星月菩提樹のお数珠 | 魔法石の庭ver.2

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 お数珠が到着しましたよ!

 材質は、星月菩提樹(せいげつぼだいじゅ)と糸魚川翡翠……だそうです。でも、翡翠は、光に透けないし、翡翠じゃないかな?と思っています。なんかわざとらしい色だし……。

 でもまあ、私は星月菩提樹の方に興味があったので、結果オーライ。
 調べてみると、どうやらこれは木の実の一種らしいですね。ルドラクシャ(金剛菩提樹)と扱い方は同じく、放っておくとお米の虫が沸くことがあるので、箱や密封できるケースに保管するのがベストだそうです。
 この数珠は、木の箱に入って届きました。しかも、数珠屋さんが直々に書いてくれた手紙も一緒に。なんだか、こういうのって嬉しいですね。

 早速身に付けて(私はあえて首に掛けています)みると、なんか、可もなく不可もなくという感じ。特別に何かを感じられるわけではありません。
 まあ、数珠ってカウンターですしね。仏教で言うと、「数珠そのものに力が宿っている」ということはないそうです。あくまで、「力が宿ったとしたら、それはあなたが一生懸命祈ったからです」という考え方らしく。
 だから、数珠に「お祈りしてください!」とお寺に持って行っても、「お祈りはしますけど、それで特別なものになるということはありませんよ」と言われると思います。まあ、何も言わずお祈りしてくれる所もあるかもしれませんが。

 星月菩提樹ですが、これは僧侶の間でも人気のある材質です。
 何故かと言うと、お経を唱えれば唱えるほど指の油を吸って綺麗な飴色になるからだそうで。育てる楽しみってやつでしょうか。
 ただし、若い人が持つと、油が多いので、なかなか綺麗に飴色になってくれないこともあります。
 なので、わざと年を取るまで待っていて、それなりの地位になったら星月菩提樹を使う……という僧侶もいます。

 それほど、星月菩提樹を育てるということは魅力的なのですね。
 私は、もう若くもないのですが、年を取ったというほどでもない、微妙な年齢です。
 ついでに、油っ気も多くて、その割に頬や目の周りは乾燥したり、油田だったり砂漠だったり、私の体は地球そのものだ!という感じなのですが。

 数珠ですが、本来数珠というものは、自分の半身を意味すると言われています。
 そのため、数珠を貸すという行為は、たとえ親子間でもしてはいけないそうです。ただし、数珠を譲るという場合は別で、数珠を送ると、送った人と送られた人の幸徳は倍になるとされています。
 なので、親子だけでなく、師弟関係のある僧侶でも、数珠を譲ることはよくある話です。

 私の所属する宗派は、浄土真宗。
 お経を数える必要がないので、数珠も特に必要ないのですが、あるに越したことはないそうです。浄土真宗の本式数珠は、わざと数取りができないように、無限の字のように2つの輪が重なった数珠を用います。

 私は、それじゃ首にも手首にも掛けられないじゃん、つまんないじゃん、と思って、八宗用(真言宗の数珠がモチーフとされている)とかチベット密教とかヒンズー教の数珠しか持っていません。
 そもそも、檀家なんて結婚すれば変わりますしね。新興宗教とか、極度の宗教アレルギーという人とは、私は結婚できないと思いますが。だって、宗教楽しいですよ。新興宗教は、そりゃ私もどうかと思いますけど、昔から伝えられてきた歴史のある宗教は、調べれば調べるほど奥深くて面白いです。

 さて、私の星月ちゃん、なんかプラスチックっぽいです。軽くて、肌になじむ感じ。
 本当にプラスチック?とも疑ったのですが、数珠マニアンの人たちの見立てでは、「あそこの数珠はいいよね」ということで、プラスチックではなさそう。
 ただ、表面に何か塗ってある感じはしますね。これじゃ、油が染み込みません。しかし、星月菩提樹で実験した人がいて、バラバラにしたビーズをラッカーでじっくり弱火で炒めたら、なんと綺麗な飴色に!となったらしいです。
 
 他にも、「ただ単に使う気がしなくてしまっておいた星月菩提樹を虫干ししようと出して来たら、飴色になっていた」という話もあり、油と色が変わるという現象はまた別なのかもしれません。
 ふーむ……実に興味深い話です。
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