民主党と自民党の党首選びが進んでおります。
民主党については、誰が選ばれようと解散は自爆そのものであることから、来夏の衆参同時選まで延命を図ることが唯一の選択となります。
一方、自民党については現職出馬断念により党首交代が確定しており、次の総裁候補について様々な報道が飛び交っております。
しかしながら、今、自民党にとって誰が新しい顔になるかよりも、優先することがあります。
それは、
1. 解散を焦らず、来夏の衆参同時選挙で衆参ともに第一党を目指し、2
016年の参院選までの3年間に標準を合わせるべきでしょう。
2. 民主に奪われた旧来からの支援先を取り戻すとともに、合わせて次期
野党が確実な民主党の支援先を“説得”し切り崩すことが急がれます。
こうして「票と金蔓」の確保に努めなければなりません。これこそが、
最大の急務です。
3. 政権奪還後の施策遂行のための法律の改廃新設等の準備と広報に努
め、政権奪還後に確実に実行できるように体制を整えることが極めて
重要です。
まず、他党の賛同が見込まれる通しやすい法案を確実に実現させ、
次に国益に叶う法案を優先順位をつけて成し遂げることが必要です。
4.以上のことを、党として確定するとともに、誰が総裁になっても2016年
の参院選まではこれを遵守し、異議を唱える者は党として厳しく罰し、事
の次第によっては離党に追い込み、党の純化を図ることが望まれます。
以上のことこそが、誰が新総裁になるかよりも、遥かに重要です。
なお、日本維新の会は恐るるに足りません。
衆参同時選挙になれば、基盤の浅薄な国政版維新の会も戦線の拡散を余儀なくされることになります。
地方政党が全国選挙の体制を僅か1年程で準備するのは厳しいとともに、その間の失策も十分に見込める人々が維新には少なくありません。
また、地方の1人区で他地域を基盤とする政党の落下傘候補が勝つのは容易ではありません。
維新では、選挙の素人候補のために現職の大阪維新の会所属議員を応援に送り込むことも予想されます。
しかし、このことこそが、地方の地元支援者との軋轢の元になるでしょう。
そもそも、地方議員はただでさえ国政に進出したいところに、将来自分のライバルとなりうる新人の応援に全力を傾けるとはとても思えないのです。
地方の1人区を維新の墓場にして、維新を一挙に疲弊させるチャンスでさえあります。
もちろん、比例では流行りの“風”により、一定の分前は与えることにはなりますが、地方の小選挙区があるかぎり、少なくとも次の衆参同日選で日本維新の会が第一党になることは困難でしょう。
さて、自民党及び日本維新の会を除く各政党と報道界に強く望みたいことがあります。
それは、
1.軍事外交政策が国益に叶うものか査定するべきです。
2.消費税の地方税化と地方交付税の廃止によって、新たな地方格差にど
う対処するか明らかにさせるべきです。
3.A. 原発縮小化に伴う、既存原発の遊休化にどう対処するか明らかにさ
せるべきです。
B. 原発縮小化に伴う、原油等化石燃料の購入費急増にどう対処する
か明らかにさせるべきです。
C. 原発縮小化に伴う、太陽光発電等の火山噴火等による災害にどう
対処するか明らかにさせるべきです。
D. 原発縮小化に伴う、新規発電施設建設費用、及び送電網整備費用
を明らかにさせるべきです
4.外国人参政権及び、“新たな人権救済制度”についての明確な回答を
要求するべきです。
5.その他、生涯使い切り社会等の相続を否定するかのような、種々の特
異な政策についての、矛盾点について、これを確認させるべきです。
最低でも、これらの『踏み絵』を日本維新の会に踏ませることが、維新対策の第一歩です。
◆2012年04月18日 今、解散を焦ることは無い
http://ameblo.jp/ukhg2810/entry-11226122747.html
◆2012年05月09日 続・今、解散を焦ることは無い ~ 来年の参院選後の3年間が日本の未来を決める
http://ameblo.jp/ukhg2810/entry-11246175212.html
◆2012年07月18日 続続・今、解散を焦ることは無い
http://ameblo.jp/ukhg2810/entry-11305932441.html
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