座禅
今年の道場に提出する目標は「毎日座禅を30分組む」というもの。
座禅も続けていると姿勢がちゃんと整ってくるから不思議である。
最初のうちは雑念が多かったが、今ではほとんど雑念が生じず、
ただただ熱のない炎のような状態で座禅を組んでいる。
わかりにくい表現方法と思うが、
まず、座禅を組んでいて温度というものを感じなくなった。
座禅を組んでいるときは、人間という「生き物」から
家の中の「一つの物」として同化していく感じで、
室温と同じとなり温かさも冷たさも感じない。
そして、これは私独特の感覚なのかも知れないが、
座禅を組むと不思議と自分が炎にのようにつかみどころがなくユラユラした感じになる。
色も白のような黄色のようなオレンジのような、、、
表現するのが難しいがとにかく炎に似てる。
ただメラメラではなくユラユラという表現がぴったりする。
そして、この状態を座禅を終わるまで保ち続ける。
この座禅で実はすごい効用を発見したことをお伝えしたくてこのブログを書いている。
それは座禅を終えた直後、「無」の状態のところに
自分が疑問に思うことを「ポン」と投げ落としてみるということ。
以前だったら、こうだろうか?それともあ〜だろうか?と延々と悩んでいたことが、
この座禅の直後の「無」の状態に落とすことで、
面白いくらい瞬時に答えが浮かび上がってくる。
しかも、その答えは今まで想像もしないような閃きだったりするので
本当に不思議な効用と思って座禅を組む二次的効用として楽しんでいる。
これは私だけの効用なのだろうか?
それとも誰もが同じ効用が得られるのだろうか?興味はある。
そもそも、こういった効用を求めて座禅を組むこと自体、
ヨコシマな考えで禅の正道からは外れていると禅僧の方からはお叱りを受けそうだが、
今は私のなりのスタイルではあるが座禅とこんな感じで向き合っている。