セールスマソの宿命第七話 | ヘボ剣士の逸楽

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一話から呼んでいない人は一話から読もう  

 

200X年。 

 

RSの世界ではヘンスひきいる謎の違反アキンド組織の活動が活発化されていた・・・ 

 

 

 

これは組織の中で必死に自分の意志をつらぬいて戦いぬいた一人の男の物語である・・・

 

 

 

 

 

 

前回までのおさらい・・! 

 

ケイルン引き入る正義の組織KBIはヘンスをひっとらえるべくケイルンとヘンスのタイマン戦になる・・!

 

しかし、ケイルンが圧倒的に有利な状況に。 

 

そしてヘンスが隙を見て逃亡した所をケイルンは圧し掛かって捕まえる。 

 

しかしヘンスの意思は変わらなかった。 

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おなじみの出勤ラッシュでの窮屈な車両で使う豪快な卑怯法でその場を切り抜け、ケイルンを逮捕させ、

 

それと同時にセールスマソも


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ヘンスのはったりで猥褻物陳列罪の疑いを掛けられケイルンと一緒に署へ連行されたのであった― 

 

 

 

 

 

そして二時間後・・ 

 

 

 

セールスマソとケイルンはただ湿気の多い暗い場所にぶち込まれた。 

 

 

1

そこはどう考えても牢屋としか考えられない場所であった。






2

そして確認もなしに捕まった彼らは脱出を図るのであった―― 

 

 

 

 

 

セールスマソの宿命第七話~脱出の巻き~ 

 




 

彼らは必死に脱出策を考えたものの、どこにも隙間も道具も何も無い所で脱出しろなど言われても無理な話である・・! 

 

 

 

残りの方法を考えると、警備兵が食事を持ってくる時しかチャンスは何処にも無かった――。 

 

 

 

取り合図、その時の為に体力を消費しない事を彼は考えた。

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腰を下ろし、ケイルンに話しかける。 

 

ん・・?どうしたケイルンよ?


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まぁ古都の騎士として、こんな嫌らしい罪で捕まるのは流石にプライドが傷つくのであろう・・! 

 

 

ましてセールスマソも誤解を招いて同じ様な嫌らしい罪で捕まったわけですが・・ 

 

 

 

 


5

いや^^あんたは絶対強制猥褻してた^^うん^^^ 

 

 

御前ウヒヒヒッとか言って思いっきり圧し掛かっていたじゃねぇか・・ 

 

 



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そして、沈黙が広がる・・ 

 

 

牢屋の策には隙間がある・・

 

 

もしお隣さんで繋がれば隙間を通して物取りの交換で協力して脱出を図れるかもしれない・・ 

 

 

彼はそんなショボイ夢など考えていた・・ 

 

 

 

 

 

その時――



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でも御前はどっちにしろこういう結末がまってます^^

 

 

 

 


8

と、牢屋を揺さぶるケイルン。 

 

 

まぁやっぱり確認もせずにこんな所に閉じ込めるのも納得いきませんよね・・ 

 

 

 


9

ちょwwwww 

 


おまww目の前警備兵通ってるぞww 

 

 

しかも、その言葉この紳士的なブログではNGワードだぞwwてめw

 

 

 

 

10

おいwwwおまww 

 

 

目の前突っ立ってるってるじゃねぇかww  

 

 

 

ど・・どうなってもしりませんからね!  

 

 

 

 

 

 

どうやらケイルンはやつ等に悪口を言いたいようですね。 

 

 


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!! 

 


開放して貰えた・・?

 

 

いや違う・・!これは・・!! 

 

 

 

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激しく悪勘が脳裏を過ぎる。 

 


気づけよ。馬鹿。暴言吐いて出してもらえる訳が―― 

 

 

 

 

 

と、その時。 

 

 

 

 

もっとも恐れていた出来事が起こってしまったのであった・・! 

 

 

 

 

 

 

 

 

13

ありがと^^ケイルン^^^ 

 

 

御前は甚振られてて良いんだ。 

俺が生きれば御前なんかいらない――

 

 

彼の↑の様な思いが彼の牢屋から出る足を加速させた・・ 

 

 


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そして、彼は脱走する為に一歩踏み出したのであった―― 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――あばよケイルン^^―― 


 


 

 

 


 

 

 

 

 

 

おわり。

八話へ続くぜ~