セールスマソの宿命第一話 | ヘボ剣士の逸楽

ヘボ剣士の逸楽

Hebokenshi_conte's


 

200X年。 

 

RSの世界ではヘンスひきいる謎の違反アキンド組織の活動が活発化されていた・・・ 

 

 

 

これは組織の中で必死に自分の意志をつらぬいて戦いぬいた一人の男の物語である・・・

 

 

 

  

 

 

 

 

1

         シ ナ  ウ ル ゾウ

男の名前は 死奈 宇瑠蔵。 

 

 

通称、セールスマソである。 

 

 

名前通り、彼の仕事はポンコツ商品を売りつけること。 

 

 

彼の働きはナカナカの評価を受けており、 

 

 

彼の時給は千五百円と、なかなか恵まれている存在であった。 

 

  

 

だが、そんな彼に最大のピンチが圧し掛かったのであった―― 

 

 


 

 

  

 

事の始まりは七月四日の月曜日の昼頃。  

 

 

今回彼が引き受ける任務は・・

 

            カ ワン ゾウ

あの頑固ババァの 過 湾 蔵おばさんに、似た目が良いだけの肩叩き機を売りつけようと言う超難易度が高い任務である。 

 

 

あの過湾蔵のクソババァはピンポンを押されただけでセールスかどうか波長を感じ取り、インターホンで即帰らせるという神業を持つ強敵である・・・ 

 

 

果たして彼はこのクソババァに肩叩き機を売りつける事が出来るか・・! 

 

 

 

 

 

2

いつもの様にボス(ヘンス)は、商店横に有る不自然な木に設置している通信機で命令を送る・・ 

 

 

 

その命令は通信機を通じてセールスマソの大剣型通信機に送り込まれる。 

 

 

 

別にケータイでもいいじゃんとか言う奴は帰ってくれて結構です。 

 

 

そして頼りない話術を持ち、彼の任務は開始された・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

セールスマソの宿命第一話「肩叩き機を売りつけろ!」の巻き 

 

 

 


 

 

 

 

始まり始まり~テンテカテカテカテンテン♪ 

 

 

 

早速彼は過湾蔵家の門にたどり着いた。 

 

 

 

 

3

第一話から格好悪い真似は出来ないと気合が入ってた彼。 

 

きっとうまくやってくれるだろう・・・! 

 

 

 

 

4

そして彼は緊張しながらピンポンを押した・・・ 

 

客との会話は全て大剣型通信機でボスのに伝わるので 

 

ちょっとしたミスでもしたら首が危ないのである。 

 

 

最初はあの言葉を言うんだったなと台詞を頭の中で繰り返し考えているときだった―― 

 

 

突然希望を立たれるかのような言葉が耳に飛び込んできてたのであった・・ 

 


 

 

5

!!

 

え・・ちょ・・! 

 

 

彼はまさかと思って言い止めようとしたが遅かった。 

 

 

 

6

プーーーーーーー。 

  

 

 

(´△` )・・・ 

 

 

 

  

 

 

  

 

 

彼は頭の中が真っ白になった。  


  

 

だが失敗しても冷静にボスに結果を報告しなけねばならない。 

 

 

 

彼の背に鳥肌が走る 

 

 

 

7

 

彼は冷静に報告した。 

  

 

 

その報告は大剣通信機を伝わってボスの通信機に伝わる。 

 

 

 

8

えぇえぇえぇええぇぇぇぇぇえ!!! 

 

 

 


 

え・・いや!その!!  

 

 

 

 

9  

 

 

 

 

 

言い返そうとしたが、ショックで言葉が見つからず彼はその場で立ち尽くしたのであった・・ 


 

10

 

 

 

・・・・・ 

 

 

 

 

  

 

 

 

・・・ 

 

 

  

 

だが彼の今までの実績のお陰で減給されただけであったのは彼の大きな救いであった。 

 

 

 

次失敗したら・・ 

 

 

 

 

彼は激しく恐怖した。 

 

 

 

だが彼は生きる為にまた一歩踏み出したのである 

 

 

 

・・・がんばれ!セールスマソ・・・・! 

 

 

皆は君を応援している・・! 

 

 

 

君の活躍はピンポン押しては即追い払われるセールスマン達の救いなんだ・・・・! 

 

 

 

 

がんばれ・・!セールスマソ・・! 

 

 

負けるな・・!セールスマソ・・! 

 

 

 

  

 

 

 

そして彼の伝説はまだまだ続く~ 

 

 

 

 

 

 

 


 

  

 

 

 

 


  

 

 

 

おわり

 

 

 

 

 

 

二話に続く。