビニへ。
2人で降りて、お菓子コーナーでキャラメルを一つ購入。
車の中で開封。
ひとつ、タロに手渡す。
「甘い物を食べるとね、元気になれるんだよ」
私が学生のとき、運動会や持久走大会の朝、試験の朝、母親からチョコレートを一粒もらった。
『甘いものは元気が出るよ』
母にそう言われると、本当にそんな気がしてきた。
心と体が、甘さの分だけ、ちょっぴりパワーアップした気がしたものだ。
ちょうどキャラメルの箱の裏にも同じようなことが書いてあり、私の話に信憑性が出る(笑)。
もう一粒。
それを食べ終わる頃にはタロも落ち着くことができた。
「怒られないかな?」
と聞いてくる。
少し登校時間を過ぎていたことを気にしているもよう。
先生は分かってるから大丈夫だよと答えて発車させる。
教室前では、繋いだ手に力が入り、少し抵抗したけれど、お別れできた。
担任はタロの泣き腫らした顔を見て、今朝は大変でしたね。と頷く。
はぁ〜、久しぶりに胃が重い。
車に戻って、私もキャラメルをひとつ。
今日の件については、私の対応もかなりよくなかった。その点については反省。
でも私も人間。そんな日もある。
キャラメルの甘さがじんわりしみる。
…うん、いいとしよう。
結果オーライ。切り替えて行けたんだから。
よし、元気出していこう!