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今回紹介させて頂きます帯は、三十六歌仙の料紙にみられる波や割り付けの有職文を
“ 道長の取方 ” にデザインしたものです。
≪ 波道長有職文 ≫ なみみちながゆうそくもん
この帯は、三大組織の中でも一番多く用いられている 【 錦 】の技法を使っています
土台となる生地は通常の錦地ですが “ 波地は三色以上の濃淡 ” を付けることで
引箔に負けない立体感を出しています。
また “ 道長 ” の中の有職文も、細かな地文を加えることで “ 柔らかさ ” をだしています。
幾何学的な割り付け文様を “ 波地文 ” とともに “ 柔らかさを持たせる ” ことで
“ 格調を残しつつ優しさ ” を出しています。 「 かたやわらかい 」 図案になっています。
【 参考本 】
【 付け下げ 】 にも合せて頂けます
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
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