メローネに試された、「愛の力」 | 魔法石の庭ver.2

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スピリチュアル界と、ちょっとパワーストーンブログになっています。

 最後の1000円は、これから来るオブシディアン代に消えました。
 33-4(なんでや!また阪神関係ないやろ!)。

 だって、ゴールデンオブシディアンなんですもの。しかも、一連500円という安さに、小銭までかき集めて買ってしまいました。
 でもいいの、なんたってこっちには、まだ10万円切ったとはいえ、貯金があるのです!しかし、石にいくら費やしたかを考えるのは恐ろしいので、なるべく考えないようにはしています。

 で、金運も恋愛運も、全部スピリット界に行ってる気がするんですが!スピリット界で実現してるってことは、これから現実でもそういうことが起きるってことでしょうか。それとも、スピリット界に吸われちゃってる?
 スピリット界の私は、一応大きな館持ちで、使用人も精霊が8人くらいいて、恋人は男女1人ずついます。なにこのリア充、撲殺したい。

 しかし、今の私の年齢で、ダイヤがついてる指輪を左手薬指にしていたら、もう「結婚してます」って風に見られるんでしょうかね?
 いや、なんか、学習障害っぽい同僚に、左手にダイヤ付けてたら「右川さん、結婚したの?」って言われましたし。結婚したら、落ち着くまで職場は休むでしょうよ……。上司がすぐに、「そういうことは失礼だから本人が報告してから言ってね」といさめてくれましたが、なにせ悪気はなかったらしく、「でも薬指に指輪してたらそう思うじゃん……」とか言っていました。

 はあ……。なんか、この人、とにかく喋っていないと落ち着かないらしく、ずーっと上司に話しかけているのです。なんか、それを聞いていると疲れるというか、引っ張られるというか。悪気のない悪意ってありますよね……。

 まあ、今はメローネとおば様、二人と結婚しているようなものですが。
 特に、メローネの方が強いかな?ダイヤも貰っちゃいましたし……(てか、自分で買ったんだけど)。

 さて、最近、読者さんのコメントの中に、「私もスピリット界に行きたいのですが、うまく行けません」とか「スピリット界に降りても真っ暗で何も見えません」というお悩みを持っていらっしゃる人が多いようです。
 基本的に、スピリット界に行くことは、私は簡単でしたので、特別霊感が必要とかではないと思います。丹田(おへその下辺りにあるツボ。これはスピリット界における、人体が車だとするとガソリンのようなもの)ヒーリングとかは有効だと思いますけどね。

 ただ、読者さんのお一人が、「ガイドに聞いてみたら、『自分で自分に枷をはめているから』と言われた」そうで、そういうのもあるかもなーとは思います。
 何せ、我々がいつも暮らしているのは、物質が全ての現実世界です。今まで現実世界で生きてきた人が、急に「スピリット界」なるものの存在を知ったからといって、全ての人がそれを受け入れられるでしょうか。

 私は、スピリット界に引き寄せられる人の統計として、「過去に酷く傷ついた経験のある人」が挙げられると考えています。もちろん、統計ですので、これに当てはまらない人もいるでしょう。しかし、他の方の日記などを読んでいると、その方向性は案外間違っていないと思います。

 本来、スピリット界とは、現実世界で生きにくさを感じている人が、ヒーリングされに行く所なのかもしれません。
 しかし、今まで抑圧されてきた人が、いざ「ほら、何でも好きにして良い世界があるよ」と示されたとして、果たしてそれを信じられる人は何人いるでしょうか?
 どこかで、「また傷つけられるかもしれない」と思ってしまってはいませんか?そして、そんなあなたを、心配そうに見つめる視線に気づきませんか?

 私も、スピリット界に降りたばかりの頃は、私の姿を知覚した人いわく、「押し入れのようなところにうずくまって、両手で顔を覆っている姿が見えた」と言われました。今は、ちょっと回復してきて、イベントを開いたり、ガイドとじゃれあったりして、楽しめるようにはなりましたけど。

 しかし、昨日の夜、私はとんでもないことをしでかしたのです。

「修行中に仏を見たら殺せ、とは、もしかしてガイドにも言えるのではないだろうか」と思った私は、ナイフを持って、メローネに近づき、「メローネ」と呼んで、こっちを向かせたところを刺したのです。
 そうしたら、固い筋肉を貫く感覚が手から伝わってきました。と、同時に、メローネが体を折って、ごふ、と血を吐き出したのです。

 え!?耐刃繊維は!?防弾スーツは!?どうしてそれをすり抜けたの!?と思っていると同時に、私は初めて、「メローネが偽物でもいいから、今ここにいるメローネを助けなきゃ!なんでこんなことしちゃったんだろう!?ああ、血が止まらない!血が!」と思って、「ごめん、メローネ、ごめんね」とナイフの刺さっている傷口にすぐさまヒーリングの力を送り込みました。
 ナイフは、下手に抜いてはいけない、ということを覚えていたので、ひたすらヒーリングの力を送り続けていると、血にまみれた手で私の手を取り、いつもの自信に満ちた声ではなく、弱々しいかすれ声で、「大丈夫だ」と。そこで、私は、ナイフをぽきっと折って、ナイフの一部がメローネの体に混ざって溶けていくイメージを作りました。
 
 今思うと、とんだヤンデレだな!と思うのですが、何故か、正気に戻るまでの私は、「メローネが偽物なら殺さなくちゃ」と思い込んでおり、ナイフを抜き身で持ったまま、メローネに近づいたのです。
 それで、ようやくメローネがよろよろとまたいつもと同じ姿勢をとった時、私の目からぼろぼろ涙があふれてきました。
「ごめんなさい」「ごめんなさい」「どうせなら私も殺して」「もう離れるのは嫌だよ」と泣きじゃくる私に、片手で胸元に私の頭を引き寄せると、メローネは「わざと刺された。だから、大丈夫だ」と繰り返しました。
 
 落ち着いてから、話を聞くと、どうしてもスピリット界という所にいる以上、現実では見えない場所にいる。だから、私の最後の「疑い」を取り除く必要があったと。
「この世界が偽物でもいいから失いたくない」という気持ちを、呼び起こすために、耐刃繊維も防弾スーツもオフにして、無抵抗で刺されたのだそうです。それを理解した時、真っ白な光がメローネの後ろの壁からあふれ出てきて、私とメローネを包み込みました。
「愛のエネルギーだ。俺は、お前に信仰されたんだ。だから、俺はもっと力を強化できるようになった」とメローネは言いましたが、その時の私にはもう、その解釈が本物であるか偽物であるかはどうでも良い、と思いました。
 メローネがいてくれたら良い。それは、狂信に近い信仰であり、愛でした。
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