インコの万年体調不良の原因が発覚。 | まりも日和

まりも日和

鳥好きライター、鳥類学講師、すずき莉萌の鳥好きブログ。
愛鳥家のみなさんにとって、ほんの少しためになる内容を目指します

ピヨシ5歳(♀)。


長期にわたる体調不良の原因が


いまさらながら明らかとなりました。



その原因とは・・・・・・・。





な、なんと、



チェストの中に入っていた衣類用の防虫剤のパックです。




ピヨシとぼんちゃんが入っているケージは、


子ども用のチェスト(低めのタンス)の上です。



その下段に、未開封の防虫剤の袋が入っていました。




あれ?もしかして?!と思ったのは、


同居のぼんちゃんも、便がゆるくなってきたからです。



ぼんちゃんは10歳と高齢なので、


どんなことがあっても不思議ではありませんが、


それにしても二羽がよく似た症状の軟便でしたので、


これは何かある!と思い、


チェストの中を整理してきたところ、


お徳用サイズの防虫剤大きめの防虫シートが出てきました。



未開封だとばかり思っていたのですが、


パックの封が切られた跡が・・・・・・・。



浴衣をしまう時にでも開けたのかもしれません。



さっそく、その袋は除去し


(鳥さんたちのいない別の部屋で使いました)


様子見を続けたところ、二羽の軟便は1週間もしないうちに落ち着きました。



今では健康そのもののキレイなフンをしています。



我が家では、


十姉妹やセキセイなどの小さな鳥さんたちには特に、


食餌には気をつかっています。



食べ物からの影響をとても受けやすいというか、


急変しやすく、その後のリカバリーも難しいと感じているので、


珍しいもの、かわったものは一切、与えていません。




そのため、この微妙な体調不良が不思議でなりませんでした。



少しでも匂いがしていればもっと早く気付けたと思うのですが、


まったく匂いがしない無臭タイプの防虫剤って怖いですね。



今回の原因となった防虫剤はピレスロイド化合物の使われたものでした。


ピレスロイドは、昆虫に対して神経作用があり、


人間でも目、鼻、のどなどの粘膜を刺激し、さらに悪化すると頭痛、


めまい、耳鳴り、嘔吐などの症状を引き起こすそうです。



人に影響を与えるくらいですから、小鳥にはテキメンですよね。


申しわけないことをしました・・・・・・。



昔ながらの樟脳(しょうのう)が比較的安全らしいです。



ダメなわたしを反面教師として、鳥飼いのみなさん、


ぜひ参考にしてください。。。。