永遠の少女 | uguisuのブログ

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好きなモノ、ヒト、けしき、少しずつ。楽しくコラボしてくれるひと探し中。

いなくなってみて初めてわかるもの。

 
挨拶
ことば
景色や人
 
あって当たり前で
今そこにあるもの
 
 
そんなものに囲まれている時間そのものが
「今、この時」なのでしょうか。

 

 

 

 

 

 



「永遠の少女」
自慢の祖母が亡くなりました。
106歳でした

 

 

 

 

 

 

「草間彌生展」にかけて祖母の入院話をした時は→☆
その後すぐに退院しまして、

 

 

 

こんな彼女の手元と一緒に
「元気になりました」と
改めてご紹介するつもりでした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

退院直後に
お出かけついでに赤コーデでお洒落して
お見舞いに寄ったら

 

 

 

 

 

 


私がしていた真っ赤なリングを見て
「あらすてき!」
…というので軽い気持ちでプレゼントして

 

 

 

 

 

 


ブログネタにいいわーと
写真を撮った幸せなひとときが

つい昨日のよう。

 

 

 

 

 

 

 

急変して慌てて病院に行ったときは
まだ元気で、
ベットの上であの時の真っ赤なリングをつけていて
 
なんて可愛らしい人なのかしらと
手を握りました

 

 

 

 

 


リングをプレゼントした日、
ノートに刻名に自分の症状をメモしていて

 

 

 

 
ふと
「何から話せばいいかしらね・・・・」と
 
「私はもうすぐあちらへ行きます
少しずつ体が弱って、
これはもう私にとって理想的な形。
 
少しも思い残すことはないから
悲しまないでちょうだいね」

 

 

 

 

 
 
そう言われました。

 

 

家にいる時は
かっこ悪いからキライとずっと拒絶していた椅子を使って
ガンガン家中を移動して
笑いを誘うほどでした。

 

 

 

 

 

もう家ではベッドの上での生活にはなるけれど、
穏やかな時間を過ごして
もう少し余生を過ごして欲しかったです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

葬儀もすべて終わり、
今はそこかしこに彼女の名残があります

 

 

 

 

 

 
 
最後は眠るように息をひきとり、
とてもとてもきれいな表情でした。
 
棺にプレゼントしたノートを入れて
「あちら」へ持って行ってもらいました。

 

 

 

 

 

 

このブログでたまに祖母の様子をアップしようと思っていて
書いてもらっていたメッセージ。
 
 
 
「転生三度目の脂百合ですよ

 

「106歳4ヶ月の私の辞世の句。

110歳になっても変わらない辞世の句。

「脂百合」凄いネーミングだ。深山に自生する由。

わたしは「やにゆり」

句のテーマは常に「エロスと狂気」

但し「清く正しく美しく」のA子が半分密着しています

「うぐいす」の皆様わたしを視て下さってありがとう!!

 

 

 
 
 
生きること
旅立つこと
日々そこにある時間を過ごすこと
 
すべてが愛おしく
なんて素晴らしいことなのかと
しみじみ思っています。

 

 

本当に最期まで

カッコよく

可愛らしく

素敵な自慢の祖母でした。

 

 

 

 

「あちら」で祖母がこのブログを見ているでしょうなんて言い方は

きっと彼女は好きではないでしょう。
 
 
とっくに新しい場所で
新しいことに夢中になっていると思います
残された私の方が
早く大人にならなければ。

 

 

 
 
 
コメント欄はそのまま開けさせてもらいますが、
お返事はお許しください。

 

 

ここでみなさんに「永遠の少女」をご紹介できてよかった。

ありがとうございました。