新時代の幕開け | Under The Flags

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AC長野パルセイロ観戦記「ポール下の目線」、チケットの査定、メンバーのフットボールコラムなど

気が付けば、年が変わって随分と時が経った。


昨年の暮れ、新監督に美濃部氏が就任するという発表に驚いた。

美濃部氏の目指すフットボール、戦術、采配等は実戦を観るまでのお楽しみにするとして、時代の終わりと始まり、いよいよ私たちのクラブは新たなるフェイズに突入した事を感じた。

真のプロフットボールクラブに進化・成長しようとしている。


「成長」といえば、昨年11月のJFL最終戦後にキャプテン大橋がこんな事を言っていた。

「来年は選手もサポーターも成長しなければならない年だ」と。

私は驚いた。いつも通り「応援ありがとうございました。来年も応援宜しくお願いします」のような定型文挨拶をして終わりかと思っていたが、サポーターにも成長を促したのだ。

仲間たちと行った試合後の打ち上げでも話題に上った。

「大橋の挨拶、意外だったね」

「あれはどういう意味なんだろうか?」

「俺は、単に観客動員を増やしてくれとかそういう風には捉えてないよ」


サポーターの成長ってなんだろうか。

観客動員アップ、一体感のある応援をする、他にもいろいろあるが、どれも正解だと思う。

仲間たちと話し、考えた私の答えは、「選手をプロとして見て、フットボールの本質を見て判断する。」

長野のフットボールをよく観て、フットボールを深く知り、良いプレー、驚きのプレーには賞賛の声と拍手を、良くないプレーには奮起を促す声を。


今シーズンは非常に厳しいシーズンになる予感がする。

監督やコーチが刷新され、全く新しいチームになるからだ。

チカラは未知数。ひょっとしたら、今まで経験した事のないような重苦しい事態になるかもしれない。

そんな時こそ、ファンの真価が問われる。

どこまでタフになれるか、強い心で立ち向かえるか、どこまで正直に選手と向き合えるか、どれだけスタジアムを愛で包めるか。


さあ、ゾクゾクするシーズンがもうすぐ始まります。