設計(9)Wisdom Rescue | クラスタ民主主義システム研究室

クラスタ民主主義システム研究室

☆学習とディベート☆ ☆ネットワークデモクラシーを夢みて☆ 
☆教育ディベートを推進しよう☆ ☆「complex system」で思考してみよう☆「ネットワークデモクラシー(Demoex)研究室」からタイトル改題しました。 

今日はちょっと立ち止まってみることにします。


最近、どうも黒とオレンジが続いてやってきます。



B90
http://www.aura-soma.co.jp/




この色合いはオーラソーマでは90番のボトルで、ゴールドとディープマジェンダの組合せに近いですね。このオーラソーマが示す御神籤には何を学んだら良いのでしょうかf^_^;


この90番はウィズダム・レスキュー(Wisdom Rescue)と呼ばれています。光と闇を色で表せば、光はゴールドで闇は深紅なのでしょう。色合いには決まった補色関係がありますし、色と感情は繋がっていて、色で反応する脳の部位と色合いは対応しているんでしょうね。


色彩で感情や心理の状況や変化を表現する手法としてオーラソーマは有用だと思います。


その色合いの中心は、やはり光と闇と言えるでしょう。


光と闇は、実は毎日繰り返しています。眠ると闇で起きると光です。


内なる知恵の出現と、無の中に沈むヒーリング、その繰り返しなわけです。


この繰り返しはもっと大きなスケールでも起こります。


人が胎内から生まれ出るときも闇から光の中に出てきますし、光から闇に戻る時は死ぬときでもあります。


この光と闇に代表される「色彩」をシステム化に組み込む必要があるでしょうね。


オーラソーマの色彩や絵や映像のイメージで論理と直観を繋げることができるはずです。




では、色彩の「光と闇」に対応する感情は何になるのでしょう?


生れ出ると、まず最初に、母は子を可愛がり愛おしむ、子は母を慕い求める。この辺りに光と闇に呼応する感情を設定したら良いと思います。


その生まれた瞬間には、泣くか笑うか、求めるか満たされるか、好きか嫌か、居心地が良いか悪いか、平和か混乱かといった原点があります。


動と静、+と-、快と不快、表と裏といった感情の動きを光と闇に対応させると良いでしょう。まずは基本的な感情について取り扱い、その後に感情の種類を増やしていくことを試みることにします。



立方体


そして、こうした対応は「対」になっているわけで、その対のシステムを具象化する仕組みが必要で、どうしても複数の表裏が必要ですから、立方体を使って「対」をイメージ化すると良いと思っています。サイコロで言えば、1と6が対応している様なメカニズムになるはずです。


これはディベートの論理的思考でも同様です。肯定と否定の「対」で思考していきます…。そして、表の肯定を論じれば裏の否定を類推することができますし、双方の相克を修行することもできます。




こうした人の意志や心の動態を解析していくためには、人の個々と集団との関係性も取り込んでおく必要があるでしょう。人間は社会を営む動物ですから「個」と「公」に関しても反映させなければいけません。


滅私奉公、克己殉公、克己共生(共立)、これが自己と公共の関係性であり、ここにも「対」がある…


こうして人の心の中は「対」の相克の繰り返しで出来ています。この「対」をシステムに組み込む必要があるわけで「対」の相克の繰り返しを立方体の裏返る回転で表すと良さそうです。


システムの表層の一階層下(水面下)でメカニズムを機能させておかないといけないわけでオーラソーマも同様の設計になっているように思います。


このようにして論理・直観・感情を繋げる仕組みができれば、その仕組みを利用する人々の心理と論理を調整できるでしょうし、己の内面と公との関係性を調整し社会への適応力を身に付けることができるでしょう。




創造主が創り出した精神は神の言葉を紡ぎ出しますし、その言葉は文や論理と同じことでしょう。


言葉にする以前に在るイメージをそのまま画像や映像で表現すれば分類しやすくなるはずですし、記憶に残りやすく全体を表現したり見渡したりする際に役立つはずです。


言葉(論理)を集積し、その論拠と判断を集積し、分類して、その全体像を理解できるようにする…


こうして全体像を描く手法はマンダラやランゴリを描くことと同じなので、紋様で象徴化したり、写真でイメージ化したり、ハニカム構造で視覚化したりすることが全体の理解に役立つはずです。また、全てを一覧できるように地図化したり印刷してファイリングしたりページ化したりするような工夫も必要だと思います。




こうした、分かる事、分ける事、分かれる事は、相似していて、生命の動態の基本のような気がします。


細胞は二つに分かれ、四つ八つへと分かれていき、分かれて違うものになっていくことで多細胞生物は出来上がるのですから、人間が分かれ続けて社会が出来上がる時にも生命が分化を繰り返して世界を構築する時にも、分かれることが重要であり、分離、分割、分類、分担をサポートするようなシステムができれば…と思います。


構成する要素が分かれていく上では、アポトーシスも必要であり、双方が影響し合いながら分かれていくような場が必要になりますし、階層化や機能分化が求められます。その過程で仲間を見つめグループ化していくことになります。


世の人々が社会や組織集団から逃れていてばかりでは社会は機能しません。また、民族や国家や宗教団体などという狭小な境界線内でばかり活動し「公」という全体を認識せず利己的に活動していては世界全体の調和が失われていきます。


だからこそ、自由にさせるのではなく、克己させ共立させるシステムが必要でしょう。


自由にしていれば全てが上手くいくようには世の中は出来ていません。


にもかかわらず現代の人類は自分達は自由を謳歌しながら他者達の自由を奪い利用しようとします。


自由を最優先する世界では社会が機能しないことを私たちは現代社会から学んだはずです。


朝の光の中に新たに生まれ、夜の闇の中で無へと沈む…


その繰り返しが日常であり人生であり生命の営みです。


生者必滅を知り、光から闇へ、闇から光へ…


夜の闇の中で無我の原点に回帰できたら…


そして己の中の論理を正しく分類できたら…


そこからビッグデータを集積し解析できたら…


きっと部分と全体の関係性を調整できると思います。


ウサギ