三浦半島周遊(10)戦艦三笠Ⅹ | どちて坊やが隠居をしたら~日本国でも毎日が徒然~

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「野宿でもお腹に肉のつく身哉」

日本一周・全県に足跡を目標に、車中泊やキャンプをしながら、
大好きなラーメンを食べ、100名城を中心にした城めぐりや
神社仏閣に参拝し御朱印を頂く、旅の絵(写真)日記です。


            [三浦半島周遊(9)のつづき]





司令長官公室


司令長官公室の両舷側には45mm単装機関砲置かれていた


東郷元帥の遺髪

 
艦内神社・三笠神社

 
追悼室


弔詞・東郷元帥

 弔詞

海陸の戰雲已に散じて滿都の和氣藹々童幼歓び迎へて六親門に待つ 是れ諸子と生死を與にしたる將卒が大纛の下に凱旋せる頃日の光景なり 回想すれば諸子等が沍寒を冒し炎熱を凌ぎ屡々勁敵と鬪ふに當りてや戰局の前途は尚未だ知るに由なく諸子の逝く毎に先づ其忠死の榮を得たるを羨み我等も亦必ず諸子に倣ふて君國に報ふるを期せり 然るに諸子等の勇戰奮鬪は常に其功果を奏し皇軍戰ふ毎に勝たざることなく旅順の連攻十閲月にして大勢を定め日本海の鏖戰一擧に勝敗を決し爾後海上又敵影を見ざるに至れり 是れ固より無量の 皇徳に基くと雖も亦諸子等身を外に忘れて奉公したるの致す所ならずんば非ず 今や征戰其終りを告げ我等凱旋の將卒四顧歓喜の光景を見るに當り諸子と此の悦びを分つ能はざることを懐ひ悲喜交々至りて感慨言ふ可らざるものあるを覺ふ 然れども今日あるものは即ち諸子が一死の榮ある所以にして諸子の忠烈は永く我海軍の精神となり以て帝國を無窮に守護せん 茲に典を擧げて諸子の靈を祭り聊か懐を述べて弔詞に代ふ 尚くは来り饗けよ

 明治三十八年十月二十九日

  聯合艦隊司令長官東郷平八郎


 
艦内にはられた戦死者名のプレート

全ての兵者に敬意を表しますと共に、英霊の御霊に感謝の誠を捧げます。


この階から下は、ワシントン軍縮条約に基づきコンクリートや
土砂で埋められているため、見学はできません。





                         つづく