umegakiorimono ときどき日記

京都西陣の織元梅垣織物が ≪ 作り手の気持ちを伝える為に “ 西陣織帯地 ”や“ 西陣の事 ”
そして “ 美味しいお店やちょっとした出来事 ” ≫ を紹介させて頂く日記です。
 
『 和装や京都に興味のある方は、是非ご覧ください 』


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いつも “ ときどき日記 ” をご覧くださりありがとうございます。

今回紹介させて頂きます帯は、四世紀から十世紀頃までのエジプトにおける
“ 染織品のコプト裂 ” をモチーフにしています。

文様としては、人物、円文、幾何などを素朴様式でまとめた独特のデザインで
世界の古代染織において、その様式は傑出していると言われています。

   

               ≪ コプト裂丸文 ≫ こぷときれまるもん

           

「 コプト裂 」 は帯地のデザインとしては古くから用いられていますが “ 光沢の
ない洒落物 ” として製作されることが一般的でした。

弊社の 「 コプト裂段文 」 は洒落た中にも品格を持たす為に、土台となる生地に
「 引箔 」 を用いており “ 微かな光沢 ” を持たせ、セミフォーマルにも対応させています。

   

【 生地 】 は、名物裂の中でも、糸目の紗の軽やかさに気品ある明るさが加わった
格調高い “ 上代紗 ” をイメージして、弊社が現代の西陣織の技術を駆使し、帯地
として表現したものです。

“ 名物裂 ” とは、安土桃山時代、茶の湯の発達に伴い書画、茶器の名物といわれる
ものに付随して制作された “ 表装裂や袋裂 ” をいいます。

           

   

古くは足利義満時代で、最も新しいものでも江戸中期のものといわれる金襴、銀襴、緞子
などに代表される “ 名物裂 ” は、我が国の染織工芸に大きな影響を及ぼしたものです。

   

上の写真は 【 別腹文 】 下を半分程隠して頂いたら、それがお腹の場所にくるイメージです

   

                        【 参考本 】

           

           

              【 色無地 】【 小紋 】にも合わせて頂けます

   

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。


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今回紹介させて頂きます帯は、江戸時代中期に京都のやきもの界に一大革命を
起こした乾山焼で、琳派の大成者尾形光琳の実弟尾形乾山が興したやきものを題材に
その作品の中の「 染付白彩流水文鉢 」をモチーフとして「 琳派巻波文 」を製作しました。

   

               ≪ 琳派巻波文 ≫ りんぱまきなみもん

   

この「 琳派巻波文 」の最大の特徴は、当社独自の「 釉彩錦 」という技法によって
織り上げている事です。釉彩錦は、陶磁器のもつ深みある釉調を織物で表現したものです。

           

   

釉とは、素焼の陶磁器にかけて、装飾と水分の吸収を防ぐ為に用いる一種のガラス質の
ものです。平安期以降の陶磁器に用いられ、室町・江戸時代を通し、釉(うわぐすり)の
発展が陶磁器の進化であったと言われています。

           

通常の錦組織を組み替えて、経糸( 縦糸 )と緯糸( 横糸 )をランダムに組織する事
また経糸を四色、緯糸を二色用いる事で通常の織物では表現できない素地を造り出しました。

普通、経糸( たて糸 )は一色で構成され、緯糸( よこ糸 )の色で柄を織り上げていきます。
その為、経糸( たて糸 )に四色も入れるという事は、その色数分の整経や染めの作業が
増える事になります。その為、手間もコストも余分にかかってしまいます。

   

しかし、陶磁器を織物に表現する為に、このような素地づくりにも拘っています。
又、錦組織を複雑に変化させる事により、非常に複元力に優れた素地になっています。

   

               ( 画像でお伝えできないのが残念です )

   

                        【 参考本 】

           

           

                【 付け下げ 】にも合せて頂けます

   

難しい説明になってしまいすみません。“ 帯の写真 ”だけでもお楽しみ頂けたら嬉しいです

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。


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今回紹介させて頂きます帯は 【 Karaori Nouveau 】 ~ 新しい唐織 ~ です。
( 説明が重複しますが、お許し下さい )

『 唐織 』 とは、本来中国から渡来した織物やそれを真似て日本で織った織物の
事ですが、一般には能衣装に用いられる花鳥や花菱などの模様を表した “ 刺繍 ”
のように見える織物の事です。

『 唐織 』 の特徴は生地の組織密度を高くし、柄を表現する緯糸( よこいと )を
経糸( たていと )で綴じないでボリューム感を出す事です。
しかし、その特徴である組織故に、緯糸 ( よこいと ) の「 けばだち 」 や
「 糸浮き 」 ができ易いのが欠点です。

弊社では、、唐織ではありませんが、従来の 『 唐織 』 の立体的な表現力を保ちつつ
意匠的には近世西洋の装飾デザインを参考にして “ 日本の伝統 ” に ” 西洋の風 ”
を取り入れた新しい感覚の帯を考案しました。

   

