【オーストリア紀行14】カンカン照りのハルシュタット(Hallstatt)は飽和状態 | まるこブログ

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↑ このアングルの写真でお馴染みの、世界遺産の町ハルシュタット(Hallstatt)へ行った。


昨日は、コートにマフラーを巻いていた前日とは一転して、カンカン照り。

太陽の熱にジリジリ焼かれて、それだけで疲労困憊しそうな暑さだった。

この気温落差は、正直辛い^^;



それでも頑張って旅を続けてくれてるジジババ御一行を連れ、まずはバスでバートイシュルへ。

そこで今度はローカル鉄道に乗り換え、ハルシュタットへと向かった。


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↑ この鉄道に30分くらい乗る。

着いたハルシュタット駅からは、更に「渡し舟」で対岸の町まで10分。


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↑ 「世界一美しい湖畔の町」と讃えられるハルシュタットが近づいてくる。


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↑ 渡し舟は、中心の広場近くに接岸。




…と、自分の撮った写真を眺めても、本当に美しい湖、山、町並みなのだが、現実にあの場で感じたものは、少々違う。


とにかく、人が多過ぎ!!!…なのだ。



まず「渡し舟」からして、定員の倍は乗せていたと思う。

全く波立たない鏡のようなハルシュタット湖なので問題はないのかもしれないが、もしあれが海で、横波を受けたら、すぐに転覆してもおかしくないほどの満杯ぶり。

美しい風景を楽しむ…というより、山手線の車内もビックリな混雑に耐える…辛い気分の方が勝ってしまった(u.u;)


しかも乗客の90%は、いつも銀座を占拠している「爆買い」の同胞。


なんでもこの方々の国には、ハルシュタットそっくりの町が建設されて高級住宅地として売り出されているそうなので、「本家」?への旅は大人気なのも当然だ。

すでにいろいろ聞いていたので、ある程度は覚悟していたけれど、ここまで大量に押しかけられていたとは…ちょっと眩暈を覚える。



下船すると、中央の小さな広場も、メインの狭い道も、団体バスで直接乗り付けた観光客(←ほぼ爆買いな人々)で、すでに飽和状態。

池袋の地下街並みに混んでる。



ジジババ御一行からは、もう「帰りたい」の声。


いやいや、待ってくれ〜〜

まだ何にも観てないでしょうがーっ!!



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↑ とりあえず、湖畔ホテルのテラスで昼食を摂ることにした。

エリザベート皇妃の常宿だったという、ハルシュタットきっての高級ホテルなので、とりあえずここで機嫌を直してもらうしかない(汗)



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↑ 名物のイワナを食べた。

これはかなり美味しかったし、なにより席から眺める湖が美しく、やっと「来て良かった」の感想が出た。

やれやれである。




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昼食後、ケーブルカー乗り場まで歩く途中の道は、とても魅力的だった。


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↑ ただし、よほど人混みが切れる瞬間を狙って撮影しても、これくらいの人は写りこむ。



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↑ だから被写体は頭上に求めるしかない^^;

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ケーブルカーは、往復で €16-

なぜか、町の混雑とは比例せず、空いていた。


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高い所に上るのが大好きなジジババ御一行なので、ケーブルカーは大歓迎だ。



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絶景かな!!


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↑ ケーブルカーを降りて、更にエレベーターで展望橋へ♪


この橋が、人が歩くと微妙に揺れて、高所恐怖症ではない私でも、なんだか落ち着かない^^;



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↑ 更に先には、湖に突き出た展望台も。

この台は揺れないので安定感はあったけれど、下を覗き込むと足がすくんだ。



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↑ それでも根性で撮った、眼下のハルシュタット。





ハルシュタットは、確かに美しい町だった。

ただ、ほんとに何度も言って申し訳ないけれど、人が多過ぎ!

許容できる人数を遥かに超えた異常な数の観光客が溢れかえり、町を見にきたのか、人(←ほぼ爆買い)を見にきたのか、正直分からなくなる。


これを避ける為には、シーズンオフに来るとか、夕方に来て朝帰る…とか、なんらかの「ずらし」をしないとダメだと思った。