            ≪ 西洋献上丸文 ≫ せいようけんじょうまるもん

   

           

   モダンなデザインの中にも基本を押さえた“ 梅垣らしい帯 ”で、良質の絹糸と
   極細の箔を使用し、織物のボリューム感を強調した新しい感覚の帯です

           

   

           

   

                        【 参考本 】

    

           

      “ 大胆 ” なものから “ シンプル ” なものまで製織していますので
       若い方からご年配の方にもお締め頂ける帯になっています

   

“ 絹 ” 本来の光沢が、カジュアルの中にも “ 品のある帯 ” に仕上がっています

色違いをご覧くださる場合は、右をクリックして下さい  ≪ 西洋献上丸文 ≫ ( 白・紫 )

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。


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先日、今はなき京都の名割烹『 桜田 』さんのお弟子さんがなさってるお店へ
食事に出かけました。【 和ごころ 泉 】さんです。

床の間のお軸やお花、器、旬の食材から季節感があふれ、その彩とともに
食事を堪能させていただきました。

           

《 食前酒 》

   

《 先付 》      くみ上げ湯葉と雲丹

   

《 椀物 》      鱧しんじょう

           

《 向付 》 

   

《 八寸 》                                ( 二人分 )

   

《 鉢肴 》       鮎の焼き物                     ( 四人分 )

   

   
 
《 強肴 》      とり貝とアスパラの黄身酢のせ
 
           

《 止め肴 》      加茂ナスの白味噌仕立て

   

《 食事 》       新生姜の土鍋炊きごはん香の物と赤出し

   

《 水菓子 》 

           

《 甘味 》      お抹茶と黒豆の水羊羹

   

   

           

こだわりの旬の食材が、器とともに目で楽しむ事ができました。
鮎の焼き物はじっくりと長時間にわたり焼き上げたもので、頭から全ていただく事ができ
とても香ばしく美味しかったです。
八寸に入っていた卵焼きもお手間いりで、チーズケーキのような味わいで美味しかったです。

    【 和ごころ 泉 】

    住所 : 京都市下京区四条新町下る四条町366 四条敷島ビル 1F
    電話番号 : 075-351-39171

    営業時間 : ( Lunch ) 12:00~14:30  13:00迄入店可/14:30迄営業
          ( Dinner )18:00~21:30  19:30迄入店可/21:00迄営業
    定休日 : 月曜定休  

    ACCESS : 阪急京都本線 烏丸駅 徒歩5分
         京都市営地下鉄烏丸線 四条駅 徒歩5分

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。


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今回紹介させて頂きます帯は、江戸前期、寛文小袖である「 白綸子地櫓波文様
絞縫小袖 」をモチーフに考案したものです。

寛文小袖は旧来の武家階級と新興の町人階級の好尚が交差した意匠であり
その大胆なデザインが特徴となっています。

「 鬘帯競集文 」は、原本にみられる「 櫓 」を「 鬘帯 」にアレンジし
デザインも原本の草花文様に加え七宝などの割り付け文様を用いる事で帯地と
しての格式を持たせています。

   

             ≪ 鬘帯競集文 ≫ かつらおびきょうしゅうもん

   

技法は弊社独自の「 有職唐織 」を用いています

この技法の組織は、唐織や刺繍を原本とする意匠の帯地を制作するに当たり、その
ボリューム感を表現するために、土台となる生地を通常の倍の組織にする事で
引箔を用いなくても品格のある生地にしています。

   

           

このように意匠、表現力ともに原本のセンスを踏襲しつつ、現代の解釈と技術を
持って製作した帯地です

   

< 有職唐織 > ( ゆうそくからおり )という弊社独自の技法は、 弊社独自の
≪ 有職錦 ≫( ゆうそくにしき ) をベースにした技法です

西陣織を代表する織物組織には、畦( 綴 )・綾( 錦 )・朱子( 緞子 )の三大組織が
あります。各組織にはそれぞれ特徴があります。

【 綴 】 は、緯( 横糸 )をつめる緯組織なので生地がしまり力強い生地になります
     しかし、「 つや 」 がなく、地風はやや硬くなります

【 緞子 】 は、細い経糸( 縦糸 )を数多く使用し経を多く出す経組織の為に「 絹本来
      のつや 」 は出ますが、生地が重くなります

【 錦 】 は、それらの中間組織である為、使い勝手がよく、一般的に用いられやすい
     のですが特徴がありません

   

そこで弊社では、緞子地に匹敵する細かく数多い経糸 ( たていと ) に、綴 ( つづれ )
以上に極細の緯糸( よこいと )を使用して織る事で、生地の組織率を高め生糸の
つやを残しつつ、軽くしなやかでこしのある生地としました

           

   

このように各組織の基本をふまえ、それらの長所を重ねる為には、素材の良さが大切で
製織技術も重要となってきます。それらを統合したものが弊社技法 < 有職錦 > です
   
   

                       【 参考本 】

   

           

           

              【 付け下げ 】【 色無地 】にも合せて頂けます

   

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最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。


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